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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌113日目~俳優ロバート・レッドフォード引退~かつて日本人はアラン・ドロンとライバルと思い込んでいた、その理由は? [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画の話題」

1月22日(水)手術後309日目
退院後114日目

かつて日本では、ロバート・レッドフォードとアラン・ドロンを「ライバル」と信じていた人たちがかなり多くいたんです。
そして当然その時代は日本人のほとんどが、ロバート・レッドフォードもアラン・ドロンも知っていた。
特にアラン・ドロン。
日本国民の間にとてつもない浸透度でした。
当時も「アラン・ドロンはフランスでは人気がない」とか言ってる人がいたけれど、とんでもない。
アラン・ドロンはフランスでも大スターです。
ただ、日本での「ドロンだけ異常人気」ということはなく、フランスでは当然ながら、ジャン・ポール・ベルモンド、リノ・ヴァンチュラ、ジャン・ルイ・トランティニャン、ィヴィ・モンタンらも大スターだったということ。
今挙げた人たちの中では、特にリノ・ヴァンチュラなんか日本ではごく一部のフランス映画好き中心の人気でしかなかった。
これはフランスに限らずハリウッドの大スターでも日本で人気が出る出ない、他国とかなり違うんです。
例えばフランスではダニエル・オートゥィユなんて、日本ではフランス映画好きにしか知られてないに等しい。
素晴らしい作品に出演し続けた大スター、名優中の名優の一人です。
まあ現在は多くの日本人が外国文化に対する興味を無くしていますので、かつての時代と比べても仕方ない。
でも外国映画を観ると、本当にいろんないいものが身に付くんですけどね。

で、ロバート・レッドフォードとアラン・ドロンはライバルだったためしはないのですが、なずか日本ではそう思い込んでいる人が多かった。
その理由はもちろん、「メディアの取り上げ方」なんですね。
洋画雑誌『スクリーン』や『ロードショー』、あるいはその他メディアで、「美男俳優」の代名詞として「アラン・ドロン」「ロバート・レッドフォード」は当然のごとく、しょっちゅう同列で取り上げられていた。
これでは一般日本人が二人を「外国人美男俳優のライバル関係にある」と思い込んでも仕方ないところはあります。
でももちろん二人はライバルではありません。
フランスの大スターとハリウッドの大スターではあまりにスケールが違い過ぎる。
現在でもハリウッドスターは、「本物のワールドワイド」なのですが、レッドフォード全盛期は今よりもさらにハリウッドスターの影響力が強かった。
レッドフォードがドロンのことを知っていたかどうかは分かりませんが、レッドフォードにとってアラン・ドロンは、「眼中に入らない存在」で間違いなかったでしょう。

そんな二人を「ライバル」と思い込んでいる日本人が多かったなんて、おもしろいでしょう。
ただこれは「スタートしてのスケール」にフォーカスしてのお話であって、俳優としてのクオリティは別問題です。
わたしは二人とも大好きですよ。

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●山田姉妹へのメッセージ「『歌っていいだろう』 [「言葉」による革命]

●山田姉妹へのメッセージ「『歌っていいだろう』

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を磨くレッスン」

『歌っていいだろう』は本当に充実した内容でした。大大大スターの加山雄三さんとお二人が膝を交えてトークしておられる。お二人の熱烈な信奉者であるわたしにとって、譬えようもなく嬉しい時間でした。しっかりお話できて、しっかりご歌唱できる・・・このような番組へ、今年はもっともっとご出演くださると、この上ない幸せです。

●「言葉を語れ
美のように
戦士のように」





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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年1月24日 [愛の景色]

いやいや、
いつもわたしの情熱を
密かに愉しませてくれている君

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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌112日目~意外と愉しめた『SUNNY 強い気持ち・強い愛』、広瀬すず、小池栄子らのパフォーマンスはどうだったか? [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画の話題」

1月21日(火)手術後308日目
退院後113日目

最近案外おもしろかった日本映画が『SUNNY 強い気持ち・強い愛』で、韓国映画のリメイクだというけれど、そちらの方は観てないので比較はできない。
日本版は大根仁が監督で、『モテキ』や『バクマン。』などよりは愉しめた。
ま、大根作品も気が進んでないものはまだ観てないが。
『SUNNY』は高校時代に「SUNNY」というユニットを組んでいた女性たちが中年となり、その中のリーダーだった人物が末期癌に犯され、「昔の仲間に会いたい」と願う。
その願いを叶えるために主人公の篠原涼子(高校時代は広瀬すず)がかつての仲間たちを探し始めるというストーリーだが、まず高校時代がルーズソックス最盛期の90年代に設定されており、その当時の狂騒的雰囲気が勢いよく描かれている。
さらに、まああり勝ちとは言えるけれど、高校時代の彼女たちはそれぞれが胸に大きな不安や不満を抱えているのであり、さらに大人になった彼女たちは誰一人高校時代に思い描いた自分にはなっていない・・・そうしたこともしっかり描かれているのは好感が持てた。

そして広瀬すずが実によかった。
個人的趣味としては、姉の広瀬アリスの方が好きなのだけれど、言うまでもなく女優としての実績・ポテンシャルはすずがかなり上でしょう。
まあ10年後にどうなっているかは分かりませんが。
ただ広瀬すずにしてもメディアの扱いによりそのイメージが膨張しているのであって、現在まで(これだ!)という役があるわけではない。
メディア的にはNHK朝ドラ主演が代表作だ・・・となるのだろうけれど、「朝ドラ主演が代表作」じゃいけないと思いますよ。
朝ドラを否定しているわけではなく、おもしろい作品もあるのだろうけれど、朝ドラ、そして大河もそうだけれど、こうしたテレビドラマは人間性の本質を掘り下げたり、芸術性を追究したり、あるいは娯楽性を極めようとしたりするものではありませんから。
というわけで、現在(令和2年1月)までのところわたしの観た範囲では、広瀬すずのベストパフォーマンスは、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』です。

あと、『SUNNY~』には「大人になったSUNNYメンバー」として、篠原涼子、小池栄子、渡辺直美、ともさかりえが出演していたのだけれど、この中では図抜けて小池栄子が光っていた。
この人、夫(坂田亘)がちょっとあれなのだけれど、かつて中野翠をして、「谷崎潤一郎作品のヒロインをやらせたい」といった趣旨のことを言わしめた(書かしめた)だけはあります。
あれは『痴人の愛』だったかな。

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●末尾ルコ「映画へのフラグメント」~アニエス・バルダ [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「映画へのフラグメント」~アニエス・バルダ

ここではわたしが既に鑑賞しているアニエス・ヴァルダ映画の中で、特に印象的だったものを挙げておこう。

『5時から7時までのクレオ』
『幸福』
『歌う女・歌わない女』
『冬の旅』
『ジャック・ドゥミの少年期』

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年1月23日 [愛の景色]

君へ手を振る
イヤリングを見て重心が安定する
新鮮な面立ちと笑顔に惹かれる
白いシャツを着た後ろ姿に惚れ惚れする
君と預金についての話をするのも愉し

君に関しての話ににんまりして温まる
「毎日心に浮かべていると言っておきますから」

そして
あなたは?


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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌111日目~『麒麟がくる」のカラフル衣装はどうなのか?~この1月、けっこうテレビドラマを観ている理由は? [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画の話題」

1月20日(月)手術後307日目
退院後112日目

この1月から始まった連続テレビドラマをかっこう観ている。
別にテレビドラマが好きになったわけではない。
観てはいるけれど、(あ~、相変わらずだな)という感はより深まるだけ。
例えばNHK大河の『麒麟がくる』。
視聴者からは出演者たちのカラフルな衣装について賛否両論だったというけれど。
 ↓
麒麟がくる、極彩色に賛否「明るい」「目チカチカ」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200119-01191066-nksports-ent
 ↑
「実は当時はあんなカラフルな服装だったんだよ」と言われたら、わたしは専門家ではないから言い返す言葉がない。
でも歴史学って、正解の出ない過去の出来事をあ~でもないこ~でもないと言い続ける学問だから、当時の風俗などはある程度以上勝手に想像する自由は誰にでもあるとも言える。
だからまあ大河ドラマでどんな風に描こうと勝手だけれど、何百年も前に人間を現代に引き寄せて描くのはやはり大いに違和感がある。
毎回目に余るほのぼのシーンとか・・・いや、ドラマの狙いが最初から「お笑い時代劇」ならそれもありだろうが、そうではないだろう。
『麒麟がくる』の第一話であれば、やたら爽やかで熱血な明智光秀とか、起きたら部屋の中に鉄砲があり、喜んでぴょ~んと跳ねる明智光秀とか・・・。
いや、もちろん明智光秀とはそんな人物だったのかもしれないが(笑)、わたしにとっては『麒麟がくる』第1話の描写は違和感しかなかった。

あと、民放地上波の連続ドラマもいくつか観ているけれど、どうして現在そういうことになっているかと言えば、実は「毎日3回食事する」習慣となったからなのだ。
つまり我が家は食事をする時にテレビをつけている習慣があるのだけれど(お行儀がいいとは言えないが)、かつての「1日2食」から3食になったことで、自然テレビをつけている時間が増えた。
けれど食事時間にただてれびをつけていてもロクでもない番組しか放送してない確率が高いから、ならばドラマでも録画しておいて流しておこうということである。
まあ『麒麟がくる』は主演の長谷川博己は割と好きなのですな。
それと、映画は当然ながら食事中には観ない。
集中して観るべきものですからね、映画は。
逆にテレビドラマは、(集中してどうする!)という感じで(笑)、こんな書き方をするとテレビドラマがお好きな方々は気を悪くするのだろうけれど、クオリティ的にはそういうものでしょう。
大河を含めテレビドラマの映像を「綺麗だった」という感想も目にするけれど、「小奇麗」と「美しい」は違うのですな。
もちろんテレビドラマ、おもしろいものもあります。
けれど映画のおもしろさやクオリティとはまったく質を異にしているものなのですね。

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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌110日目~新年一本目シェルタリング・スカイ』を、独りで酒飲みながらの鑑賞のケアマネさんのライフスタイルがグー!~2020年アカデミー賞予想だけでなく、やはりロバート・デ・ニーロ! [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画の話題」

●1月19日(日)手術後306日目
退院後111日目

またちょっと母がお世話になっているケアマネさんのお話ですが、彼女は新年、ご主人と子どもさんが出かけて自宅で一人の時に、(新年一本目は何の映画にしようか)と思案した上で、わたしとの会話の中に出て来たベルナルド・ベルトルッチ監督の『シェルタリング・スカイ』に決めたということでした。
そして新年の何日目かまでは聞かなかったですが、その日は酒を用意して一人で『シェルタリング・スカイ』を鑑賞・・・いいですね、このようなライフスタイル。
家族といる時もきっとたのしく過ごしているのだろうけれど、独りでもいろんな愉しみを持っている方だなあと。

人との関わりって本当に大事だと思います。
それは母の入院以来、骨身に沁みて分かりました。
ただ同時に、「独りでいる時間」「独りで愉しめること」もとても大切だというのはわたしの以前からの人生哲学の一つです。
今はいつも母と一緒で、ただ手伝ってくれている者がおりまして、その人がいる時はほんの少し、「独りの時間」を持ちますが、とても貴重な時間です。
もちろん母と一緒の時間はいくらあってもかまわない、そりゃあしんどいこともあるけれど、同時にとても愉しい時間、この上ない時間です。
けれどほんの少しでも独りの時間があればとても貴重。
それとですね、これはまたじっくりお話していきますが、「母だけ」あるいは「わたしだけ」という状態で人に会うのと、「母とわたし」で人に会うのとではまったく違う雰囲気、そして「空間と時間」が生まれる。
これは予想していたけれど、予想以上です。

「空間と時間」・・・これ、わたしの思考と活動上、最重要キーワードの一つです。
そしてどなたの人生にとっても極めて価値あるキーワードとなるはずです。
心に留めておいてくださいね。

・・・

さて米アカデミー賞、今年の2大超話題作は『ジョーカー』と『アイリッシュマン』だけれど、おっと、どちらもロバート・デ・ニーロ出演作じゃねえかい!
もちろんこの2作以外に受賞が集中する可能性もあり得ます。
それにしても『アイリッシュマン』はロバート・デ・ニーロ主演。
『ジョーカー』は助演ながら、作品全体があたかもデ・ニーロへのオマージュのようにも感じられる。
ここへ来て、デ・ニーロ完全復活である!・・・とは叫ばない。
復活も再生もない。
わたしにとって少なくともある時以来、

「ロバート・デ・ニーロはいつだってロバート・デ・ニーロであり続けている」

(そんなの当然だろ!)だって?

ところがけっこう「当然」じゃない時期もあった。

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