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「キング・コング」ピーター・ジャクソン監督 [「言葉」による革命]

「キング・コング」ピーター・ジャクソン監督

わたしは「しがないナオミ・ワッツ」のファンなのであるが、この作品も存分にそのポテンシャル(?)が楽しめる。いや、もちろんキング・コングもド迫力だ。CGも効果的に使われている。けれど、DVDでその迫力が味わえるとはちょっと思えないのだが。
タグ:映画 アート
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2021年7月3日 [愛の景色]

あなたが歩いてきた
すっと美しいと感じた
ただそれだけのこと

あなたは久々にいた
ぼくがあなたとしばらく会わなかった
だけかもしれない
ただそれだけのこと

確かに君とは
案外ちょいちょい会うね
君はいつも素敵な服装をしていて
ただそれだけのこと

君とはもう
考えたら何年になる
その中にはあの困難な時期も

あったし
どうでもいいさの時期もあった

そして今、
と言うかごく最近の再認識
ただそれだけのこと
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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、母(うたちゃん)の日々、「OneGoose」という映画製作チームの『メランコリック』が見事!。 [「言葉」による革命]



わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「恋多きヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

・・・


ホント、インディ系の日本映画、おもしろいの多いです。
この前観た『メランコリック』もそう。
ラース・フォン・トリアーの『メランコリア』じゃなくて、田中征爾の『メランコリック』ね。
『メランコリック』は監督の田中征爾が脚本も担当していて、 製作は皆川暢二。
皆川暢二は主演者でもあり、もう一人の主要登場人物である磯崎義知と監督の田中征爾はチームだという。
「OneGoose」という映画製作チーム。

いやホントホント、『メランコリック』くらいおもしろい映画を作ってくれるなら、応援しなくちゃね。

『メランコリック』には鑑賞時点で知ってる俳優一人もいなかった。
こういうのは観る前に、(持つかなあ~)と不安になるものです。
2時間弱ほど知らない方々の演技で。

何度も書いているけれど、素人ばかりを出演させて歴史的傑作となった映画もあって、その白眉がピエル・パオロ・パゾリーニ監督の『奇跡の丘』ですけそね。

もっとも『メランコリック』に出演している人たちは素人じゃないのでしょうけどね。
他の出演者はたとえば、

吉田芽吹
羽田真
矢田政伸
浜谷康幸

などなどです。

これがねえ、この世の中では今のところまるっきり知られてない俳優たちがいいんですよ、
『メランコリック』は。
お話しはですね、主人公が東大卒だけれどバイトばかりしている男で鍋岡和彦(皆川暢二)。
一見風采は上がらない男ですわ。
この主人公が銭湯でバイトすることになるんですが、そこでは実は殺人及び死体処理が行われていたという、そんな展開です。
同じ時期にバイトとして入ってきたのが松本(磯崎義知)で、金髪に染めた若い兄ちゃん。

それでまあいろいろ危険なストーリーになっていくんですが、常にブラックユーモアを忘れない。
「殺し」のシーンもあるけれど、そこもよくできてます。
実にカッコいい。

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