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●末尾ルコ かつて語った「王妃の紋章」チャン・イーモウ監督 [「言葉」による革命]


ストーリー、色彩、アクション、物量と、あきらかに過度という言葉さえ通り越しているが・・わたしはきらいではなかった。黄金をベースとした衣装やセットも悪趣味ではあるが、「観たことのないもの」を観られたという快感がある。
皇太子を演じたリウ・イエのサイレント映画を思わせる表情は実に楽しめたし、嬋役のリー・マンは可愛かった。



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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~秋吉久美子、藤谷美和子、池波志乃…昭和女優のスケール感『誘拐報道』。 [「言葉」による革命]

わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。




『誘拐報道』という映画を観まして、これショーケンが主演。
ショーケンっつったら萩原健一ですね。
しかもショーケン俳優として全盛期のフェロモンむんむんの作品となってます。
このショーケンが小学生を誘拐する話。
しかも自分の娘のクラスメイトだっつう展開。
誘拐犯であるショーケンとそれを追う警察、そして報道の3つの視点に加え、誘拐された少年の両親、そして誘拐犯の妻といった人物像も描かれていく。
いやこの映画のショーケン、とてもカッコいいです。
そして昭和の警察や報道関係の描写、実に汗臭い、画面の外にまで汗や靴下や腋臭の臭いが漂ってきそうだ。
このような汗臭さって、平成から令和の映画に希薄になってますよね。
汗臭けりゃいいってわけじゃないですけどね。

しかし『誘拐報道』には他にも重要な見どころがあって、それは豪華女優陣なのです。
誘拐された少年の母に秋吉久美子、ショーケンの妻が小柳ルミ子、若手新聞記者の婚約者が藤谷美和子、そしてショーケンの愛人が池波志乃です、豪華でしょう。
そしてやはりこれら昭和の女優たち、今見てもスケール感がある。
人間的厚みも感じる。
こうしたところも平成令和の女優たちには希薄なんだよなあ。
長澤まさみとか堀田真由とか玉城ティナとか大好きですが、昭和の女優たちのスケール感は今のところ感じないですねえ。



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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~。多目的トイレに関する一般的感想。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



昨日駐車場の専用スペースについて書きましたが、あと多目的トイレですよね、いろんなやスーパーなどの。
あれって、「どなたでもお使いください」的なこと書いてることが多いですが、本当はもっと「必要な方優先」を強調してほしいところです。
「必要な方」というのは、身体障害者、車椅子利用者、高齢者、妊婦の方、小さな子どもさん連れ、オストメイトの方…などですね。
まああんまり人に腹立てても何ですが、うたちゃん(母)、これまでにもお話しているごとく若い頃から頻尿気味で、商業施設などでもよく多目的トイレ利用させてもらってます。
なので、「使用中」だといささか辛い時間なんですよ。
それで出てきた人がどう見ても「元気いっぱい」だと、ぶっちゃけちと腹が立ちますわ。
いやもちろん、元気そうに見えてもどこかに障害があるかもしれないし、オストメイトかもしれない。
とは言え、やっぱりそんなんじゃなく、しかも普通のトイレが空いてるのにわざわざ多目的トイレを使ったのがありあり分かる人っているんですよね。
その上、入ったら煙草の臭いぷんぷんなんてことも少なからずある。
わたし、自分では今は煙草吸わないし、タバコ吸う方々に対して嫌な気持ちは持ってないけれど(吸い過ぎはいただけませんが)、まあローレン・バコールとかジーナ・ローランズとかが映画の中で煙草吸うの、カッコいいしね。
でもわざわざ多目的トイレへ籠って煙草吸う人間に対しては大いに憤りを感じる。
そもそも、「多目的トイレでないと用を足すのが難しい人たちが外側で待っているかもしれない」という想像力が無いんですわ、こうした人たちには。



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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~駐車場「専用スペース」へ停める不届きな人物。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



12月7日にオーテピア、快感、いや開館以来の来場者300万人を超えたという報道がありましたが、それはさて置き。
オーテピアの駐車場、平面と立体両方あるんだけど、立体へ停めると出る時に時間を食うので、できたら平面がいいわけで、平面には車椅子利用者など専用のスペースがいくつかあるからたいがいはそこへ停められるのです。
12月7日も停められたのだけれど、ところがわたしたちの隣、そこも車椅子利用者など専用スペースだったのですが、勢いよく車が入ってきたのですな。
妙に勢いがよかったのでついそちらに目が行った。
白髪頭だけれど元気そうなおじさんだけが乗っている。
元気そうなだけでなく実際元気で、借りていた書籍が入っているらしき大き目のバッグを持って勢いよく出てきた。
そう、つまりこの人、車椅子利用者など専用のスペースへ停めて然るべき人間だったのかどうか。

あまり人を疑っちゃいけないが、こうした車椅子利用者など専用のスペース、何度か見かけたのが、自動車に掲示する「車椅子利用者などのマーク」があるでしょ、それを掲示して専用スペースへ停めているけれど、車椅子利用者や高齢者などは見当たらず、中年前後の健康そうな人が勢いよく出てきたりとか。
イオン高知など駐車場が混雑しますからね、該当者がいないのに「車椅子利用者などのマーク」を掲示して専用スペースへ停めているんじゃないかとか、そんなことを想像してしまいます。
そうでないことを望みたいですが。



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●末尾ルコ かつて語った「哀しみのトリスターナ」ルイス・ブニュエル監督 [「言葉」による革命]

「哀しみのトリスターナ」ルイス・ブニュエル監督

作品全体に漂う腐りかけた死の香りとエロティシズム。具体的な行為はほとんど描かず観客の想像力に委ね、しかも描かれた映像だけでも満足させさることのできる力技と微妙な匙加減の混淆。そしてカトリーヌ・ドヌーブの危険なまでの美。

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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~人間の、内面の成長とは何でしょうか?あるいは「お金より大切なもの」とは。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



そうですね、やはり人間、人生の中で成長していくに従って、
「より素晴らしいものに感動できる」
そんな境地を進んでほしい。
ケアマネさんが高校時代は「汚いものを観た感じがした」と言った『ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ』を今観たら「涙が止まらなかった」と言う。
それは取りも直さず彼女の鑑賞眼の成長、さらに人間的成長の賜物でしょう。
もちろんこれは「内面の成長」です。

この「内面の成長」がですねえ、昨今滅多に顧みられない。
学力などであれば数値化できるけど、「内面の成長」は原則まったく数値化できないですからね。
「金儲け」が最たるものだけれど、「数値化可能なもの」しか信じられない人、多いですよね。
『星の王子さま』も繰り返し「見えないものが大事」って言ってるのにねえ。
だって、「愛情」とか「信頼」とか、あるいは「勇気」とか、どれもぜんぜん見えません。
でも人間が生きていく中で、この上なく大切なものばかり。
日本って80年代後半くらいからかな、「金儲けしたもの勝ち」という意識が濃厚になっちゃってますね。
これ、ダメですよ。
お金は必要だけど、そう、現実的にはある程度以上のお金があった方がいいですね(わたしにはないけど)。
でもね、「理想主義に過ぎない」だの「青い」だの「中二病」だの謗られたとしても、必ず「お金より大事なものがある!」と確固たる意識を持っておくべきです。
だって本当なんだもの。



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●末尾ルコ かつて語った「荒野の用心棒」セルジオ・レオーネ監督 [「言葉」による革命]

「荒野の用心棒」セルジオ・レオーネ監督

このストーリーは解放感がなくて好きではない。真ん中でちまちまっとまとまっている印象なのだ。しかし映画としては、ダイナマイトの爆発、煙の中からイーストウッドが現れ、タメがたっぷりのガンファイトが展開・・これで十分満足する。
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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~冬の痒みの(ううう)と~スーパーで走り回るクソ餓鬼じゃなくてお子様について。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
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夏は虫刺され関係で痒いし、冬ともなると感想系で多分痒い。
痒くない季節ってないの、実際のところ。
「一年中、ぜんぜん痒くないです!」って人、いるのか、いないのか。
しかし冬の場合、夏と違うのは厚着が基本で、どこか痒くなってもすぐにその箇所へ指を伸ばせない。
痒いまま(ううう)と苦悶する時間が長くなります。


以前はファミレスへも行ってたから、「ファミレスで煩いクソ餓鬼じゃなくてお子様」をよく見かけたものですが、今はファミレス行かないからなあ。
でもスーパーは生活物資をニーズしてるから毎日行く。
するとしょっちゅういやがる、いやいらっしゃいますね、ギャーギャー煩いクソ餓鬼じゃなくてお子様、あるいは走り回るクソガキじゃなくてお子様たち…。
そうした状況については今までも何度となく書いて来たけれど、車椅子を押す生活になってからこれまで以上に神経質にならざるを得ないです。
スーパーの中で走り回るの、とても危険です、特に車椅子は急激な方向転換できないから。
それでねえ、スーパーの中を走り回る子どもたち、普通は子どもたちだけで来てるんじゃない。
親、あるいは祖父母と一緒なんです。
なのに走り回る、そして保護者が注意しない、あるいはとてもじゃないが子どもが言うことを聞かない程度のやんわりとした注意の仕方とか。
学校じゃないけど、スーパーも「子どもは走るな!」と貼り紙でもしますか?



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●末尾ルコ かつて語った「メゾン・ド・ヒミコ」犬童一心監督 [「言葉」による革命]

「メゾン・ド・ヒミコ」犬童一心監督

映像、脚本ともにとても充実した内容。細野晴臣の音楽もいい。ヒミコ役の舞踏家田中泯の存在感がまた抜群だ。どこか晩年のルドルフ・ヌレエフに似ている。柴咲コウの芝居のポテンシャルはどうなにかと感じるが。


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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)の日々~「お涙頂戴」か否かという峻別ポイント。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。



柄本明がですね、「『リオ・グランデの砦』の場面場面に泣いた」的な話をしていた。
でも一般的には泣くようなシーンじゃないんです。
映画や小説で「一般的に泣く」シーンって、「とても哀しいことが起こる」「主人公が苦難を乗り越える」などですよね。
まあそれは当然なんだし、もちろん問題はないのですが、このパターンが過度に商業化したのが「お涙頂戴」だと、まあこれは「お涙頂戴」の説明の一つと捉えてほしいですが、つまり作る側に、

(泣ける映画は客が来るぞ、金になるぞ、だから絶対にラストで泣ける展開にしなきゃだめだぞ)と、

実に鑑賞者を侮った感覚で作られる作品が濫発されることに繋がるんです。

「必然」という言葉、かつて女優がヌードになる場合によく使われましたね。
「裸になる必然のある作品」とか。
その使い方の良し悪しはさて置き、物語を誠実に紡ぐ結果としてラストで「泣ける」ものになるのはもちろん問題ない。
しかし、「お涙頂戴」っていうのは作品的クオリティ以前に、(クライマックスで泣かすぞ!)というやる気満々(笑)の作品だとも言えます。
こういうのが濫発されるっていう状況、いただけないんですね。




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