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●末尾ルコ かつて語った『ロードショー』人気ランキング 1 [「言葉」による革命]

洋画雑誌『ロードショー』では、毎月読者投票による男女優人気ランキングを発表していたが、なにせ「洋画男女優」という大雑把な括りでの投票だから、かなり珍妙なランキングになってしまうのが常態化していた。
つまり「日本人俳優以外」すべて投票して言いわけだから、ハリウッドスターだけでなく、フランス俳優、香港俳優など雑多に混じっており、しかも基本が「ミーハー」誌だから、二流、三流どころか、俳優としての活動をほとんどしてない人が堂々の1位を延々と続ける事態もしょっちゅうと言うか、わたしの印象ではほとんどいつもそんな状況だった。

タグ:映画 アート
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2021年3月1日 [愛の景色]

この3月、
これほど重要な日々は今までないだろう


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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌508日目~主演女優賞 水川あさみ、そのニュアンスと「アップに耐える顔」。~ミルクボーイを知らなかった平手友梨奈のポイントアップ。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

2月26日(火)手術後699日目 退院後499日目

水川あさみについて続けると、わたしは積極的なファンというわけではなくて、たまたま出演していると、(いいなあ…)と感じている、そのくらいのものだったけれど。
これからはもっと積極的に鑑賞、応援していきます。

水川あさみのどこがいいって、「ニュアンスがある」んですよね。
抽象的な表現ですが、美人とかプロポーションがいいとかの分かりやすい特徴を超えている。
映画の主演俳優として大きなクオリティの一つが、

「映し出されただけでその登場人物の人生や感情が鑑賞者に伝わる」ことなのですね。

おお芝居しなくても伝わるだけのニュアンスを持っているかどうか。
水川あさみにはそれがあります。

さらに大切なのは、

「アップに耐える顔」であるか否か。

これも「美人か否」か、「美男か否か」などの尺度とはかなり違います。
例えば日本映画史上に燦然と輝く映画スターの一人、渥美清。
彼はいわゆる「イケメン」ではないですよね。
しかしながら、断然「アップに耐える顔」です。

これが映画スターのクオリティなんですよね。

・・・

平手友梨奈がある番組でミルクボーイというお笑い芸人について、「存じません」と、そんな展開があった。
わたしの中で平手友梨奈のポイントがまたぞろアップした。
わたしは昨今のお笑いはほとんど見ないからよく知らないが、ミルクボーイってけっこう有名なんでしょう。
その人たちについてあっさり「存じません」と言う。
なんかあれじゃないですか、今の日本って、「お笑い好きじゃないといけない」みたいな雰囲気あるじゃないですか。
さすがにベテラン俳優相手にはそんなこと尋ねないけれど、若手俳優などがバラエティ番組へ出た時に、好きなお笑い芸人の一人や二人について語らなきゃならない雰囲気があるし、目の前でお笑いがネタを披露したら、大きく手を叩きながら大口開けて、
「わあっはっはあ!」
と笑わなきゃならないような同調圧力がありますよね。
あれが嫌だし、まあテレビのバラエティといのは、稀におもしろいものもなくはないですが、基本あまりにも下らないを超えて愚劣なシロモノが多く、目くじら立てすぎるのもなんだけれど、「ほのぼの」なネタが流れている時に出演者たちが画面の片隅に小さく映し出されるでしょう、そのワザとらしい笑顔とか、わたしはいたたまれなくなりますけどね。
細かな事例はこれからもいろいろ挙げていこうと思いますが、テレビで放送される内容の多くは言外に、

「金のためなら、どんなことだってしていいんだよ」

というメッセージを発し続けていると考えています。

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