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●末尾ルコ かつて語った『飢餓海峡』の伴淳三郎。 [「言葉」による革命]

その時買ったのは『O嬢の物語』だけではなくて、水上勉の『飢餓海峡』だった。
と言うのもこの小説を未読だったこともあるけれど、最近内田吐夢監督の『飢餓海峡』を観たわけです。
映画『飢餓海峡』、3時間もアッという間の観応えであり、内田吐夢のインパクト抜群の映像美と、三國連太郎、高倉健、そして伴淳三郎、さらに左幸子の存在感、演技に酔い痴れた。
三國連太郎と高倉健が凄いことは十分分かっていたのだけれど、伴淳三郎はわたしにとって、「名前はずっと知っていたけれど、ほとんど見た記憶のない俳優」の一人で、最近『駅前シリーズ』で珍芸とも言うべき演技・芸を披露する姿を観て強烈な印象を与えられたばかり。
存在そのものがいい意味で毒々しいまでに濃厚なのですな。

タグ:映画
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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『エマニエル夫人』とアリVS猪木と、「色気」についてのお話し。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



『エマニエル夫人』についてだけれど、シルヴィア・クリステルの『エマニエル夫人』は1974年の公開だったんですね。
日本でモハメド・アリVSアントニオ猪木が行われたのが1976年でした。
この試合、いまだ謎な部分が多いし、米国人やボクシングファンにとっては消し去ってしまいたい「史上最高のスポーツ選手 モハメド・アリの黒歴史」ということなのだろうけど、あ、米国人はこの試合のことなんか知らない人がほとんででしょうが、わたしはなんだかんだでエポックメイキングかつプロレスラーがかかわった試合としては史上最高に色気に満ちたものだったと思ってます。

「色気」ってあらゆるシーンで出現する可能性があって、しかもその段階は多種多様なんですが、人間にとって、人生にとって、そして芸術にとってとても重要な概念です。

『エマニエル夫人』の話に戻ると、日本公開時はなにせ老若男女知らない人は滅多にいないだろうというほどのブーム、浸透ぶりだったのでわたしも当然知っていたけれど、しかしもちろん子どもは鑑賞不可です。
『エマニエル夫人』、「ラブシーンが多い」「ベッドシーンが多い」といったレベルではなく、完全にソフトポルノですからね。
しかしながら、「フランスらしい」と言いますか、「一般日本人がイメージするフランス」にぴったり合致した、お洒落で美麗でアンニュイな雰囲気がむんむんしてた。
だから日本でも大ヒットしたわけでしょうけれど。
ちなみに「アンニュイ」という言葉、日本では日本では「大人の気怠く、ちょっとスタイリッシュな雰囲気」といった感覚で、概ね誉め言葉として使われるけど、フランス語としては英語の「boring」に近く、普通否定的ない意味で使われます。




眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」




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