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●末尾ルコ かつて語った「その夜は忘れない」吉村公三郎監督 [「言葉」による革命]

「その夜は忘れない」吉村公三郎監督

広島原爆の後遺症をめぐる作品。ストーリーはすぐに読めるような流れだが、やはり若尾文子の魅力で最後まで飽きさせることがない。しかもほとんど表情を変えずに内面の深い苦悩を表現する。大袈裟に泣いたり叫んだりして「芝居した」と思っている俳優たちとは天と地ほどの違いが。


タグ:アート 映画
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2021年8月10日 [愛の景色]


小さな花として
いつもそよ風に
待っていればいい


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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々、『初耳学』の大沢たかお、なぜテレビドラマへ出なくなったか。 [「言葉」による革命]

わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「恋多きヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



『初耳学』の良心的なところは、テレビ番組なのに、山田孝之の時もそうだったけれど、「テレビドラマ批判」をそのまま放送すること。
大沢たかおもある時期を境に映画しかでなくなったことについて、要するに「納期に間に合わすことが主目的であるテレビドラマ」に対する不満が募ったからであると語っている。
これは間違いなく今も変わってないはずで、「映画とテレビドラマの違い」は今後さらにしっかりとお話していくけれど、そしてもちんおもしろいテレビドラマも存在はするけれど、「クオリティ」という点では映画とテレビドラマは本質的な違いがあるんです。
だからその点はできるだけ分かった上で両者を観るべきなのですね。

そして大沢たかお、テレビドラマから映画の世界へ入り、現場のまったくの違いが心地よかった旨語っています。
つまり映画の世界、基本フリーランスの人が中心で、一本一本に総ての情熱を注いでいる、その雰囲気が大いなる刺激と創作意欲を掻き立てるのでしょう。
ただその反面、日本の今の映画界、ハリウッドと違い(笑)、「お金がない」という現実。
『世界の中心で、愛をさけぶ』でさえ、「フィルムが買えない」とかとにかく監督始めいつも大喧嘩してたといいます。
これちょっと切ないですね。
だからこそこの前の山田孝之の話、「えいが界の労働基準の改善」に繋がるのですが。

そして大沢たかおの話、

「限界を超えなきゃ、お客さんは来てくれない」

これはシンプルなテーマですが、やっぱり響きました。

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