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●シルヴィア・クリステルを日本人の多くが知っていた時代。 [「言葉」による革命]

『エマニエル夫人』は1974年の作品で、シルヴィア・クリステルはおそらくアラン・ドロン以降、日本で最も知られたフランス人だったかもしれない、あの当時。
いや、クリステルはオランダ人なんだけどね。
でも「いかにもフランス」っぽかった。
カトリーヌ・ドヌーヴも名前は知られていたが、彼女の作品を実際に鑑賞した人はそう多くはなかっただろう。
多くの日本人に愛され続けるカトリーヌ・ドヌーヴ主演の映画が『シェルブールの雨傘』だけれど、しかしそうそう多くの一般日本人が観ているとは思えない。
しかも『シェルブールの雨傘』はフランス人にとっても特殊な内容を持つ作品である。

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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『バベットの晩餐会』のスペクタクルと「芸術家」の人生。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。




『バベットの晩餐会』でバベットが遂に高級フランス料理を作るシーンは、料理を扱った映画史上屈指のスペクタクルで、(海亀のスープってどんな味かなあ)。
ただわたしは食事に関しては滅多に冒険しない方で、「海亀のスープ」と聞いただけで(うっ・・・)となるだろう。
しかも『バベットの晩餐会』では、ユトランドに住む質素で、しかもフランス、ましてやパリのことなどまるで知らない素朴な人たちがいきなり海亀そのものが運ばれて来るところから目撃する。
そりゃあビビるわなあ。

『バベットの晩餐会』のスペクタクル。
実はパリの超一流シェフだったバベットが食材を芸術的な料理へとメタモルフォーゼさせていくシーン。
素朴な料理しかしたなかったユトランド寒村の人々がそれを食べ、あまりの美味に心さえも解れていくシーン。

そしてわたしが好きなのは、料理とディナーが大成功に終わり、調理場でコーヒーだったかワインだったかを寛ぎつつ味わっているバベット。
まるで戦場で激戦を戦い勝利した将軍の姿だ。

そしてラスト近くでバベット、ずっと世話になっている村人たちのための料理に全財産を使ったバベットはこう言う

「芸術家は貧しくならないんです」




眠狂四郎(市川雷蔵)の名台詞

「それはそれ 恋は恋」



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