●「母連れ狼の」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~今最も『カサブランカ』に酔いしれる~エロではなくサスペンス映画としての『欲しがる女』。 [「言葉」による革命]
わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。
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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。
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毎日ですね、誰かと、映画か音楽か本(読書)に関する会話を試みてください。
つまりわたしが言うところの「3種の神器」に関する会話ですね。
映画か音楽か本(読書)、そのうちのどれか、あるいはそれらすべてなら言うことない。
芸術は基本「独りで鑑賞」するものですが、それを「自分の中」に留めず、「外へ出す」ことで新たな、そして時に大きな展開が生まれます。
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『カサブランカ』を観たのはもう何度目だろう。
もちろん『カサブランカ』リアルタイム世代には程遠い。
しかし最初に観たのは映画館。
なんらかの特集上映だったか。
中学生のぼくはひたすらイングリッド・バーグマンの美しさに酔いしれた。
そして今、ぼくはバーグマンの美しさはもちろん、ハンフリー・ボガートのカリスマと絶妙な演技はもちろん、そして名高い「ラ・マルセイエーズ」のシーンはもちろん、映画すべてに今まで以上に酔いしれた。
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『欲しがる女』というフランス映画があって、WOWOWで放送された際には「エロまがい映画」のような扱いだったのだけど、どうしてどうして、観応え十分のサスペンス映画だった。
監督は、セバスチャン・マルニエ
主演は、マリナ・フォイス、そしてフランス映画界期待の20代前半の若手女優の一人であるジョセフィーヌ・ジャピが主人公の憎悪を受ける役として出演している。
6年ぶりに地元に帰ってきたコンスタンス(マリナ・フォイス)が以前の職場へ復帰しようとするが、自分のいたポストには若く抜群の容姿のオードリー(ジョセフィーヌ・ジャピ)が座っている。
で、コンスタンスはどうするか?
異常行動が始まるのだが、この女、もともとかなりサイコな野郎だったようだ。
そしてなぜかコンスタンス、やたらと肉体を鍛える。
それはまるで『ロッキー』のトレーニングシーンのように。