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●「母連れ狼の」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~マグリットも愛す岸井ゆきのの時代~アクション映画の快楽『アウトバーン』。 [「言葉」による革命]

わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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毎日ですね、誰かと、映画か音楽か本(読書)に関する会話を試みてください。
つまりわたしが言うところの「3種の神器」に関する会話ですね。
映画か音楽か本(読書)、そのうちのどれか、あるいはそれらすべてなら言うことない。
芸術は基本「独りで鑑賞」するものですが、それを「自分の中」に留めず、「外へ出す」ことで新たな、そして時に大きな展開が生まれます。

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『アナザースカイ』と言う番組で岸井ゆきの、がベルギーを訪ねるという企画があって、ベルギーは彼女の想い出の地だということで、ルネ・マグリットが画家としては大好きだそうだ。
わたしも10代の頃、マグリットやサルバトーレ・ダリの如きシュールレアリスム絵画、画集鑑賞レベルだが大好きだった。
岸井ゆきのも言ってたが、こうした絵画を鑑賞する時、「正解」を求めるべきではなくて、まず鑑賞して自分が快感を得られるか否かを問題とすべきなのだ。
しかしそれにしても『アナザースカイ』を観ていて岸井ゆきの、絵画も大好きだけど、とにかく映画、映画、映画。
岸井ゆきのと同じ時代に生きることができてよかったとさえ感じるのである。

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アクション映画とかスリラーサスペンス映画とかを馬鹿にする人がいるけれど、だいたいそうした人は「人間愛を謳った映画」とか「社会問題をテーマにした映画」などを無条件で上だと信じ込んでいるもので、しかし映画というものはそんな狭く堅苦しいものではないことはしっかり映画好きなら誰でも理解しているはずである。
ついでに書いておくと、「映画好き」を自認している人たちの中にも、「映画は娯楽以外の何者でもない」とご丁寧に宣言してくださってる方々がいるけれど、(何であんたにそんなこと決められなきゃならないんだ!)と馬鹿馬鹿しくもいつも小さく憤慨するのである。
もちろん誰でも、「映画はこうだ」と思うのは自由だけれど、少なくとも「映画ファン」を自認している人たちの中に、わざわざ映画を「より狭い世界」に囲いたい不届き者が存在するのが残念なのだ。

というわけで、ドイツを舞台とした『アウトバーン』〈原題『Collide』〉という映画がなかなかおもしろいのだけど、米国でも評価、興行成績も散々で、このような心地よく観ることができるB級アクションがなかなか成功しないのが困った状況なのだ。

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