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● ルコ美醜悪学 総論 25 [ルコ美醜悪学]

「弱い」強い」と同じように、「勝つ」「負ける」という言葉も単純化してはいけないない。
確かにスポーツなど明確に勝敗がきまる分野もあるけれど、人生の中では、「負け」だと思っていたことが実は「勝ち」だったという現象は珍しくないのだ。


ベネチア国際映画祭、「ノルウェイの森」受賞ならず!についての短い文章。 [生と死のためのアート]

モントリオールで深津絵里、ベネチアで「ノルウェイの森」とはいかなかった今日この頃、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?

金獅子賞がソフィア・コッポラ監督の「サムウェア」だというのだけれど、わたしはこの監督の異文化に対する視線を非常に疑っているのだが・・。

なんと、ナスの成分は・・! アンチエイジング [肉体とアンチエイジング]

そう、本題はナスの栄養に関してだ。
かつてわたしは食べ物の栄養やカロリーなどを語ることについて批判的だった。
無粋な気がしていたのだ、そんなことを語るのが。
しかし今は違う。
カロリーや栄養に関する言説を盲信する気はないが、知ってるとおもしろい。
そして「食べ物」の摂り方が、体調やアンチエイジングに大きく関わっェいるのは間違いないという手応えもある。
で、ナスである。
ナスの成分のほとんどは水分だという。
しかもそれは90%を超える値でだという。
え~~?ナスッてそんなに水分が?と思う向きもあろう。
え、ない?
ありますよね?
え、知ってた?
おっと、また「?」が多くなってきたねえ。
でもキュウリならまだしも、ナスって水分なさそうなんだけどなあ~。
いやあ、分からないものですねえ、フフフ。

イチローよ!カウントダウンよ!またまた1安打だ!10年連続200本へ15本を切りました♡  [美学的イチロー]

ほわわあわわあわあわ!
イチロー、今朝もエンジェルス戦で1安打!

これで10年連続200本安打まであと19試合で14安打でありんす!

                                  RUKO

「素敵なバカ(美の探究者)」の無力感、空虚感!恐るべし、運転免許センター! [生と死のためのアート]

心ならずも「支払い」をしてしまったわたしは肩を落とし、ため息をつきながら視力検査へと進む。
(せめて素敵な女性でもいないかなあ~)
などと思ってみても、運転免許センターにそうそう魅力的な女性などいないということは、冬に歌っている蝉がいないと同様に自然の摂理なのだった。(ホントか? 笑)
窓の外で蝉が鳴いている。
(それにしてもボロい建物だなあ・・)
古びた教室、薄汚れたトイレ。
(せめて建物が高島屋新宿店くらいだったらなあ・・)
などと思ってみて余計に空しくなった。
蝉の鳴き声が「あほ~あほ~」と合唱しているように聴こえる。
(ふん、あほ~じゃないよ。「素敵なバカ」さ)
と心で少しだけ悪態をついても虚しさが去るいことはない。
「あの、あなた。そっちじゃなくて、こちらの教室」
後ろから職員の男に声をかけられる。
やや愛相のいいスルメのような男だ。
(ああ、場所さえ間違うとは・・。おれの人生こんなものかねえ)
いや、そんなはずはない。
まだまだやれるはずだと自分を叱咤する素敵なバカ(美の探究者)。
(そう、あのドアを開ければ違反者講習を受けに来た仲間たちが待っているんだ!)
ガラッ!
ドアを開けたその先に見えたものは・・。

つづく

暑い9月。吉高由里子「美丘」第9話。「記憶」と吉高由里子。 [吉高由里子]

暑い。
いまだに暑い。
午前中から暑い。
この暑さ、どうにかせい、民主党政権!
菅と小沢、今すぐ暑さを止めた方に投票するぞ、投票権ないけど。
そうでなければ秋元優里に投票するぞ、民主党議員じゃないけど。

「美丘」第9話。
吉高由里子「美丘」は急激に記憶を失いつつある。
「去年マリエンバートで」、マルグリット・デュラス、フィリップ・K・ディック・・「記憶」はどのような芸術においても魅惑的なテーマだ。
記憶があいまいになって行く吉高由里子の表情を観ていると、このテーマで大幅にキャストやストーリーを変えて映画化してほしいという希望が強くなる。

不可抗力、降板を秘めたバレエの怖さと陶酔。スヴェトラーナ・ザハロワSvetlana Zakharova。ミリアム・ウルド-ブラム Myriam Ould-Braham。 [愛とバレエ]

バレエ鑑賞者はときに不可抗力に耐えねばならない。
そして不可抗力が起こる可能性は、おそらく他の芸術よりもかなり高い。
肉体を極限まで酷使しなければ成り立たない芸術であるバレエは必然的にパフォーマー、つまりダンサーの故障という事態と表裏一体となる。
とにかくバレエという芸術は誤魔化しが効かない。
まあ他の舞台芸術もそうなのだろうが、特に過酷なダンスを要求されるクラシック・バレエは些細な体調の変化でまったく踊ることができなくなる。
踊る予定だった目当てのダンサーが当日ステージに立たないという事態をわたしは何度となく経験してきた。
そんな事態に遭遇したときに心にできる空白感は、他の何物でも埋めることができないからやっかいだ。
そしてわたしがバレエ鑑賞を始めてから最大のショックが今回のスヴェトラーナ・ザハロワSvetlana Zakharovaであることは言うまでもない。
そう言えば今年のパリ・オペラ座バレエ日本公演、ミリアム・ウルド-ブラム Myriam Ould-Brahamは踊れなかった。

いつでも不可抗力は起こる可能性がある。
だから「今」の舞台が宝物なのだ。

ミリアム、あなたは知らない世界から落ちて来た朝露のように美しい!
Myriam!
Vous êtes belle comme la rosée du matin qui est tombée du monde que je ne connais pas!

あなたは最も繊細なバレリーナなんだ。
Vous êtes la ballerine la plus sensible.