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●末尾ルコ フラグメント「猫、アマンディーヌ・アルビッソン」篇。 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ フラグメント「猫、アマンディーヌ・アルビッソン」篇。

「猫、アマンディーヌ・アルビッソン」

源義経の八艘飛びって
ホントにあったのでしょうか?
いやそれよりも今は、
アマンディーヌ・アルビッソンの
「In the middle somewhat elevated」について
語りたい気分だ!

ぼくの素敵なネコは、
ぼくがバレエファンだということを
よく知っているよね!

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年7月4日 [愛の景色]

そしてその日は朝からの雨だった
かなりの雨だ
僕は少し濡れながらもドアを入る
一足飛びにあなたの姿が目に入り
あなたもすぐに僕の姿を認識し
少なくとも二人はその意識の
かなり前景にお互いを今
持っている
それだけでも
戦場に咲く花のようだ

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●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌270日目~今月ケアマネさんにお薦めした映画の中で、特に『ニノチカ』が重要な理由とエルンスト・ルビッチ(ルビッチュ)。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画の話題」

6月30日(火)手術後464日目
退院後270日目

映画好きのケアマネさんに7月のNHK BSで放送予定のものの中で、、

『ハリーの災難』(7月1日放送)
『ニノチカ』
『グラディエーター』
『雨に唄えば』

の4本をお薦めしたというお話ししましたが、

『雨に唄えば』はご存じ(かどうか分かりませんが 笑)ジーン・ケリーの歴史的ミュージカル映画。
ジーン・ケリーと言えばもう一つ『パリのアメリカ人』というこれまた歴史的傑作があるけれど、こちらは何度となく観てるんです。
『雨に唄えば』はまだ一度観たくらいで、しかも細部は記憶していません。
だからわたしもまた観たい。
フレッド・アステアとジーン・ケリーのダンスはハリウッドの神技と言ってよく、なんてこと若輩者(笑)のわたしが語るまでもないですが。
でも危機的状況の日本における洋画状況の中、若い映画ファンも増えているのは事実。
10代~20代の映画ファンの多くにとって、「凄い映画」の代表がマーヴェルなど「スーパーヒーロー映画」だというのも事実です。
さらに言えば、彼らの中には昭和の時代であれば一般常識に近かった映画史的知識が欠けている人たちもけっこういらっしゃる。
まあわたしが中学生くらいの頃を振り返っても、「これは芸術映画じゃないからねえ~」なんて生意気なことを言ってましたから、気持ちは分かるんです。
でも20歳そこそこで早くも「生涯最高の映画体験だった」なんて言っている(書いている)のを見ると、(ちょっと危ないなあ・・・)と感じることもあります。
だから最新の映画も尊重し愉しむけれど、映画史的視点の情報発信も常に必要だなと思ってます。
映画史的傑作の凄み、その異常なまでのクオリティの高さを理解できる鑑賞眼を持つ人が若者の中でも増えてほしいですからね。

で、前述の4本の中で今回特に重要に思っているのが『ニノチカ』。

『ニノチカ』!

『ニノチカ』は、何といっても

監督がエルンスト・ルビッチ(ルビッチュ)!
主演がグレタ・ガルボ!

ということで、監督、主演女優とも映画界の伝説(敢えて「レジェンド」という言葉使いませんが)なんですね。

特にエルンスト・ルビッチ(ルビッチュ)、現在ではなかなか鑑賞機会ができない監督なのですが、とにかく「凄い!」と淀川長治さんも蓮見重彦さんも絶賛しまくるとてつもない監督なのですが、

『カルメン』 (1918)
『結婚哲学』 (1924)
『ラヴ・パレイド』 (1929)
『陽気な中尉さん』 (1931)
『君とひととき』 (1932)
『極楽特急』 (1932)
『生活の設計』 (1933)
『メリィ・ウィドウ』 (1934)
『天使』 Angel (1937)
『青髭八人目の妻』 (1938)
『ニノチカ』 (1939)
『生きるべきか死ぬべきか』 (1942)
『天国は待ってくれる』 (1943)
『小間使』 (1946)

と監督作を並べてみても、わたしもまるで鑑賞できてないっぞ!

というわけで、ルビッチ(ルビッチュ)作品の中で比較的鑑賞機会の多い『ニノチカ』は貴重、今回の放送を観逃したくない理由です。

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