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●末尾ルコかつて語った 選定 オルガ・キュリレンコ出演映画トップ10. [「言葉」による革命]

『ロープ 戦場の生命線』に出演しているオルガ・キュリレンコ。
わたしは映画『薬指の標本』を観て以来この人のファンであり続けている。
小川洋子原作の『薬指の標本』だが、本来は日本でしっかりと映像化されるべき「ぬめっとした恥辱の快感・エロティシズム」が描かれているのだが、どだい現在の日本では不可能な境地なのである。

1『薬指の標本』
2『故郷よ』
3『パリ、ジュテーム』
4『ロープ 戦場の生命線』
5『ある天文学者の恋文』
6『その女諜報員 アレックス』
7『オブリビオン』
8『ディバイナー 戦禍に光を求めて』
9『007慰めの報酬』
10『スパイ・レジェンド』

タグ:アート 映画
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2021年2月15日 [愛の景色]

2月13日の夢に
あなたが出てきた
朝の夢だった



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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌494日目~『プライベート・ライアン』で「ママ、ママ!」と叫ぶ兵士。~トム・ハンクスはロバート・デ・ニーロにはなれない? [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

2月12日(水)手術後685日目 退院後485日目

『プライベート・ライアン』のお話に戻りますと、これ、主演がトム・ハンクスですわね。
そしてマット・デイモンやエドワード・バーンズも出演している。
エドワード・バーンズ、『プライベート・ライアン』公開当時はなかなかのスターっぷりで、翌年にはロバート・デ・ニーロとの共演の『13ミニッツ』も公開されている。
監督作も数本ある才能ぶりだったんですが、その後パッとしなくなりました。
わたし、エドワード・バーンズわりと好きだったんで、このキャリアはいささか残念ではありました。
そう言えばスピルバーグは、女優の使い方はあまり上手くないかな。
フィルモグラフィを振り返っても、女優が光る映画、あまりないですね。
この点はスピルバーグ、黒澤明監督と共通する部分があるでしょうか。
男性でも女優をすごく魅惑的に撮る監督も多くいるんですけれどね。
日本では言うまでもなく、溝口健二監督、成瀬巳喜男監督。
米英系での最近では、『キャロル』のトッド・ヘインズ監督が素晴らしいです。
フランスにはさすがに多くいますけどね。
「魅惑的に女優を撮る」スタンスが男性側からの目線か、女性側からの目線かというテーマはまた別のお話ですが。

取り敢えず、『プライベート・ライアン』には女性の存在は希薄です。
ただ戦闘で致命傷を負って断末魔の兵士が「ママ!ママ!」と叫ぶシーンに、男性側からの「母性に対する絶対的思慕」を描こうとした点は特筆すべきでしょう。
そう言えばもし女性兵士が戦場で致命傷を負った時は何と叫ぶのだろうか。

ところで『プライベート・ライアン』で主演のトム・ハンクス。
掛け値なしのハリウッド大スター。
複数回のアカデミー主演男優賞獲得実績ももちろんのこと、その驚くべきフィルモグラフィは、映画史上に大書されるべき歴史的大映画俳優の一人で間違いないところです。

が、どうなのでしょうか。
男性女性問わず、「もうトム・ハンクスなしでは生きていけない!」と身も世もなく心酔し切っているファンって、そりゃあ世界中に多くいるのでしょうけれど、例えばロバート・デ・ニーロをわたしを含めた(笑)世界の人々が語る時の、そう、まるで「神を語る」時のような圧倒的「熱」があるかというと、きっと「ある」人も多くいるのでしょうが、デ・ニーロなどと比べるとかなりその数は落ちるのではないか。
ロバート・デ・ニーロの悪魔的なまでの毒々しいまでのカリスマがトム・ハンクスにはないのだとわたしなんかは感じてますが、どうなのでしょうか。

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