●「母連れ狼の」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~今最も「詩的」なルーニー・マーラ~フランス、『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』の観どころは。 [「言葉」による革命]
わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。
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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。
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毎日ですね、誰かと、映画か音楽か本(読書)に関する会話を試みてください。
つまりわたしが言うところの「3種の神器」に関する会話ですね。
映画か音楽か本(読書)、そのうちのどれか、あるいはそれらすべてなら言うことない。
芸術は基本「独りで鑑賞」するものですが、それを「自分の中」に留めず、「外へ出す」ことで新たな、そして時に大きな展開が生まれます。
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「詩的」
この場合「詩」とはもちろん現代日本で「ポエム」とさげずまれる存在とは何の関係もない。
その意味でぼくは常に「詩的」でありたいと念願しているが、当然ながらそれは容易ではない。
それでは世界の映画俳優の中で今誰が一番「詩的」かと少し考えてみると、すぐに浮かぶのがルーニー・マーラだ。
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『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』という映画はフランスのレオン・ブルム高校で起こった実話を基にしていて、作品のほとんどの時間は、一見地味な中年女教師と生徒たちのやり取りで埋められている。
いろんな意味で「出来の悪い」生徒たちに対し、どのようにして学業に対するモチベーションを与えられるか・・・この困難な問題に対し、教師はアウシュビッツをテーマとした全国歴史コンクールへのエントリーを提案する。
映画化までされているのだから、その取り組みが成功したであろうことは誰でも想像がつくが、想像に難くない結末に向かってこの作品はどのように進行していくか。
なかなかに観ものの約100分だ。