SSブログ

●末尾ルコ 語った『女殺油地獄』などの「男の股間」3 [「言葉」による革命]

在も現役感むんむんの樋口可南子の美貌と安定感はなかなかに観応えがあり、夫が糸井重里なのはどうかと思うが、『女殺油地獄』の頃は30代中盤、現在30代中盤で樋口可南子的美貌と妖艶さを見せつけられる女優がいるかと言えば、どう考えても見当たらない。
日本映画黄金期と比較するまでもなく、90年代と比べても「現在の日本人女優陣」が手薄なことがよく分かる。
ただ、『女殺油地獄』で最も感心したのが堤真一で、「二枚目だが頭の弱いドラ息子」の役を見事に演じていた。


タグ:映画 アート
nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌410日目~松本穂香のインタヴュー、俳優たちの言葉から読み取るべき、「映画>テレビドラマ」の認識。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

11月18日(水)手術後599日目 退院後409日目

『私は光をにぎっている』主演 松本穂香のインタヴュー記事です。

松本穂香「自分を好きでいるために、終わりを選ばなきゃいけないときもある」
https://wotopi.jp/archives/93694

わたしは俳優たちがどのような考えで活動をしているかにとても興味があり、あるいは彼ら彼女らがどのような映画を観ているのか、どのような映画が好きなのかなどにもとても興味があります。
何度も書きますが、モチベーションの高い俳優が好きです。
ただ、日本人の場合(言いたい)と思っていることもはっきり言わないことも多いんで、インタヴューを額面通り受け取ってはいけませんけどね。
額面通り受け取れる人もいるし、受け取れない人もいる。
そのあたりは言葉の裏側をしっかり読み取っていかねばなりません。
映画に対する愛情や情熱を遠慮なく吐露する俳優たちも昨今は多く、例えば
柄本佑
西島秀俊
井浦新
二階堂ふみ
前田敦子
奥田瑛二
斎藤工
安藤サクラなどなど
年齢などを無視して頭に浮かんで来るままに挙げてみましたけど、他にも多くいます。
(土の俳優がどのような発言をしているか)などについては今後もお話していきたいですが、同時にほとんどの俳優たちは

「映画でいい役を演じたい、映画で評価されたい」と思っているはずです。

何やら「かつては映画>テレビドラマだったけれど、今は反対」などと単細胞的、あるいはマスメディアに惑わされた的認識を持っている人たちもいるようですが、そんなことぜんぜんないですね。
そりゃあテレビしか観ない人たちはそう思い込んでいる(思わされている)こともあるでしょうが、今で言う「情報弱者」的な思い込みです。
俳優たち、そしてこの世界の人たちの発言を丁寧に見ておれば、ほとんどの俳優たちから、「映画>テレビドラマ」というメッセージが読み取れるはずです。
まあこの世界のことを知らないぽっと出の新人などの中には(テレビドラマへ出て有名になりたい!)とか本気で思っている人もいるでしょうけどね。
いつも書いているように、「テレビドラマ=ダメ」と言っているわけではありません。
テレビドラマにもおもしろいものもある。
しかし原則、「映画>テレビドラマ」です。
これは映画とテレビドラマの成り立ちを考えれば当然の認識だと思いますけれどね。

ただ、映画は映画でも、今の日本映画界を考えれば、ある程度はインディ系の作品へ出演していないと、よりよい作品チョイスとは言えません。
松本穂香の場合、『わたしは光をにぎっている』をはじめ、既にいくつかのインディ系作品で存分な存在感を示している点、20代前半までの若手女優の中では抜きん出た存在となっています。

タグ:アート 映画
nice!(19)  コメント(2) 
共通テーマ:アート