SSブログ

松田優作「ラストデイズ」。「映画のために死ねるのか?」という問いかけ。 [生と死のためのアート]

リドリー・スコット監督の「ブラック・レイン」時、今や誰もが知っている通り松田優作は癌に犯されていた。
撮影の際には強烈な痛みを含め、あらゆる苦痛に見舞われていたという。
こうしたことは以前から知ってはいたが、あらためて撮影現場などの映像を観ながら提示されると、「とてつもないことだったのだな」という実感が湧く。
まず「ブラック・レイン」の撮影に入るかどうか。
出演をキャンセルし、治療に専念するという選択肢もあったわけだ。
松田優作は迷ったのだろうか、それとも迷うことなく決断したのだろうか。
「ブラック・レイン」への出演。

「ラストデイズ」は問いかける。

「映画のために死ねるか?」と。


nice!(64)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

2010年パリ・オペラ座バレエ「ジゼル」東京公演。マチアス・エイマンが起こした奇蹟。 [愛とバレエ]

2010年パリ・オペラ座バレエ「ジゼル」東京公演。
東京文化会館はマチアス・エイマンのアントルシャに度肝を抜かれた。
ただでさえ開演から圧倒的なパフォーマンスを見せつけるパリ・オペラ座バレエ「ジゼル」だったのに、マチアス・エイマンのアントルシャによって、「奇蹟」あるいは「天上」と呼んでも差し支えない時間だと決定されてしまった。
生涯に何度このような「決定」に出会えるだろう。

バレエとは一体何なのだ?
ぼくは凄いバレエのステージを観ている時間、少なくとも全ての「憎しみ」を忘れている。

nice!(36)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

● ルコ美醜悪学 最近の実例  自分の話だけする人 [ルコ美醜悪学]

最近のことである。
わたしのある親戚が、大阪に住むある親戚の家を訪ねた。
そして「3時間」、自分一人で「自分の子どもたち」の自慢話をして帰ったそうだ。

nice!(36)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

綾瀬はるか「JIN仁レジェンド」の大沢たかおとロバート・デ・ニーロ。吉高由里子と時代劇と着物。 [吉高由里子]

2010年が暮れようとしている。

で、12月27日・28日に放送される「JIN仁レジェンド」の主役はもちろん「仁」こと大沢たかおだけれど、わたしはずっとこの俳優を退屈な俳優の一人だと認識して来た。
で、今はどうかというと、まだ「エキサイティングな俳優」だとはとても思えないが、わたしの中ではずいぶん高感度が上がっている。
それは大沢たかおが何かのインタヴューで、「タクシードライバー」のデ・ニーロを観て感動し、映画の世界へ入ることになった、とこんな意味の話をしていたのを読んでからだ。
もちろんロバート・デ・ニーロは全ての俳優にとって「神」のような存在である。
それは当然だけれど、よもや大沢たかおの口からデ・ニーロの名が出るとは思わなかったので、意外だっただけに高感度も上がったというところだろうか。
「俳優」であるのなら、歴史上「観ておくべき作品・俳優」は必ず観ておくべきだと思う。
園子温監督が若手俳優に過去の傑作の鑑賞を義務付けているのは正解だ。

さて吉高由里子が本格的時代劇「映画」に挑戦する日はいつだろうか。
あの顔、あの体型、着物がパーフェクトに似合う!

nice!(24)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

無比、浅田真央を応援しよう!村上佳菜子との評価。その二 [エッセー・闘う敗北者たち]

そう。
わたしはつくづく、浅田真央は「無比」だと思った。
以前からそう思っていたけれど、村上佳菜子など若手が台頭してきた今、さらにその認識を強くした。
これは決して浅田真央以外のフィギュア選手を否定しているのではない。
世界レベルまで達した全ての選手を尊敬している。
しかし、しかしである。
浅田真央という「存在」はあまりに違う次元にいるのだ。
先だってニュース番組で浅田真央や村上佳菜子などの練習風景を見た。
今のフィギュア選手たち、皆スタイルがいい。
浅田真央の、リンクへ立っただけで詩情あふれる雰囲気は何なのだ。
わたしは「日本」だけでなく、世界フィギュアの歴史上、浅田真央のような選手はいなかったと断言できる。

つづく

nice!(42)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

愛の思索、その言葉 2010年12月26日 [愛の景色]

どうして君はそんなに綺麗なんだ?
しかも一日ごとに。


タグ:アート 言葉
nice!(27)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート