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●末尾ルコ偏愛、お薦め「恋愛映画」トップ5。~『テス』の音楽が、そしてストーン・ヘンジ。 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ偏愛、お薦め「恋愛映画」トップ5。~『テス』の音楽が、そしてストーン・ヘンジ。

末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

『テス』のナスターシャ・キンスキーは、圧倒的美貌だけれど、「立派」ではない女だ。
顔立ちは似ているけれど、常に「立派」なイメージのイングリッド・バーグマンとはそこがまったく違う。
「時代」がそうさせてしまったとはいえ、「流される女」テスの役は、だからナスターシャ・キンスキーに合っていたのだし、イングリッド・バーグマンではできなかっただろう。
そしてもちろん、バーグマンが主演した生田の傑作映画の役は、ナスターシャ・キンスキーには無理である。

そして『テス』はドラマティックな音楽も心を揺さぶり、ラストに登場するストーン・ヘンジと、それに絡みつく太陽が美しい。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2017年3月6日 [愛の景色]

花粉症、
できれば代わって
あげたいのだけれど

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「凄い奴らの対決と言える、『ちはやふる』の広瀬すずVS松岡茉優とは?」。2018年3月6日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「凄い奴らの対決と言える、『ちはやふる』の広瀬すずVS松岡茉優とは?」。

末尾ルコ「映画の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

「対決」にはワクワクさせられる。それがしかも「凄い奴ら同士の対決」であれば最高だ。なにせ「対決」であれば、素人同士でもおもしろい。
素人をリングに上げて格闘をやらせるという企画がちょいちょいあるが、そしてもちろんこんな企画は褒められたものではないけれど、倫理的なエクスキューズを抜きにすれば、特に「ちょっと格闘技を知っている素人」同士の対決はおもしろいのである。
プロと言っても一部と言うか、UFCでもかなりのファイターがヒット&アウエイの戦い方をしていて、たいがい全然おもしろくない。両者が「自分が危険になる距離」にほとんど入らないのだから、勝負にならないのである。フルラウンド戦って、両者ともせいぜい疲れただけで肉体的にはほとんどダメージがないのに判定決着をつけられても白けるだけだ。しかしここでわたしが何を語ろうとしているかといえば、映画『ちはやふる』の中の広瀬すずと松岡茉優の対決についてである。松岡茉優が非常に魅力的なキャラクターを造形していただけに、映画史上屈指の「対決」になる可能性を秘めながら、「仲間」という文脈を生かさねばならなかったことにより可能性は萎んでしまった。
実に残念な話である。

●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

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山田姉妹へのメッセージ「桜」 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

もうこんなに咲いているのですね。桜のお花の鮮やかなピンク色と電車の濃厚な朱色、土の上のうっすらと見える緑色が見事なコラボです。驚くべき「お声の芸術」を創造するお二人ですから、「美の感覚」自体が研ぎ澄まされているのでしょうね。見事なショット!春を感じさせていただきました。RUKO
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●紫雷イオは素晴らしいが、他のレスラーはちょっと・・・のスターダムと、「プロレス、プロレスラーとは何か」という命題。 [「言葉」による革命]

●紫雷イオは素晴らしいが、他のレスラーはちょっと・・・のスターダムと、「プロレス、プロレスラーとは何か」という命題。

末尾ルコ「プロレスの話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

例えば紫雷イオのいるスターダムでも、紫雷イオとあと何人かの主力レスラーの試合以外は、(いったい、何を観ているのだろう)という気分にさせられる内容だ。
まったく、「プロレス、プロレスラーとは何か」という命題についてあらためて頭を悩ませられる光景である。

「プロレス、プロレスラーとは」何なのでしょう?

プロレスの世界でよく若手に対して言われる言葉の一つが、

「お金を取れる体になれ」

であって、つまり

「観客がリング上のレスラーの身体を見るだけで、(お金を払った価値があった)と満足するだけの肉体をつくれ」という意味である。

これはプロレスだけでなく、「プロのスポーツ選手」にとって極めて重要なクオリティであると思うが、特にプロレスは「勝敗を争う競技」でないだけに、「まず見た目」で観客を魅了する、観客を来場させるだけのものを持てるか否かは死活問題となってくるはずだ。
が、スターダムのレスラーたちを観ていると、「一見普通の若い女性がやや奇矯なコスチュームを着用してリングでバタバタ動いているだけ」としか見えない。(紫雷イオなど一部主力レスラーは別である)
スターダムの経営状態がどのようなものかは知らないが、現在の日本女子プロレス界ではトップと言っていい注目度であるとされている。
それにしてもスターダムのレスラーたちには悪いけれど、(よくこの試合をお金を払って観に行くな・・・)という内容が多いし、レスラーたちの体格自体、多くは「普通の女性」とさほど変わらないのである。

もちろん、「女子プロレスだから」というのは当然ある。
かつてかなりの人気を誇っていたJWPを象徴する二人のレスラー キューティー鈴木と尾崎魔弓の二人はかなり小柄だった。
そして女子プロレス団体が巨漢レスラーを揃えたところで、観客が集まるわけではないというのもよく分かる。

しかしそれにしても、かつては「エロの対象」として存在していたという女子プロレスだが、現在はわざわざ女子プロレス会場へ行かなくとも、いくらでもエロ情報は手に入るだろう。
もちろんわたしも紫雷イオ級のレスラーがずらりと揃っているのであれば、(会場へ足を運んでみようかな)と考えるかもしれないが、紫雷イオ級のレスラーは紫雷イオだけである。
現在の女子プロレスファンたちが非常にコアな人たちであるというのもよく分かるけれど、他にいくらでも「娯楽」は存在している日本社会で、なぜ「敢えて女子プロレス」なのかという点はとても興味がある。

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