●末尾ルコ フラグメント「猫、夢」篇。 [愛の景色]
●末尾ルコ フラグメント「猫、夢」篇。
「猫、夢」
男は伝説的
腕利きのスパイで
殺し屋
女は「博士」?
マドレーヌ・スワンは?
あれ、この人も
殺し屋だったのでは?
夢のようなブロンドの
サビーヌ・モローという
・・・・・・
「夢」と言えば、
ぼくの素敵なネコ!
「現実」そのものであり
「夢」以上の存在が、
ぼくの素敵なネコ!!
「猫、夢」
男は伝説的
腕利きのスパイで
殺し屋
女は「博士」?
マドレーヌ・スワンは?
あれ、この人も
殺し屋だったのでは?
夢のようなブロンドの
サビーヌ・モローという
・・・・・・
「夢」と言えば、
ぼくの素敵なネコ!
「現実」そのものであり
「夢」以上の存在が、
ぼくの素敵なネコ!!
●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌327日目~新旧『パピヨン』連続鑑賞でプチ感想で、そう「パピヨン」とは「蝶々」のこと。 [「言葉」による革命]
末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画の話題」
8月24日(火)手術後517日目 退院後327日目
「PAPILLON」とはフランス語で「蝶」のことであって、「パピヨン」と読むことを知っている日本人の多くは映画『パピヨン』と触れ合うことでその知識を得たのでしょう。
なので「パピヨン」という言葉は日本で「エスカルゴ」に次いでよく知られたフランス語となっていたかどうかはさて置いて、テレビでも度々放送されていた『パピヨン』だから中学校の同級生たちも、彼らは別に映画ファンではなかったけれど、
「見たかや?パピヨンが虫食いよったぞ!」と、盛り上がっていた。
かようにかつては映画ファンでもない地方の中学生が『パピヨン』というハードな内容の、そしてスティーヴ・マックイーン、ダスティン・ホフマンという不世出の映画俳優共演の映画を普通に観ていたのです。
で、この度わたしは『パピヨン』の2017年版リメイクをオリジナルを続けて観るという趣向をやってみたわけだけど、リメイクも評判が割とよかったんですね。
でもリメイクはチャーリー・ハナムとラミ・マレック共演ということで、この二人ではマックイーン、ホフマンと比較もしようがありませんですな。
俳優としてはそりゃあいいですよ、チャーリー・ハナムとラミ・マレック。
しかしオリジナルがマックイーン、ホフマンですからね、まあ誰も比較しませんわね、いくらマレックが『ボヘミアン・ラプソディー』でオスカー俳優になったところで。
で、リメイクの『パピヨン』、おもしろかったです。
けれど続けざまにオリジナルを観ると、「格が違う」とやはりわたしは感じました。
なにせスティーヴ・マックイーンとダスティン・ホフマン、そりゃあ演技も上手のは当然だけれど、人間としての厚み、オーラがまったく違う。
AIなんぞというものは、きっと永遠にこの辺りの近いが分からないでしょうね、人間精神の厚み、深さ、そしてオーラ。
一挙一動に説得力があるんです。
さらに映画としての厚み、深さ。
ロケも素晴らしいし、エキストラも潤沢に使っている、そしてこけおどしの演出は一切ない。
常にカメラは安定していて、2大スターの渾身の、そう、まさしく「渾身」という言葉はここに使うべきだという姿を抉り出していく。
そこに小細工は一切必要なく、鑑賞者はただただ二人の大スター、特にマックイーンの迫力に圧倒され、その姿は魂に刻印されることになる。
ご存じの通り『パピヨン』は実話ベースのいわゆる「脱獄物」ですが、『ショーシャンクの空に』なども決して悪くはないけれど、映画を愉しみながら「人間の可能性」、あるいは「諦めないこと」を学べるという点において、『パピヨン』オリジナル、多くの若い人たちにもぜひ鑑賞していただきたいものです。
8月24日(火)手術後517日目 退院後327日目
「PAPILLON」とはフランス語で「蝶」のことであって、「パピヨン」と読むことを知っている日本人の多くは映画『パピヨン』と触れ合うことでその知識を得たのでしょう。
なので「パピヨン」という言葉は日本で「エスカルゴ」に次いでよく知られたフランス語となっていたかどうかはさて置いて、テレビでも度々放送されていた『パピヨン』だから中学校の同級生たちも、彼らは別に映画ファンではなかったけれど、
「見たかや?パピヨンが虫食いよったぞ!」と、盛り上がっていた。
かようにかつては映画ファンでもない地方の中学生が『パピヨン』というハードな内容の、そしてスティーヴ・マックイーン、ダスティン・ホフマンという不世出の映画俳優共演の映画を普通に観ていたのです。
で、この度わたしは『パピヨン』の2017年版リメイクをオリジナルを続けて観るという趣向をやってみたわけだけど、リメイクも評判が割とよかったんですね。
でもリメイクはチャーリー・ハナムとラミ・マレック共演ということで、この二人ではマックイーン、ホフマンと比較もしようがありませんですな。
俳優としてはそりゃあいいですよ、チャーリー・ハナムとラミ・マレック。
しかしオリジナルがマックイーン、ホフマンですからね、まあ誰も比較しませんわね、いくらマレックが『ボヘミアン・ラプソディー』でオスカー俳優になったところで。
で、リメイクの『パピヨン』、おもしろかったです。
けれど続けざまにオリジナルを観ると、「格が違う」とやはりわたしは感じました。
なにせスティーヴ・マックイーンとダスティン・ホフマン、そりゃあ演技も上手のは当然だけれど、人間としての厚み、オーラがまったく違う。
AIなんぞというものは、きっと永遠にこの辺りの近いが分からないでしょうね、人間精神の厚み、深さ、そしてオーラ。
一挙一動に説得力があるんです。
さらに映画としての厚み、深さ。
ロケも素晴らしいし、エキストラも潤沢に使っている、そしてこけおどしの演出は一切ない。
常にカメラは安定していて、2大スターの渾身の、そう、まさしく「渾身」という言葉はここに使うべきだという姿を抉り出していく。
そこに小細工は一切必要なく、鑑賞者はただただ二人の大スター、特にマックイーンの迫力に圧倒され、その姿は魂に刻印されることになる。
ご存じの通り『パピヨン』は実話ベースのいわゆる「脱獄物」ですが、『ショーシャンクの空に』なども決して悪くはないけれど、映画を愉しみながら「人間の可能性」、あるいは「諦めないこと」を学べるという点において、『パピヨン』オリジナル、多くの若い人たちにもぜひ鑑賞していただきたいものです。