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●末尾ルコ かつて語った「インスタント沼」三木聡監督 [「言葉」による革命]

「インスタント沼」三木聡監督

おもしろいけど満足とはいかない。三木聡監督の作品はだいたいそのような印象だ。麻生久美子は魅力的だが、キャラクターに無理があり過ぎる。さらに風間杜夫、加瀬亮のキャラクターとなると、「失敗」という言葉がよぎる。無理なキャラクターにしたわりには、映画に本当の「クレイジー」がないのだ。



タグ:アート 映画
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2021年8月3日


夜、窓の外から語りかけてくる
気配
存在



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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々、『海底47m』、水中撮影、90分間見事なシーン展開とライティング! [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「恋多きヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

・・・

『海底47m』についてはうたちゃん(母)も愉しんだ。
つまり『海底47m』とは主人公の若い女性二人が海の中で危機を迎えるだけの話。
危機とは「鮫に襲われる」のと「酸素が無くなる」の2点。
シンプルですねえ、そこがいい、うたちゃん(母)も愉しめる。

しかしわたしには不安もあった。
(「鮫に襲される」「酸素が無くなる」のネタだけで90分持つのだろうか…)
持ちましたねえ。
見事に持った。
持ったどころではなく、寸分も退屈しなかった。
そうだよね、出演俳優もとりたててネームバリューがあるわけじゃないし。
「スター」とか「有名な俳優」って、やはり特別なオーラがあるといいますか、90分から2時間くらいは惹きつけてくれるんです。
余程演出がダメならダメですけどね。
ただ『海底47m』はほとんどが水中撮影。
こういうのに大スター、普通はでませんよね。
まともに顔が映るシーンはとても少ないし。
でもさほどネームバリューがあるとは言えない二人の女優、海中撮影、頑張ってくれました。
嬉しくなります、

「人間がその肉体で頑張ってくれてる映画」

なにせ昨今は何かといえばCGを使うし、アニメはアニメでいいですけど、日本はアニメに人気が偏重しすぎでして、「実写もアニメもバランスよく観る」人がもっと増えないとと切実に思うのですが。
もっとも今のわたしは実写しか観ませんけどね。
実写で観切れないほど観たい映画があるので、アニメにまで時間を割けない。

それはさて置き、『海底47m』、とにかく90分間「おもしろい」の連発です。
それは何よりも周到なシーン展開と巧みなライティングが実に効果を発揮していた、そんな印象です。
もちろん「映画史上の大傑作」ではないけれど、「映画のおもしろさの可能性」を見せつけてくれている一本で間違いないです。

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