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●末尾ルコ かつて語ったシャルロット・コルデー 1 [「言葉」による革命]

藤本ひとみの『天使と呼ばれた悪女』について続けますと、シャルロット・コルデーという女性暗殺者はフランス革命という世界史上でも「派手」という意味では屈指の歴史的事件の真っ只中に登場し、しかも恐怖政治を強行して実質的に革命の主導権を握っていたジャコバン派で「人民の友」と崇められていたジャン・ポール・マラーをあまりに衝撃的に殺害したことで名を残している。
もちろんシャルロット・コルデーが20代半ばの女性だったことも、多くの人々のロマンティシズムに訴えかけた。

タグ:アート 歴史
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2021年2月7日 [愛の景色]

本来、(何もなかった)はずだった
そのはずがこれはまったく今
意外な状況だ、これは


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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌486日目~もみあげも嬉しい渡哲也『ザ・ゴキブリ』の爽快なアクションシーン。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

2月4日(火)手術後677日目 退院後477日目

渡哲也にはさほど縁が無いし、石原軍団とか、子どもの頃は『太陽にほえろ!』も観ていたけれど、やはり「ジーパン刑事」の松田優作ですね。
『太陽にほえろ!』の頃の石原裕次郎は既にいささか脂ぎった中年という風情で、子どもが憧れるような存在ではなかった。
後年、石原裕次郎の若き日の映画も観たけれど、わたしの好みの男優ではないのですね、今のところは。
オールドタイマーの男優であれば、何と言っても市川雷蔵、そして森雅之、三船敏郎、高倉健、池部良、仲代達矢らが好きですわ。
あ、仲代達矢は現役ですね。
凄いですねやはり、仲代達矢。
それより後の世代では、何と言っても松田優作、そして原田芳雄ら。
まあこの二人を愛する映画ファンは当然ながら絶大ですよね。
あ、もちろん高倉健も。

渡哲也のお話に戻りますと、映画スター時代の彼の作品を観る機会はあまりなかったし、テレビの『西部警察』とかはまったく観てませんでした。

で、WOWOWで渡哲也主演の『ゴキブリ刑事』『ザ・ゴキブリ』を放送したので鑑賞してみた。
漫画が原作で、『ゴキブリ刑事』が1作目で、『ザ・ゴキブリ』が2作目のシリーズ映画。
どちらも1973年の公開だから、渡哲也30代前半の作品ということになります。

犯罪者を「ゴキブリ」と呼び、自らをも「ゴキブリ」と名乗るから『ゴキブリ刑事』なのだそうですが、漫画原作でしかもそれを90分程度の映画にしているから、上映時間は一直線のシンプルなストーリーライン。
渡哲也、若くてしかももみあげだかなんだか分からない、いかにも漫画風のヘアスタイルです。
何つーのかな、そのまま『ゴルゴ13』を演じてもおかしくない容貌と雰囲気ですな。

で、映画のクオリティですが、1作目『ゴキブリ刑事』は(う~ん)という内容だったけれど、『ザ・ゴキブリ』はなかなかおもしろかった。
アクション映画としてとても工夫されています。
もちろん当時の日本映画でしかもB級のスケール、予算ですから、お金のかかった撮影ができません。
しかしお金をかけられない中で、(おもしろいアクション映画を作ってやるぞ!)という気概を感じられるし、その気概が十分に作品に反映されている。
冒頭の渡哲也と悪党(笑)のシンプルながら危険を伴う殴り合いから始まって、公道で車の屋根に人を乗せたまま走るカーチェイス、モーターボート(っつうんですかね)二艘による水上のチェイスなど、(頑張ってるな)との同情票ではなく、一本のアクション映画作品として十分に愉しめるクオリティとなっています。

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