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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~今の『タイタニック』よりずっと凄く、『風と共に去りぬ』は放送されていた~マノエル・ド・オリヴェイラ監督の『ブロンド少女は過激に美しく』が人生を変える? [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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少し前に民放地上波で2週に渡って映画『タイタニック』が放映されていた。
そう、昭和の時代、『風と共に去りぬ』もこんな感じで2週に渡って放送されていたのだ。
しかしレンタルも配信もない時代、有名映画がテレビ放送される時の注目度は現在の比ではなかった。
クラスの、とてもじゃないが本来生涯『風と共に去りぬ』とは何の関係も持たなそうな男子生徒まで、「『風と共に去りぬ』って、おもろいがかねえ」とか話題にせざるを得ない状況があった。
そしてあの心を揺さぶる「タラのテーマ」も『風と共に去りぬ』のタイトルとともにずいぶんと人口に膾炙していたのだ。


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100歳を超えるまで映画を撮り続けたポルトガルのマノエル・ド・オリヴェイラ監督の『ブロンド少女は過激に美しく (Singularidades de uma Rapariga Loura)』は60分少々の短い作品だ。
60分少々の中に映画の旨みがたっぷり詰まった作品だとも言える。
一人の男が一人の少女に恋をする。
その少女と結ばれるために男はいろいろな努力をする。
ところが・・・という話。
エッサ・デ・ケイロスの短編小説『ある金髪女の奇行』を原作とした作品だ。
舞台となったリスボンの雰囲気がとてもいい。
そしてタイトルともなっている「ブロンド少女」ルイザを演じるカタリナ・ヴァレンシュタインがストーリーのイメージとピッタリで、馬鹿馬鹿しくも魅惑的だ。
わたしにとっては「とてもいかした映画」の一本。
日本では余程の映画ファンでもなければマノエル・デ・オリヴェイラ監督の作品など観ないだろうが、『ブロンド少女は過激に美しく』はなにせ60分少々と観やすい。
一本でもマノエル・デ・オリヴェイラの映画を鑑賞していれば、あなたの人生はちと変わりますよ。

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