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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~午前3時のレイモンド・カーヴァーの『ぼくが電話をかけている場所』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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6月のある午前3時頃、ぼくは部屋からレイモンド・カーヴァーの『ぼくが電話をかけている場所』の古びた文庫本を引っ張り出して読んだ。
村上春樹訳で。
あらためて今更ながら(レイモンド・カーヴァー、凄けえは、これは…)と。
でもものごと、どんなことでも「今更ながら」はないのかもね。

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『大脱走』は「痛快戦争映画」の属し、『ダンケルク』は「シリアス&スペクタクル戦争映画」に属している。

と書いたが、その違いはもちろん演出や脚本にも大きく存在するのだけれど、出演俳優の演技プランもまったく異なっている。
「痛快戦争映画」は登場人物のキャラクターがエンタメ小説や漫画のようにしっかりと書き分けられており、多く主人公はヒロイックでカリスマ的で、しかもユーモラスである。
複数の兵士などが主要な登場人物として構成されておれば、「ドジな人物」「陰気な人物」など観客に分かりやすいように書き分けられていて、今そうした映画を鑑賞すると時に陳腐に感じる要因の一つとなっている。

それほど作風の異なるハリウッド戦争映画の昨今だが、たまたま最近鑑賞した『大脱走』『ダンケルク』両作品に共通する、いわば「テーマ」もある。

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