●末尾ルコ かつて語った『妖刀物語』 5 [「言葉」による革命]
ある程度の期間昭和を生きてきたわたしも片岡千恵蔵主演の作品を「過去の名作」として何本となく観ているが、正直まだ「魅了された」とは言い難かった。
しかしこの『妖刀物語 花の吉原百人斬り』を観て、片岡千恵蔵の何とも味わい深い人間味ある演技を目の当たりにし、その奥行きの深さに惚れ惚れしたことで、「大スター千恵蔵の魅惑の一端」を垣間見られた気がしている。
しかしこの『妖刀物語 花の吉原百人斬り』を観て、片岡千恵蔵の何とも味わい深い人間味ある演技を目の当たりにし、その奥行きの深さに惚れ惚れしたことで、「大スター千恵蔵の魅惑の一端」を垣間見られた気がしている。
●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌507日目~水川あさみ、『キネマ旬報』主演女優賞獲得。~「いくら設けたか」よりも「質(クオリティ)」を重視する意識。 [「言葉」による革命]
末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」
2月25日(月)手術後698日目 退院後498日目
水川あさみが『キネマ旬報』主演女優賞を獲りましたね。
おめでとうございます。
こういうの嬉しいですね。
水川あさみはもともといい女優ですし、こんな人が勲章を受け、ますます映画で頑張ってくれるのは嬉しい。
わたし、映画賞を獲得した人たちの談話を読むの大好きなんです。
心から嬉しそうなんですよね、受賞者たち。
レコード大賞とか、どんな基準で先行しているのか怪しい賞も多いじゃないですか。
映画やテレビドラマ関係に授与する『エランドール賞』なんていうのもあるけれど、これも表面的な人気投票に近いものに見えてしまう。
こういう賞がメジャーにはなってほしくないですね、正直なところ。
それと例えばわたしがしょっちゅう批判している『日経エンターテイメント』の「タレントパワーランキング」ですよね。
これはもう、俳優やミュージシャン、あるいはお笑いタレントなどを「経済価値」の側面だけで計っていて、まあそういう視点もおもしろい部分はありますが、決して主流にはなるべきでないと思います。
もちろん芸術にしてもエンターテイメントにしても、「どれだけ売れたか」は重要な一面です。
きれいごとばかりでは人間生きていけません。
それは分かる。
しかしですね、わたしとしては絶対的に主張したいのは、
「一番大事なのは、質(クオリティ)である」
という当たり前のこと。
当たり前のことなのに、日本ではずっとこの考えが脇に置かれ続けているから、より多くの人たちがもっともっと認識すべきなのですね。
どんな分野でも作品を発表する、そして市場に出せば、「どれだけお金になったか」は数字的な結果となって必ず出てきます。
しかしそれは必ずしも質(クオリティ)を反映してはいない。
「売れているもの」が素晴らしい場合もあるし、撮るに足らないものが売れる場合もある。
決して「売れたもん勝ち」ではないのです。
もちろん「質(クオリティ)」を吟味するのはとても困難な作業です。
ある作品についてすべての人が諸手を上げて絶賛」なんてことはまずないし、あったら不気味である。
中国や北朝鮮の議会(?)じゃないんだから(笑)。
どんな作品でもどうしたって賛否が出て、正直なところ結論なんで出やしない。
結論の出ないことを承知で「質(クオリティ)」
について考え続けるのは、人によってはしんどい所業でしょう。
でもそれをやり続けねば、極端な話、「人生の醍醐味」は味わえないのです。
まあ、「売り上げがどのくらい」かは数字だけの問題なので、考える必要はありませんわね。
もちろん売り上げを上げるために努力には常に敬意を払いますけれど、そこを「人生の中心」に置くべきではないですね。
2月25日(月)手術後698日目 退院後498日目
水川あさみが『キネマ旬報』主演女優賞を獲りましたね。
おめでとうございます。
こういうの嬉しいですね。
水川あさみはもともといい女優ですし、こんな人が勲章を受け、ますます映画で頑張ってくれるのは嬉しい。
わたし、映画賞を獲得した人たちの談話を読むの大好きなんです。
心から嬉しそうなんですよね、受賞者たち。
レコード大賞とか、どんな基準で先行しているのか怪しい賞も多いじゃないですか。
映画やテレビドラマ関係に授与する『エランドール賞』なんていうのもあるけれど、これも表面的な人気投票に近いものに見えてしまう。
こういう賞がメジャーにはなってほしくないですね、正直なところ。
それと例えばわたしがしょっちゅう批判している『日経エンターテイメント』の「タレントパワーランキング」ですよね。
これはもう、俳優やミュージシャン、あるいはお笑いタレントなどを「経済価値」の側面だけで計っていて、まあそういう視点もおもしろい部分はありますが、決して主流にはなるべきでないと思います。
もちろん芸術にしてもエンターテイメントにしても、「どれだけ売れたか」は重要な一面です。
きれいごとばかりでは人間生きていけません。
それは分かる。
しかしですね、わたしとしては絶対的に主張したいのは、
「一番大事なのは、質(クオリティ)である」
という当たり前のこと。
当たり前のことなのに、日本ではずっとこの考えが脇に置かれ続けているから、より多くの人たちがもっともっと認識すべきなのですね。
どんな分野でも作品を発表する、そして市場に出せば、「どれだけお金になったか」は数字的な結果となって必ず出てきます。
しかしそれは必ずしも質(クオリティ)を反映してはいない。
「売れているもの」が素晴らしい場合もあるし、撮るに足らないものが売れる場合もある。
決して「売れたもん勝ち」ではないのです。
もちろん「質(クオリティ)」を吟味するのはとても困難な作業です。
ある作品についてすべての人が諸手を上げて絶賛」なんてことはまずないし、あったら不気味である。
中国や北朝鮮の議会(?)じゃないんだから(笑)。
どんな作品でもどうしたって賛否が出て、正直なところ結論なんで出やしない。
結論の出ないことを承知で「質(クオリティ)」
について考え続けるのは、人によってはしんどい所業でしょう。
でもそれをやり続けねば、極端な話、「人生の醍醐味」は味わえないのです。
まあ、「売り上げがどのくらい」かは数字だけの問題なので、考える必要はありませんわね。
もちろん売り上げを上げるために努力には常に敬意を払いますけれど、そこを「人生の中心」に置くべきではないですね。