SSブログ

●山田姉妹へのメッセージ「魂に属する」 [「言葉」による革命]

●山田姉妹へのメッセージ「魂に属する」

末尾ルコ「音楽の話題で、知性と感性を磨くレッスン」

『マルコポロリ』まだ観てないのですが、TVerなどいろんなサービスがあって助かりますね。その代わり、この洪水のような情報量をどう処理していくか、わたしたちは日々問われています。もちろんお二人の音楽は「情報」ではなくて、「魂に属する営み」だとわたしは心得ています。RUKO

nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

極限の愛、日常の愛、その言葉 2019年11月27日 [愛の景色]

あなたに会う可能性
会えた場合の言葉と
行動

nice!(7) 
共通テーマ:アート

●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌55日~少女時代、母の憧れだった『風と共に去りぬ』のアシュレー=トレバー・ハワード、そしてダンディズムの必要性。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画の話題」


11月24日(日)手術後250日目
退院後55日目

市川雷蔵について知ったのは亡父の影響だった。
父は雷蔵のファンだった。
母はおそらく父から聞いて雷蔵を知っていたのだろう。
しかし父と共に映画を観る・・・そんな状況はあまりなかったのだと思う。
母は時代劇には今一つピンと来ない。
思春期からの憧れは『風と共に去りぬ』のヴィヴィアン・リー=スカーレット・オハラだった。
そして『風と共に去りぬ』の中ではレット・バトラーよりもアシュレーに憧れたという。
ところが数年前だったと思うが、母と共に『風と共に去りぬ』を、何度目になるか分からないが、また観た。
映画のおもしろさは何ら変わらず、ヴィヴィアン・リーの美貌とパワーとニューロティックな凄みへの理解は年齢を重ねれば重ねるほど(と言うほど重ねてもないが)理解は深まる。
少女時代の母にとってレット・バトラーは(いやらしい男)だったという。
レット・バトラーはもちろんクラーク・ゲーブル、そしてアシュレーがレスリー・ハワード。
う~ん、レスリー・ハワード・・・。
母が少女時代に憧れ、わたしも子どもの時分に『風と共に去りぬ』を観た時には素敵な男性だと思ったが、最近観た時に感じたのはアシュレーの優柔不断でうじうじしたキャラクターのみならず、ずいぶんと顔が長いなあ・・・いや、それはそれでいいのだが、「デリケートな美形」と刷り込まれていただけに、母にとってもわたしにとってもその顔の長さが過度に印象的だった。

というわけで現在は母も「レット・バトラー、カッコいい!」となっているが、わたしが実際ご本人を見たわけではないので(そりゃそうだ 笑)何なのだけれど、ものの本によればクラーク・ゲーブルは歯が抜けてしまっていて、映画で見る素敵な歯並びは入れ歯なのだそうな。
ま、ハリウッドゴシップとしては有名なお話でした。
ちなみにレスリー・ハワードは「レスリー・ハワード搭乗機誤撃事件」で搭乗機をドイツ空軍に攻撃されて死亡している。

ところで映画史上の「ダンディズム溢れる男」ですぐ頭に浮かぶのが、『カサブランカ』や『三つ数えろ』のハンフリー・ボガート、そして『風と共に去りぬ』や『或る夜の出来事』のクラーク・ゲーブルですな。
ああ、そして日本では市川雷蔵の『眠狂四郎』もそうですな。
映画史上の大スターたちによって造形されたダンディズム、あるいは美学を、即自分の人生に取り入れようというのは無理があるが、何らかそのエッセンスでも生かしてほしいですな。
勘違いしたようなのはダメだけれど、同時に自分なりのダンディズムや美学は持つべきだと思うのです、男女を問わず。

nice!(23)  コメント(5) 
共通テーマ:アート

●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌54日~ジャン=クロード・ブリソー映画『愉楽への手ほどき』、そのエロスと「ぼかし」。~『眠狂四郎 炎上剣』、薄幸な少女との「瞬間」。 [「言葉」による革命]

●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌54日~ジャン=クロード・ブリソー映画『愉楽への手ほどき』、そのエロスと「ぼかし」。~『眠狂四郎 炎上剣』、薄幸な少女との「瞬間」。

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画の話題」

11月23日(土)手術後249日目
退院後54日目

ジャン=クロード・ブリソーのフィルモグラフィーにはバネッサ・パラディ主演の『白い婚礼』もあって、これなんかも今観るとまた違ったおもしろさが発見できるだろう。
と言いますより、いい映画は鑑賞回数を重ねるほどに新たな発見がある、それだけの中身が詰まっているものだ。
と言いますか、ジャン=クロード・ブリソー監督の『愉楽への手ほどき』という映画、「ジャン=クロード・ブリソー」という名前がなかったら泡沫なエロティック映画かと思われるだろうけれど、冒頭(どうかなあ?)と感じつつも観続けていたらアッという間に終わってしまった。
女2人の、そして3人のレズビアンシーンがまずエロティックでとても官能的。
まあWOWOW放映で観たのですが、下半身部分のほとんどに円型のぼかしが入って来る。
ぼかしを入れる方々(?)のご苦労も大変だろうが、どう考えても性器周辺など映ってなさそうな場面をぼかすのはいかがなものか。
と言うか、「ぼかし」自体の是非を問うような議論を最近は見かけないが、ネットで「無修正」などという動画を簡単に視聴できる昨今、要するに一部映画にぼかしがあろうがなかろうが誰も気にしないということもあるのだろうか。
こんなことにも「結論先延ばし、棚上げ日本人」の一端が垣間見えるが。
しかし映画作家が心血注いで創り上げた作品に「ぼかし」・・・あまりに不細工であることは言うまでもない。
しかしまた、日本人がフランス人ばりの露出をする必要もない。
日本人には日本人ならではのエロティシズムがある。

『愉楽への手ほどき』は3人の女性によるレズビアンシーンから男性も入り交じる性愛展開となるが決して下品に堕することはなく、それどころか画面構成や俳優たちの配置、そしてチープな特撮映像までが60~70年代の映画へのオマージュを飛び越えて、コナン・ドイル在りし日の怪しげな「心霊写真」へのオマージュにも感じさせられてくれて心地よい。

それにしても『眠狂四郎 炎上剣』。
寺社での殺陣シーンだけでなく、クライマックスで狂四郎は不幸な少女と語らう。
二人の人生が交わるのはこの瞬間が最後かもしれない。
少女の笑顔。
何もかも分かった上で深い微笑みを浮かべる狂四郎。
運命の中の二人の登場人物を切り返しカメラで捉えるシーンは映画の醍醐味の一つだ。
市川雷蔵の見事な「映画演技」を再確認できたのも嬉しかった。

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:アート