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小説 神秘アンチエイジング&エロス 196 笑い声 [小説 神秘アンチエイジング&エロス]

店員がまるで男たちと結託して瑛次をもてあそんでいるようにすら感じる。
「やかましい、黙れ!」と叫びたいほど苛立っているが、今ここで大声を上げるわけにもいかない。
小さな声で、「何もない、何もない」と言うくらいしかできない。
しかし店員は今の瑛次の胸の内など推し量る様子もない。
「ホント、何にもないんですか~」
声はより張りが出てき、トーンもさらに上がる。
「何もないよ。今日はもういいからさ」
「え~、怪しいなあ」
五人の男たちの笑い声が耳に入る。

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。

95万アクセス突破。ありがとうございます。 [末尾ルコ(アルベール)より]

またまたまた5万アクセスずつという慣例に従いご報告を。

昨日、95万アクセスを突破しておりました。(since 2008年10月)
どうもありがとうございます。

て言うか、「90万アクセス」のときに「since 2009年10月」と書いてたような。
2009年って、去年ですよね。
今年2010年だから、2009年は去年だ。

そう、あれは「since 2008年10月」の間違いでした。
ごめんなさい。

かように数字に弱いわたしですが(←弱過ぎだろ!)、今後ともよろしくです(^_-)-☆

                  
                         末尾ルコ(アルベール)

愛しいシワ     「人のセックスを笑うな」山崎ナオコ―ラ [ルコ的読書]

小説は美術の専門学校に通う「オレ」と、その学校で講師を務めるニ十歳年上のユリの恋愛を描いたものだ。
無駄な要素を極力省いた文体には思い入れたっぷりのベタついた描写など一切ない。
その代わりでもないが、随所にシャープで美しい文章を見つけることができる。
次の部分は誰もが恋しているときに持つ感覚、ふつうなら欠点となりそうなことも愛しく見える感覚を端的に表している。


ユリは睫毛(まつげ)のかわいい女だ。それから目じりのシワもかわいい。なにせオレよりニ十歳年上なので、シワなんてものもあったのだ。あの、笑ったときにできるシワはかわいかったな。手を伸ばして触ると、指先に楽しさが移るようだった。

          「人のセックスを笑うな」山崎ナオコ―ラ

もちろんこのユリは、誰から見てもかわいい「シワ」を持っていたのかもしれないが。

吉高由里子VS北川景子のグリコアイスクリーム対決か?「Palitte」と「パナップ」。4月新ドラマ、壇れいの「八日目の蝉」。 [吉高由里子]

吉高由里子の新CMというのは、江崎グリコの「パナップ」である。
「パナップ」と言えば、もちろんアイスクリーム。
アイスクリームと言えば、北川景子の「Palitte」!
これもグリコのアイスクリームである。
つまり吉高由里子と北川景子のグリコアイスクリーム対決となるわけだ。
などと、無理やり盛り上げるのもまたよしである。(微笑)

「ヤンキー君とメガネちゃん」が注目の4月開始新テレビドラマであるが、壇れい主演の「八日目の蝉」にも注目したい。
なぜ注目するのか?
それは壇れい主演だからである。(笑)

「チャーリーとチョコレート工場」ティム・バートン監督 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「チャーリーとチョコレート工場」ティム・バートン監督

近年のティム・バートン作品の中ではこの映画が一番印象深い。なぜかと考えて、ふと思いついたのが「子ども向け」という言葉だ。つまり「チャーリー~」は「子ども向け」だと思って観たら、かなりエグイ。他の作品は「大人向け」にしては、エグさが足りなく思える。映画の印象には、そうした「あらかじめの予想」も関わってくるわけだ。

5点

パリ・オペラ座バレエ団 「最高」の存在 その③ 3月19日「ジゼル」ドロテ・ジルベールとマチアス・エイマン [愛とバレエ]

コール・ド・バレエ。
つまりバレエの演目の中の群舞。
主役でもなければ、準主役でもないダンサーたちが揃って踊るのがコール・ド・バレエだ。
バレエファンであれば、「コールド」と略して呼ぶことも多い。

コール・ド・バレエが楽しめるかどうか。
これがバレエカンパニーの力を表す大きなポイントとなる。
バレエ鑑賞歴も長くなってきたわたしは、実は世界的カンパニーのコールドでも退屈することが少なくない。
多くのバレエ団はコール・ド・バレエを「見せ場」にすることができていないのだ。

ところがパリ・オペラ座バレエ団、3月19日の「ジゼル」。
約2時間の間、1秒足りと緊張感は途切れない。
それどころか、わたしの肌はコール・ド・バレエを観ながら、何度も何度も鳥肌を作っていく。