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●末尾ルコ フラグメント「猫、ある俳優」篇。 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ フラグメント「猫、ある俳優」篇。

「猫、ある俳優」

小津安二郎の「彼岸花」を観ていて
(あ、この主演俳優は誰だっけ)と
分かり切っているはずなのに
直ぐ名前が出ずに
田中絹代がいて
山本富士子がいて
久我美子がいて
有馬稲子がいて
当然
笠智衆がいて

あ、そうか!
佐分利信だ!

という次第

・・・・・・

ぼくの素敵なネコのために
最高に素敵な物語を
紡ぎたいのさ!

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●末尾ルコ かつて語った、「映画女優演技論」~「年齢の壁」を突き破れ!「キャロル」ケイト・ブランシェットをはじめ、40代以降のハリウッド女優! [「言葉」による革命]

●末尾ルコ かつて語った、「映画女優演技論」~「年齢の壁」を突き破れ!「キャロル」ケイト・ブランシェットをはじめ、40代以降のハリウッド女優!

トッド・ヘインズ監督の「キャロル」という映画があって、ケイト・ウィンスレットとルーニー・マーラが同性愛のカップルを演じている。
いや凄い、ケイト・ブランシェットの充実ぶり。
名実ともに時代を代表する世界の大女優。
40代以降で映画女優が活躍するのはとても難しいんです。
フランスではまだ可能性があるけれど、ハリウッドではもともと難しい。
「男優中心」「若い女優中心」の習慣はなかなか薄れない。
これはもちろんビジネスの問題が大きくて、「女優主演映画」がどんどんヒットすれば状況は変わるのですが、今のところなかなかそうはいかない。
でも日本映画界なんかもっと酷い状況です。
次から次へと「新しい若手」が主演してくる。
ちょっと目を離したすきに(笑)、ぜんぜん知らない若手俳優がずらりとキャスティングされていることもしょっちゅうです。
そんな中、40代以降でしかも主演級で君臨するハリウッド女優のパワーはとてつもないものです。
その筆頭が50代をとうに超えた
ジュリアン・ムーア!
既に「誰も到達したことがない場所」を開拓し続けています。
そして
ケイト・ブランシェット
ナオミ・ワッツ
ケイト・ウィンスレット
ニコール・キッドマンは、その圧倒的美貌が大きな武器だっただけに、やや失速しているんですね。
さらに言えば、ケイト・ブランシェットも大尊敬している、80歳を超えたジュディ・デンチ!
こうした偉大な女優たちが「年齢の壁を突き破る姿」を応援するのもわたしたちの「役割」です!

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年8月17日 [愛の景色]

昨日小さな蝶々が
白い蝶だったけれど 階段の辺りを
ちらちらと

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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌314日目~「さわら」刺身と焼き肉のタレ野菜炒め的献立。~映画『よこがお』、不穏な「窓から外を凝視する市川実日子」。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と食の話題」

8月10日(月)手術後504目
退院後314日目

8月6日にはA MAXで「さわら」の刺身を買ったのです。
ピンクとベージュを混ぜたような肉の色合いで切り方は厚め。
これもひとふね(この場合は7切れくらいだったかな。きっちり数えなかったので正確とは言えないが。今度からちゃんと数えます、。でも数字がすべてではありませんね)消費税抜きで298円。
柔らかな肉質で美味しかったです。

夕食の献立として「刺身+何か簡単なお料理」という組み合わせが簡単で味のバランスも栄養バランスも取れているのでしょっちゅうやろうと思ってます。
この日は、もやし、カット野菜(もやしがほとんど)、カット舞茸、カットエリンギ、竹輪をサラダ油で軽く炒め、茹で大豆も入れて焼き肉のタレ、そしてごま油、七味唐辛子で味を付ける。
これけっこう美味しくできました。
母にも好評。
焼き肉タレは重宝します。

『よこがお』という映画を大いに期待して観た理由の一つが深田晃司監督作品だったということ。
そしてもう一つが、筒井真理子が演じる主人公が「訪問看護師」であるということでした。
もちろんながら昨年母が入退院して以来、「医療・介護福祉」というものはわたしの大きなテーマですから。
なんてこと書くと、「ニワカが分かったようなこと書くな」なんて益体もない難癖付ける「うすらうましか」的御仁らがおりますけれど、いろんな意味でアホ過ぎるから相手にする必要なしです。

「医療・介護福祉」についてはもちろん書籍などで知識を得るのが中心ですが、「映画でどう描かれているか」となるとまたグッと興味が湧きます。
しかも現在日本を代表する映画監督の一人ですから。

ただ、主演筒井真理子によって演じられた訪問看護師だけれど、「その仕事ぶり」をつぶさに描くといった趣旨の作品ではなかった。
訪問看護師として信頼されている一人の女が、「甥」が起こした犯罪によって人生を狂わされていく、ある種のスリラーサスペンスという趣。
共演は市川実日子、池松壮亮らですが、特に市川実日子がよかった。
「窓から外を凝視する市川実日子」、「喋っているのに顔が影になって表情が見えない市川実日子」・・・。
怖い。
そして深川監督ならではの不穏な雰囲気の醸成・・・この辺りが『よこがお』最大の観どころです。
他にも、「自分は何ら罪を犯してないのに、メディアの餌食になると人生を根底から破壊される」人間の状況も克明に描かれています。

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