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小説 神秘アンチエイジング&エロス 178 暗雲 [小説 神秘アンチエイジング&エロス]

未来軒へ行くときにワクワクするわけではないが、小さいけれど充実感はある。
ところが今夜はそれがまったくない。
多くのことが瑛次の心に覆いかぶさっているが、それはあまりに大きく複雑でとても実態をつかみきれるものではない。
範囲の全く見当のつかない暗雲に包まれている感じ。
あまりに茫漠とし過ぎていて、何かに包まれているという実感も、実は瑛次にあるかどうかはっきりしない。
湿気に包まれた夜道ははっきり見えていても、瑛次には自分の心を見ることはできていなかった。

※この作品の中には現実のアンチエイジング方法や健康法などが出てきますが、その作品中で言及される効果などに関してはあくまで小説上のできごと、つまりフィクションであるとお考えください。
実際の効果には、個人差などがあるものだと思われます。
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確定申告e-Tax とわたし その壱 [生と死のためのアート]

いやいやはやはや・・。
わたしはホントに事務的なことが苦手な人間である。
と言うよりも、数字が絡むもの全て苦手である。
一ケタの足し算なら暗算でできる。
しかし二ケタとなると、もう怪しい。
事務的な用事が多いとき、心身ともに低調になるのは決して気のせいではない。
そんなわたしが確定申告をしなければならないとは、あまりに酷ではないか。
とは言え、しないと余計ややこしい事態を招くのでもちろんするのだけれど、気が重いのである、考えるだけで。


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「評価される側」の気持ち   「美術手帖」2009.12 ARTIST INTERVIEW ウィリアム・ケントリッジ William Kentridge [ルコ的読書]

表現者、創作者・・まあ芸術家、アーティスト、作家、音楽家、他にも呼び方はあるだろうが、作品を創る人間、そして自己満足に終わるのでなく、「人」に見せるのであれば、「どう見てくれるのか」と言う避けて通れない過程がある。
「わたしの作品を気に入ってくれるだろうか」「どう評価されるだろうか」「正当に評価されるだろうか」・・作品を他者の目に委ねるのであれば、誰しも不安に思う点だ。
ウィリアム・ケントリッジ William Kentridgeはその点について次のような考えを披露している。


ケントリッジ

それが誤読のように見えたとしても、それは何らかの建設的な形で誤解されているはずだと思います。

       「美術手帖」2009.12 ARTIST INTERVIEW

実にポジティブな考えであり、その通りであってほしいのだが、現実は必ずしもそうならないのがツライところだ。


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本日は「2010(第33回)日本アカデミー賞」。去年吉高由里子が言った言葉。 [吉高由里子]

さていよいよ(?)本日が「2010(第33回)日本アカデミー賞」当日である。
このところ毎日「2010(第33回)日本アカデミー賞」を応援(?)しているが、日本アカデミー賞協会ならび日本テレビからいまだ例のひと言もない。
まったくけしからん団体である・・・などということを考えるわたしではありません(ふふふ)。

さて去年は「おくりびと」が席巻した日本アカデミー賞。
そんな中、吉高由里子が新ジョンしょうの一人としてステージにいたわけだ。
その時の吉高由里子の言葉を覚えているだろうか。

吉高由里子はこう言った。

「人に感謝します」
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「キサラギ」佐藤祐市監督 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「キサラギ」佐藤祐市監督

意外にも(?)かなりおもしろかった。室内劇で、しかもかなりの大芝居が予想できるものだからやや敬遠していたが、撮り方に変化があって上手く、映像的にも退屈しない。ストーリーもギャグも無難にまとめている。

6点

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浅田真央と芸能界とスポーツ選手 [生と死のためのアート]

モロゾフが渋谷ギャルのコーチを・・などと考えていて、それにしても浅田真央のような19歳が今の日本にいることが不思議でもあり、嬉しくもある。
これだけ曲がったところのない人間って、そうそういるもんじゃない。
スポーツ選手でも、どうもセコく目立ちたいとか、最初から「引退後は芸能界狙い」とかそんな手合いが多い中、浅田真央の目は「スポーツ」からブレることがない。
もちろん引退すれば、芸能界は放っておかないのだろうけれど、そうなったところで、芸能界にすり寄っていく凡百のスポーツ選手とはまったく意味が違う。
スポーツ選手が「芸能界」と言っても、普通はせいぜい安っぽいバラエティに出演するだけのことで、そんなことくらいならまったくマスメディアから姿を消す方がずっとカッコいいとわたしなどは思うけれど、そんな感覚を持つ人間は、まあ滅多にいないようだ。

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