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●〈「言葉」による革命〉・・・・「戦いの最前線」は、「家庭」・「カフェ」、そして「あなた」~「日本を新たなる映画大国にしよう!」その24。「言葉の戦士」の「ミッション」と修行、「映画」についても「演技」についても、分からずに発言しまくりのネット空間。 [「言葉」による革命]

※2020年3月2日配信予定 末尾ルコ メルマガ(有料)より抜粋。

●〈「言葉」による革命〉・・・・「戦いの最前線」は、「家庭」・「カフェ」、そして「あなた」~「日本を新たなる映画大国にしよう!」その24。「言葉の戦士」の「ミッション」と修行、「映画」についても「演技」についても、分からずに発言しまくりのネット空間。

かつて淀川長治は、

「誰でも映画については語れると思っているのね」

という趣旨の発言をしていた。
これは決してスノッブ的感覚を基にした発言ではなく、他の芸術、例えば文学や音楽、さらに演劇や美術などと比較した場合、「誰でも口を出したがる」のが映画であるということです。
「誰でも口を出したがる」存在というのは決して悪いことばかりではありません。
それだけ人口に膾炙しているということであるし、人々が注目しているということですから。
より多くの注目を浴びておれば、より多くの人材も集まり、より多くのお金も集まることになる。
それはそれでいいのですが、それだけにさほどその分野に詳しくない人たちが平気で一論ぶったりする事態がそこここで見られるようになるわけです。

(続きは、有料メルマガでお願いします)

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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌143日目~「母が自宅にいる」という「奇跡」。~ダイアン・クルーガー『女は二度決断する』に横溢するハードボイルドタッチ。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画の話題」

●2月23日(月)手術後340日目
退院後143日目

お食事のお話を続けるとですね、まあ母が現在「体重増加・血糖値上昇」という状態になっているとはいえ、心臓(冠動脈)バイパス手術直後の状況を思い出せば、まるで夢のようなものなんですね。
手術前後の状況は常に念頭に置き、今の状態を感謝せねばと思ってます。
だから当ブログでも折に触れその時期のことを書きますが、お付き合いくださいね。
そう、あの時期、もちろんまず「生か死か」という極限状態が続いたし、幸いなことに「生」の方向へ大きく振れて来た時期でさえも、(どのくらい食事ができるようになるか)(どのくらい呼吸ができるようになるか)(どのくらい日常生活ができるようになるか)はまったく分からない状態だった。
ICUから一般病棟へ移った直後でも、わたしが「普通の生活に戻れるか」という質問をすると、看護師に(この人、状況が分かってないんじゃないか?)という表情をされた。
その看護師も時間が経つにつれ、母の体力の回復を目の当たりにして「元気をもらってます」と言ってくれるようになったが。
そして手術直後はしばらく点滴で栄養を摂っていたけれど、ミキサー食とは言え、「口から食べられる」ようになった時は本当に嬉しかった。
ところがすぐにミキサー食を受け付けなくなり、例えば「きんぴらごぼう」をミキサー下ものを口へ入れただけで嘔吐するといったこともあった。
あの時期はどうなることかと悩みは深かったですね。
だから今の、母が自宅のリビングで美味しく食事をしてくれている風景は奇跡(この言葉も安易に使うつもりはないのですが、ここでは使います)のようなものであり、ひと時ひと時が宝石のようなものであること、いつも実感していたい。
同時に、「現状」に満足するだけでなく、母の「84歳からの新たな人生」をできる限りサポートしていきます。

・・・

『女は二度決断する』という映画があって、その「女」とはダイアン・クルーガー。
ダイアン・クルーガーが欧米世界でいかに「超美人」と認識されているかというお話は以前に少ししましたね。
「美」にはかなりの普遍性があるのだと思いますが、時代差や地域差もかなりあるのも事実です。
ダイアン・クルーガーは日本人から見ても「美人」でしょうが、おそらく「特別」とまでは認識されないでしょう。
『女は二度決断する』は、ドイツ社会で起きた爆弾テロにより夫と息子を亡くしてしまった女性が自ら犯人を追及していこうというストーリーです。
この作品の演技でカンヌ国際映画祭女優賞を獲得したダイアン・クルーガーでして、「女優主演映画」としての観応えたっぷり。
それよりも何よりもわたしが嬉しかったのは、最初から終わりまで途切れず続く、緊張感あふれるハードボイルドタッチなのでした。

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