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●末尾ルコ かつて語ったエドガー・アラン・ポウに 1 [「言葉」による革命]

エドガー・アラン・ポウと言えば・・・。
さあ、すぐにどんな作品を思い出しますか?
推理小説・探偵小説の元祖的作品と目される「モルグ街の殺人」?
あるいは妖美の極みとも言える、
「アッシャー家の崩壊」?
はたまた恐怖小説史の中でも白眉の一つである
「黒猫」?

ポオを読まずに人生送って、ませんよね?
え?送ってる??
そんなあなたはラッキーです!
だってこれからポオのすべての作品を初めて味わえるわけですから。

さて、わたしはポオの大方の作品を愛しているけれど、特に詩が好きです。
とりわけ有名なのが、

「大鴉」と
「アナベル・リー」ですね。

わたしももちろん大好き。
「アナベル・リー」の美しさときたら。

常にその大傑作2本はわたしの精神の宝物なんですが、最近別の詩も宝物となりました。
それが、「THE COLISEUM」。


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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年11月9日 [愛の景色]

あなたがスポーツ選手だなんて
似つかわしくなくて
笑ってしまうほどだけれど
ぼくの中で何が起こったのだろうか

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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌392日目~『追想』のパンフレットを買って盛り上がるケアマネさん、なのでわたしのロミー・シュナイダー出演映画トップ10. [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

11月1日(日)手術後581日目 退院後391日目

ところで映画パンフレットって、いつしか無駄に高かったり、無駄に豪華な装丁だったり、それでいて(これは!)という捨身が載っておらず、おもしろい文章もなしという、そんな代物も多かった。
かつては映画パンフレットも薄くって、サイズもほとんどの映画で同じでしたね。
徐々に付加価値が加えられるようになり、どんどん空疎な内容になってきている気がします。
あ、でもすべてのパンフがってわけじゃないですよ。
でも今はわたしは余程のことじゃない限り、映画パンフ買ってません。

それはさて置き母がお世話になっているケアマネさん、ロバート・レッドフォード出演作以外には、ロベール・アンリコ監督の『追想』のパンフを買ったそうな。
『追想』と言えば、フィリップ・ノワレとロミー・シュナイダー主演。
この二人が夫婦役で、一人の幼い無s目がいる。
幸せな生活を営んでいたけれど、ナチスの暴虐に妻と娘は虐殺される。
その虐殺の描写が過酷です。
特にロミー・シュナイダーはナチ将校たちにレイプされた上、火炎放射器で「燃やされる」のです。
悲痛と激怒にくれる夫は蛮行を犯したナチ将校たちに自ら復讐を誓い銃を取る・・・というお話です。

ロベール・アンリコと言えば日本でとても人気の『冒険者たち』の監督ですね。
アラン・ドロンとリノ・ヴァンチュラ、spそてジョアンナ・シムカスの「男2人+女1人」というトライアングルを中心に織り成される冒険と恋愛譚なのですが、こういう映画って普遍性があります。
いつ観ても古びることがない。
映画もやや軽いけれどとてもよくできているし、なにせ「あの時のジョアンナ・シムカス」を普遍性の高い映画に定着させたことは映画ファンに対して「幸福をもたらし続けている」と言えます。
ジョアンナ・シムカスそのものは映画史の中で大書される女優ではないですが、『冒険者たち』の中でロマンティシズム溢れる佇まいで撮られたことで、コンスタントにそこそこの実績を残した俳優以上に永遠性を持った存在となっています。
「その時を魅惑的に定着させること」・・・これこそ映画のとても大切な要素の一つです。

そしてロミー・シュナイダーこそは映画史上に大書されているスター中の大スター。
ロミー・シュナイダーについて短く語り尽すことなどできませんが、取り敢えず現時点でのわたしの「ロミー・シュナイダー出演作トップ10」をお伝えします。

▲末尾ルコ選定 ロミー・シュナイダー出演映画トップ10(2020年10月時点)

1『離愁』
2『ルートヴィヒ』
3『地獄の貴婦人』
4『追想』
5『制服の処女』
6『太陽が知っている』
7『夕なぎ』
8「過ぎ去り日の…」
9『サン・スーシの女』
10『暗殺者のメロディ』

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