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●末尾ルコ かつて語った『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』2 [「言葉」による革命]

この俳優陣がなかなかいい。
ドラキュラ伯爵を演じたトーマス・クレッチマンはロマン・ポランスキー監督『戦場のピアニスト』の「ヴィルム・ホーゼンフェルト大尉」が最も印象的な東ドイツ出身の俳優。
『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』では端正な美形ぶりがよく生かされている、クリストファー・リーの毒々しさはないけれど。
拾い物という表現は失礼だけど、ミナ・ハーカー役のマルタ・ガスティーニとタニア役のミリアム・ジョヴァネッリがよかった。
二人とも美形。

タグ:アート 映画
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2021年3月6日 [愛の景色]

そんなプランを次々と出して
ぼくはあなたに
語らねばならない


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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌513日目~80代の母(お母ちゃん)と映画鑑賞という素晴らしい時間。~『シェルタリング・スカイ』、そして『嵐が丘』、坂本龍一の映画音楽。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

3月3日(日)手術後704日目 退院後504日目

現在わたしは、母(お母ちゃん)と毎日一本は映画観てます。
その他深夜や早朝(笑)にわたしだけでちょぼちょぼ映画観る場合もありますが、なにせ仕事などの合間に観てるので、こちらはなかなか進みません。
邪道ですが、一本の映画を「20分ずつ」とか、そんな鑑賞方法です。
でも母(お母ちゃん)と一緒にっていうわけにはいかない映画もありますからね。
別にエロ映画じゃないですよ(笑)。
アンドレイ・タルフスキー、主期以降のジャン・リュック・ゴダール作品、一部アラン・レネ作品とか、さすがに一緒に観るのは難しいかと。
そうした特徴ある監督作でなくとも、政治や歴史のディテールを描いた作品、SFやファンタジー、主要人物が絞られてない作品などは、わたしの母(お母ちゃん)、苦手です。

ところでですね、まあわたしの母(お母ちゃん)の感覚が80歳代にしては特別柔軟であるというのはあるでしょうが、しかしですね、

「高齢の方と一緒に映画鑑賞」

これ、いろんな意味ですごく「いい」と確信してます。
ここで言う「いい」という言葉には、深く、広く、多様な意味を含ませていますが、この件は今後最重要テーマの一つとして、深めていきますね。

・・・

そう言えば、『ベティ・ブルー』は多分にエロティックなシーンのある映画なのだけれど、そういうのはわたし、母(お母ちゃん)と普通に観ます。
以前はそういうの、一緒に観ることなかったのですが、今はそんな気恥ずかしい感覚、突き抜けちゃったです。
どのような親子もわたしたちのようにすればいいとは言いませんけれど、わたしは母子のようなスタイルもあるということをより多くの方々に知っていただければと思います。
人様に「こうしなければいけない」と「旧弊」なスタイルをひたすら押し付けようとするねじの外れた救いようのない御仁もおりますが、社会も個人も「多様性」を認めれば認めるほどタフになれるはず。

『シェルタリング・スカイ』はご存じ坂本龍一が音楽を担当しています。
この音楽を母(お母ちゃん)が愛してるんですわ、とっても。
わたしも大好きですし、なにせ映画のクオリティが高いから、作品と音楽が極めて高いレベルで絡み合っていいる。
とても幸福な映画であり、鑑賞者にとってはとても幸福な時間を得られるわけです。

坂本龍一の映画音楽は素晴らしい作品が多いのですが、時に世界的映画監督の作品に参加し始めた頃の、『ラスト・エンペラー』、『ハイヒール』『嵐が丘』、そして『シェルタリング・スカイ』は本当に見事です。
ただ、『嵐が丘』は作品クオリティが今一つというのが残念。
悪くないけれど、原作がとてつもない小説なので、もっと凄いレベルの映画となってほしかったところです。

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