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●末尾ルコ かつて語ったレイチェル・ワイズ 1 [「言葉」による革命]

映画「チェーン・リアクション」のキアヌ・リーブスは実にフラットで、それは演技だけでなく存在そのものにも言えて、観ていてボウッとするようなフラット感があります。
そのフラット感が「チェーン・リアクション」の大味な内容に合っているとも言えるんですが、レイチェル・ワイズだか格違いの濃く細やかなオーラを発揮しています。
「ニュアンス豊か」とも言えますね。
時にロシア文学の出演者のようであり、時に魅惑的な謎の女のようでもある。

タグ:映画 アート
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年11月3日 [愛の景色]

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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌386日目~「胸キュン映画」であまりに演技のできない主役が存在することについて。~「男性が宝塚を愉しむ」方法とは? [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

10月26日(日)手術後577日目 退院後386日目

いろいろと後学のために「胸キュン映画」なども観ておりますけれど、中には主役級で演技も何もマルっきりできない人も出てたりします。
顔だけでもすんごくよければまだしもですが、そうでもないという。

映画、映像作品へ出演する人たちは必ずしも「高い演技力」を求める必要はない・・・これは重々承知でして、わたしも演劇的芝居を映画の中で演じるのは原則として好きではない(例外はあります)。
映画では時に出演者は「そこにいるだけ」でいい場合もあるし、素人ばかりを使って大傑作となったのがぴエル・パオロ・パゾリーニの『奇跡の丘』です。
しかしですね、それはあくあまで作品内容がそうした演出や出演者を要求している場合であって、わたしが最近観た「胸キュン映画」内でのキャスティングはそんなレベルでは当然なかったですね。
でもそういう映画がけっこうな興行成績を上げていたりするから何ともやり切れない。
「胸キュン映画」へ足を運ぶ人たちにももう少し客観的な鑑賞眼を持っていただきたいものです。
そうでなければ日本の映画の世界、さらにさらに衰弱していきます。

その点、「お金を払っただけのものは必ず見せる」のが宝塚・・・と無理矢理話題を宝塚に持って行きますが・・・(笑)。
母(お母ちゃん)が久々に宝塚を観た時の感じがですね、観始めた段階では、「知っちゅう人がおらんねえ」と、ずっと観てなかったのだから当然なのですが、あまり気が向いている様子ではなかった。
それが30分経ち、1時間経つ頃には、「やっぱりえいねえ」と言い出し、さらに続けて観ていると、「いや~、観よったら1秒も退屈する暇ないねえ」と言い出した(笑)。
こうなるとわざわざ録画して観てもらった甲斐も100万倍以上であるところの。
じゃあこれからもどんどん宝塚チェックするぞと決定し、そう言えば昨今の宝塚スターたちはわたしたちが観ていたせいぜい20~15年くらい前(↑わたしは18歳のはずだが、こんな不思議現象もあるんですねと比較してもプロポーションが大きく変わっている。
腕や脚が長くなり、顔が小さくなってるんですね。
そう言えば少し前にちょこっと最近の宝塚を観た時に、やたら綺麗な娘役トップがおりましたな。
わたし自身もまたそうした御贔屓を見つけて愉しんでみよう。

ところで宝塚がこれだけ長きに渡って女性たちに多大な支持を得ているのはもちろん「夢見る男女像」、特に「こんな男性がいてほしい」けど普通は「いない」という男性像を舞台上で実現しているから・・・ということが一番大きいのだと思いますが、その意味では男性たちも宝塚を観て、(こんな男性像が求められているのか)と理解し、そのすべてを倣うのは無理としても、少しでも取り入れられる要素は取り入れる・・・というのも人生をおもしろくする一手ではあると思います。
あまりに似合わないことはやるべきではないですけどね(笑)。

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