SSブログ

極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年1月14日 [愛の景色]

モノクロのポートレイト
その下は、
薫り立ちしかも
破綻の無い麗しき
ライン

nice!(8) 
共通テーマ:アート

●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌102日目~「わたしを見つけてくれて、有難う」~『今夜ロマンス劇場で』綾瀬はるか切実さの理由。~「映画の話」の快楽。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画の話題」

1月11日(土)手術後298日目
退院後103日目

スカーレット・オハラは、「二度と家族を飢えさせはしません」と言った。

TheClash
https://www.youtube.com/watch?v=TNCwhnUIguw  

・・・

「わたしを見つけてくれて、有難う」

『今夜ロマンス劇場で』で綾瀬はるかが、特に終盤この言葉を発する。

「わたしを見つけてくれて、有難う」

いいキーワードだと思う。

『今夜ロマンス劇場で』の中で綾瀬はるかは「過去(モノクロ時代)の映画スター」。
かつては映画館に大観衆を集めていたけれど、今では忘れられている存在。
同作品の中で柄本明は
「後に残る映画はごく僅か。ほとんどの映画は忘れられていく」と言う。
忘れられた者の孤独・・・人間社会の中で遠い昔から普遍的なテーマの一つがここにある。
忘れられた者、忘れられゆく者の孤独。
だから綾瀬はるかの
「わたしを見つけてくれて、有難う」という言葉が切実に心に迫る。
しかもそれはきっと、「綾瀬はるかが言う」から切実さはいや増す…少なくとも今の日本では。

ホリプロの綾瀬はるかのページである。
https://www.horipro.co.jp/ayaseharuka/

趣味は「映画鑑賞」となっている。

綾瀬はるかは今までどんな映画を観て、どんな映画に心を動かされて来たのか・・・そんな話をじっくり聴く、あるいは読む機会がほしい。

例えば今台頭してきている玉城ティナは、10代の頃からラース・フォン・トリアーの映画が好きだったという。
わたしは取り立ててラース・フォン・トリアーのファンではないけれど、こういう話を目にすると嬉しくなる。
力む必要はないけれど、しかしわたしは心底映画、そして俳優という仕事、表現活動を愛している人たちが好きなのだ。

映画監督たちが過去のどんな映画が好きで、どんな映画に影響を与えられてきたかなどの話は比較的よく目にする。
しかし俳優たちのそうした話は案外目にも耳にもしないのだ
本当は俳優たちもそうした話に飢えていて、もちろん仲間うちではしているだろうけれど、メディアの前でも語りたいと思っているのだろうが。

母がお世話になっているケアマネさんが映画大好き、映画の話大好きだというお話は何度もしている。
幸いこのところわたしの周囲に「映画の話ができる人」が増えつつある。



・・・

この記事は要するに「朝ドラマで観た人が大島優子を褒めている」という内容なのだけれど、そしてそういう人がいてもいいけれど、そういう人が多過ぎるのです。
朝ドラマや大河へでなきゃ、その俳優を認識できない人たちが。


「AKB臭」消えた大島優子 地味なおばさん役に評価がうなぎのぼり

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191223-00000013-sasahi-ent&p=1


nice!(19)  コメント(2) 
共通テーマ:アート