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●末尾ルコ かつて語った「変態島」ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督 [「言葉」による革命]

「変態島」ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督

「変態島」というのは日本で付けたタイトルだから別に「変態」な内容でなないだろうと思って観たら、しっかり「変態」である。つーか、「よくこんな映画撮ったな」という珍品。アジア人蔑視まるだし、ゲテモノ的映像満載、しかもそこに大女優エマニュエル・べアールがいる不思議。ところがわたしは最後まで退屈しなかったのだが。




タグ:アート 映画
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2021年7月27日 [愛の景色]


とてもおもしろい時代だ
恐怖に慄きながら


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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々、観応え十分、ノウミ・ラパスのサイコスリラー『アンストッパブル』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「恋多きヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

・・・


『アンストッパブル』っつーたらデンゼル・ワシントン主演の映画があるけれど、ここでわたしがお話するのはノウミ・ラパス主演のサイコスリラー的『アンストッパブル』です。
原題は『Angel of Mine』なのに日本題が『アンストッパブル』。
なぜだ?
どのような会議でこのタイトルと決定されたのだ?
しかもデンゼル・ワシントン主演でメジャーな同一タイトルの映画があるのに。
しかしこの疑問はこの度は追究せずにおこう。

ノウミ・ラパスの『アンストッパブル』、とても愉しめたのです。
ノウミ・ラパス演じる主人公は娘を亡くした母親で、死んだ娘そっくりの少女と出会い、常軌を逸した行動で近づこうとする。
常軌を逸したストーカー行為を繰り返し、さあどのように展開するか。

100分足らずの映画、まったく退屈することなく愉しめた。
語り口も巧みだが、ノウミ・ラパスはじめ俳優たちの演技が的確で関心させられる。
ノウミ・ラパス、そして特に「狙われる娘の母親」役のイボンヌ・ストラホフスキー。
抑制を効かせつつ感情表出はビンビン鑑賞者に伝わる。
さらに子役たち、日本のテレビドラマの多くの子役たちの(さあ、これから泣いてくださいよ)的演技とは大違い。
もちろんこれは監督の指導の賜物。
複雑な心情をよくぞ引き出したと思います。
他にもノウミ・ラパスの両親役の人たちなんかもよかったなあ。
サイコスリラーとしてのおもしろさに加え、俳優の演技をじっくり堪能できる『アンストッパブル』なのです。

で、うたちゃん(母)満足度は、4(5が満点)

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