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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~『冬薔薇』の小林薫で幸福感~CG空回りで残念だったリドリー・スコット『エクソダス』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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阪本順治監督の『冬薔薇』。
小林薫が伊藤健太郎の父役。
石橋蓮司も出ていて小林薫と二人のシーンもある。
石橋蓮司と小林薫。
この贅沢なシーンを「贅沢なシーン」として愉しめる人間で、日本人でありたい。
それとねえ、わたし、小林薫がいるだけで幸福な気分になるんだよねえ。

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「CG満載映画」についてもう少しお話を進めれば、「CGがとても残念だった作品」の筆頭として頭に浮かぶのが、リドリー・スコット監督の『エクソダス 神と王』だ。
「とても残念だった」というのは「とても期待していて」という意味を含んでおり、『ワイルド・スピード』や『トランスフォーマー』には何も期待していないので「残念」とも感じないのだけれど、『グラディエーター』で見事に本物の肉体とCGをコラボして生かし切ったリドリー・スコットの史劇なので大いに期待したのだが、見せ場のシーンになればなるほどCGが空回りしてしまい、特にクライマックスの断崖における追跡シーンは作品の中にまったく入れなくなるほど空虚な映像となってしまっていた。

『ゼロ・グラビティ』に関していえば、上映時間の間中心に映し出され続けるサンドラ・ブロックのリアルな肉体と顔が完璧なまでに共鳴し合い、増幅していたのであり、主人公が少年である『ジャングル・ブック』はそういうわけにはいかないのだけれど、多くの「現実の動物たち」を敢えてCGで再現することで、わたしたちの精神の底にある野生に対するノスタルジーを擽ってくれる効果を有する出来となっている。

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