SSブログ

●末尾ルコ かつて語った『ダークハウス』 [「言葉」による革命]

「怖くない
本当に怖くない
こんな怖くないことは
はじめてだ」

とまではいかなかったけれど、怖くなかった、実に怖くなかった、と言いますか、「何もなかった」と言ってもいい。
そんな映画が「ダークハウス」。
いやほんとに怖くなかった。
ちなみに
「怖くない
本当に怖くない
こんな怖くないことは
はじめてだ」
というフレーズ。
映画「セブン」公開時のテレビスポットのフレーズをパロディしてみました。

「セブン」は本当に怖かった。
超満員の映画館で観たけれど、それでもとても怖かった。
ナイン・インチ・ネイルズの「Closer」が流れ、いびつな文字が揺れながら浮かび上がる。
その時点で既にかつてないほどゾクゾクしていた。
さすがデヴィッド・フィンチャー監督。
最近では「ゴーン・ガール」も映画館でしか味わえないゾクゾクがあったけれど、フィンチャー以外ではなかなかいないのです、そんな作品ができる監督。


タグ:映画 アート
nice!(8)  コメント(1) 
共通テーマ:アート

極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年11月13日 [愛の景色]

11月のある夜
東南の空に
半月が浮かんでいた

nice!(7) 
共通テーマ:アート

●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌396日目~『シュヴァルツバルダー』を食した感想と『A GHOST STORY』という映画について、と。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

11月4日(水)手術後585日目 退院後395日目

10月の何日だったかな、ドイツの生ハム『シュヴァルツバルダー』を食べました。
イオン高知のスーパーに売ってましたが、このようにして食べたことのないものを食べるのも、お食事の一テーマとしてやっております。
母(お母ちゃん)との話題にもなりますし、どんなことであれ「新しいもの」は脳への刺激、そして精神への刺激になりますね、普通は。

で、『シュヴァルツバルダー』は朝食のサラダに載せて食べた。
日本でよく売られている生ハムと比べるとやや厚めに切っていて、塩っ気も強い。
「すごく美味しかったですか?」と問われると、「はい」と答えるわけにはいかないけれど、わたし自身は生ハムという食物事態をさほど美味しいとは感じてないのですな、もともと。
ところが母(お母ちゃん)は生ハム大好きになりましてね。
普段は国内産のスーパー売り生ハムですが、朝食でよく使ってます。
塩分が気になるところだけれど、少し食べるくらいならさほど問題はないかと。
ただ、「一日の塩分」というのは退院後、ずっと課題であり続けてます。
薄味ばかりの料理じゃお食事の愉しみがないですからね。

・・・

『A GHOST STORY』という映画がありまして、ルーニー・マーラ、ケイシー・アフレックの二人が出演しています。

監督がデヴィッド・ロウリーということで、(あ、なるほどな)と。

デヴィッド・ロウリーは『セインツ 約束の果て』で既にルーニー・マーラ、ケイシー・アフレックと組んでいて、この映画もとてもよかった、また観たい。
さらにわたしは未見だけれど、ロバート・レッドフォード主演で『さらば愛しきアウトロー』を。
これは蓮實重彦が賞賛していたので、(観なきゃ!)と今思っている映画の一つですわ。

それにしても『A GHOST STORY』は、ルーニー・マーラ、ケイシー・アフレックという大スター共演でよくこんな作品を撮れた問題というインディな完璧アートフィルムなクオリティです。

ただですね、別にわたし、「ハリウッド大作>インディ系アートフィルム」と固定しているわけではありません。
ハリウッド大作であれ、小予算のアートフィルムであれ、「よりよき作品」に心を震わせたいのです。
言うまでもなくハリウッド大作にもおもしろい映画、数えきれないほどあります。
映画史的には、「芸術」とは程遠い状況で作られたかの『カサブランカ』が驚異的な永遠性を帯びてしまったように。

『A GHOST STORY』のお話はさらに続けましょ、と。

nice!(21)  コメント(4) 
共通テーマ:アート