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● ルコ美醜悪学 総論 32 [ルコ美醜悪学]

古代から現代に至るまで人間にとって本当に大事なテーマは変わっていないというのは本当だと思う。
「本質」は常に変わらないのだ。
と言うことは、古より伝えられる「言葉」にはまさしく「不変の真実」が含まれていることが多い。
その中でも人間にとって最も大事な言葉の一つ。

「メメント・モリ」・・「死を忘れるな」

ネオアンガージュマン 日本人の司会者、インタヴュアーなどに関する2つの例。ジュリア・ロバーツ、深津絵里。 [ネオアンガージュマン]

日本人の司会者、インタヴュアー、アナウンサー、リポーターは、(全員ではないが)とてつもなく愚劣な質問をすることが「普通」である。
この問題に関し、わたしは常に大きな怒りを覚えており、今後どんどん追及していきたいと考えているが、とりあえず2つの例を挙げてみよう。

先だって来日していたジュリア・ロバーツ記者会見である質問に対して言ったセリフ。
「もっと気の効いた質問はないのかしら」


モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を獲得して帰って来た深津絵里に対するあるリポーターの質問。
「誰に伝えたいですか?」

こんなのばかりなのだ、日本人のインタヴュアーって。

・・・・今日のイチローは、10年連続200本安打は(・。・; [美学的イチロー]

う・・・・・・くくく(・。・;

今朝のレンジャーズ戦、イチロー無安打。

10年連続200安打まであと13試合で7本だ・・・。

一喜一憂しますまい。
油断もしますまい。
あわびの住まいは貝殻ヨ!

                      

君への本当の愛の短い言葉 新変奏曲 2010年9月20日 [愛の景色]

君と「会えない」ではなく、敢えて「会わない」時間を創ることで、愛をよりふくよかにするという企てはどうだろう?

タグ: アート 言葉

吉高由里子「美丘」最終回。規制の中での「生と死」。 [吉高由里子]

「美丘」のテーマはいわば「生と死」なのだろうが、テレビドラマでこれを追究するのは難しい。
「分かりやすさ」「観やすさ」が求められるテレビドラマでは通常リアリスティックな「生と死」の表現は求められない。
だからこそわたしはテレビヂラマを、俳優たちが本当に取り組むべきものではないと考えているのだが、それはさて置こう。
何はともあれ手薄なキャスト陣で吉高由里子は見事な主役ぶりを見せた。
それは嬉しかったし、価値ある出演だったと思う。

「天使の恋」寒竹ゆり監督 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「天使の恋」寒竹ゆり監督

この作品を観ながら、「佐々木希の使い方」という命題に直面した(笑)。独特の美しさを誇る佐々木希だけれど、テレビドラマ「土俵ガール」などを観ていると「トンデモ女優で終わるのかな」という印象も強かった。「天使の恋」も映画とは言え、sin原作の、いじめ有り、援交有り、難しい病気有り、自殺有りなどの典型的ケータイ小説パターン。しかしこれが退屈せずに観ることができたのだ。もちろん「映画館へ足を運ぶほど」の出来とまでは言えないだろう。しかし明らかに「テレビドラマ」とは違う次元のものとなっていた。場面転換が速く、カラーの配置も気が利いていて、何よりもそれらが佐々木希の美貌にマッチしている。こうなると佐々木希を女優として生かす企画がもっと観たくなる。もう一点、谷原章介もテレビで観るより遥かに魅力的だ。

4点。

エースコック「小海老天そば」の小エビちゃんと素敵なバカ・・孤独な二人(?) [生と死のためのアート]

エースコック「小海老天そば」に入っている小エビちゃんは答えた。
「ぼくの瞳が純粋に見えるのかい?でもぼくの瞳には哀しみがいっぱいなんだ」
「哀しみ?」
「そう、哀しみさ」
よく見れば小エビちゃんの目にいっぱいの涙が溜まっていた。
「小エビちゃん、泣いているんだね・・」
「ああ、あなたにはこんなところ、見せたくなかった・・」
ずいぶんと馴れ馴れしい小エビちゃんだな・・正直そう思った。
(この小エビちゃん、いきなり人間関係の距離を縮めようとするタイプだな)
警戒感が少し芽生えた、と同時に不思議な嬉しさも感じた。
(おれ、何を考えてるんだ・・)
「ねえ小エビちゃん、おれと君は今始めて会ったばかり。なのにおれに〈見られたくなかった〉なんて道理を外れた発言だねえ」
「え、そんな・・」
小エビちゃんは顔を伏せると同時に「うっく、うっく」と嗚咽を始めた。

つづく