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●末尾ルコ かつて語った『クリムゾン・ピーク』 [「言葉」による革命]

ギレルモ・デル・トロ監督の映画すべてが好きなわけではないが、『クリムゾン・ピーク』は格違いのおもしろさで一秒も退屈することなく全シーンに惹き付けられた。
もっとも「幽霊」の表現はどうなのかと感じはしたが。
画面の隅々まで溢れる返るゴシック感覚には、(ぜひこの監督に、エドガー・アラン・ポオの映画化を)と強く感じた。
まあ、ポオの映画化で現在大きな観客動員が期待できるとは思わないが。
この『クリムゾン・ピーク』でさえ、満足できる観客動員ではなかった。
ともあれ作品中の「強烈に痛みを感じさせる」シーンの表現には恐れ入った。

タグ:映画 アート
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年11月2日 [愛の景色]

高熱に苦しむ時間
浮かんで来たのはもっぱら
あなたの顔、
あなたの佇まいのすべて

それはもちろん
ただぼくの事情
2020年秋の
ただの(いやそうでもないか)
一人の男の事情

ではあなたが高熱を出した時は
なんてこと考えないぞ
あなたは高熱を
出してはいけない
頼むから

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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌385日目~母(お母ちゃん)もまたしても熱中?宝塚各組のトップスターは? [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

10月25日(土)手術後576日目 退院後385日目

久々に宝塚を母(お母ちゃん)と一緒に観ました。
といっても舞台観劇ではなくて、WOWOWで放送した2018年の公演です。
その公演はミュージカル劇はなくて、宝塚で言うところの「レヴュー」が中心。
つまりは歌と踊りのステージというわけです。
でも知っている人はほとんどいない。
もうずっと宝塚をまともに観てなかったですからね。

まあ当ブログでもたまにお話していますが、母(お母ちゃん)とわたしは、かつて宝塚大劇場に通い詰めていたんです。
「通い詰めて」というのは少々盛った表現ですが、けっこうちょいちょい行ってました。
はい、高知から高速バスで。
「宝塚ツアー」っていうのがありましてね、日帰りで宝塚観劇ができる。
確か弁当付きだったよなあ。

もっとも高速バスで高知・宝塚間を往復はけっこうしんどかった。
宝塚大劇場へ行っていた時期と腰痛が今までで最悪だった時期が重なっていたんです。
バスの中、高知から宝塚までほとんど拷問のような日もあった。
そして最近行ってないので現在の状況は知りませんが、宝塚に到着すると割合に殺風景な周囲の中にファンシーな雰囲気の大劇場があります。
劇場へ足を踏み入れると、そこはまさに「女の園」。
男性客もいなくはないですが、女性、女性、女性の世界。
バレエ公演の観客も日本では女性がほとんどですが、それでも宝塚よりは男性割合多いです。
そして女性たちの中心は中年世代で、しかし若い女性もいるし、ご高齢女性もいる。
まさに「そんな女性が夢見る世界」が宝塚にはあるといった様相。
まあもちろん世の中すべてを見渡せば、宝塚的世界に興味を持たない女性の方が圧倒的に多いのでしょうが。

そして舞台の幕が開けばそこはもう独特の煌びやかな世界。
煌びやかであってもたとえば決してパリ・オペラ座バレエのセットのように芸術的高級感のあるものではない。
とても綺麗なのですが、どことなくチープでインチキ臭さのある・・・それが宝塚の魅力なのですね。
開き直りのカッコよさとでも言いましょうか。

で、母(お母ちゃん)やわたしが劇場で鑑賞した時に活躍していた宝塚スターたちは、高嶺ふぶき、姿月あさと、花總まり、和央ようかなどですね。
特に長きに渡って娘役トップを張り続けた花總まりはわたし大好きで、劇場でブロマイドも買いました。
現在のスターたち、わたしまったく知りませんので、宝塚のオフィシャルサイトで調べてみました。
各組のトップスターと娘役トップは現在次のようになっています。

花組 柚香光(ゆずか れい) 華優希(はな ゆき)
月組 珠城りょう(たまき りょう) 美園さくら(みその さくら)
雪組  望海風斗(のぞみふうと) 真彩希帆(まあやきほ)
星組  礼真琴(れいまこと) 舞空瞳(まいそらひとみ)
宙組 真風涼帆(まかぜすずほ) 星風まどか(ほしかぜまどか)

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