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●末尾ルコ かつて語ったウィリアム・カット 5 [「言葉」による革命]

さてウィリアム・カット、結局映画界ではスターになれなかったけれど、テレビでは当たり役を得て、一時的にかなりの人気者になっていたと歴史は語っている。
『新・明日に向って撃て!』は映画史上の傑作『明日に向かって撃て!』の前日単なのだけれど、ポール・ニューマンの役をトム・べレンジャー、ロバート・レッドフォードの役をウィリアム・カットでは、そりゃあ無理筋というものでした。

タグ:アート 映画
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2021年3月15日 [生と死のためのアート]

熟考してその花が出て来たわけではないのに



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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌522日目~日本ではイマイチ人気のマイケル・ダグラス プチ研究。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

3月12日(火)手術後713日目 退院後514日目

最近久々に観た『危険な情事』のマイケル・ダグラスについてプチ研究をしてみましょう。

『コーマ』
『チャイナ・シンドローム』
『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』
『コーラスライン』
『ナイルの宝石』
『危険な情事』
『ウォール街』
『ローズ家の戦争』
『ブラック・レイン』
『氷の微笑』
『フォーリング・ダウン』
『ディスクロージャ』
『ゲーム』
『トラフィック』

この後も現在までマイケル・ダグラスのフィルモグラフィは続いているのだけれど、刺激的な作品を連発していたのは80~90年代ですね。
内容も刺激的かつメディア的にも大きな注目を浴びた作品が、『危険な情事』『氷の微笑』『フォーリング・ダウン』です。
ま、『フォーリング・ダウン』は日本はそれほどでもなかったですけどね。
それで言うなら、マイケル・ダグラスは『ウォール街』でアカデミー主演男優賞を獲得したんですが、この映画も日本ではさほど大きな話題にはなってませんでした。
同作品中でのマイケル・ダグラスのキメ台詞は映画史上の名台詞の一つとされてるんですけどね。
でもさすがに『氷の微笑』は日本でもセンセーショナルに話題炸裂しました。
なにせこの映画で大スターの地位を獲得したシャロン・ストーンの「ノーパン股間シーン(←スゴィ日本語)」を目的に映画館へ走った(笑)御仁がどれほどいたことか。
それよりも何よりも、監督がメジャーな映画監督の中では屈指の変態監督であるポール・バーホーベンでしたから、それが一番大きかったのは言うまでもないところです。

マイケル・ダグラスが米国でのスターぶりと比較して日本ではどうも盛り上がらなかったのは、あの容貌、多くの日本女性にとっては「おじさん顔」だったのかなあとも思います。
マイケル・ダグラスとはちょっと違うけれど、、同じく若い頃からの大スター ジェフ・ブリッジスなんかも日本では人気ないですよね。
ジェフ・ブリッジス、わたし大好きなんですけどねえ。
こういうのもですね、日本の「外国文化受容史」的にとても興味深いです。

マイケル・ダグラスはキャスリン・ターナーと共演した『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』と『ナイルの宝石』もおもしろうですよ。
これは老若男女愉しめるクラシックなテイストの冒険ラブロマンスで、昨今見当たらない「粋(いき)」な感覚があります。
同じくキャスリン・ターナーと組んだ『ローズ家の戦争』も実におもしろいブラックユーモアのコメディで、ああ、これもまた観たくなってきたなあ。

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