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クリスマス。イエス・キリストの「言葉」 言葉は「生きる」ために何をなしているのか? [生と死のためのアート]

前回紹介した部分。
「マタイによる福音書」のあまりに有名なセリフ。
あるいは「人はパンのみに生くるにあらず」といった訳でご存知の方も多いだろう。

誘惑するものが来て、イエスに言った。「神の子なら、これらの石がパンになるように命じたらどうだ。」イエスはお答えになった。「『人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。』と書いてある。』

                 日本聖書教会



「人はパンのみに生くるにあらず」・・実にもっともだ。
しかしこの実にもっともなことをまったく感じることもなく、「パンのみ」で生きる人間がいつまで経っても減らないから、つまりはキリスト教の役割も終わることはない問というわけか。
まあこれは大きな命題ではあるけれど、現在のわたしには後半の「神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。」という部分が強く強く心を捉えている。            

「神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。」

キリスト教で説く「神」という概念を信じているわけではないが、この言葉は「生きる」ということの本質を揺さぶる凄まじい中身を持っていると思う。
ただ、ここで今、「解釈」めいたことは書きたくない。
「偉大」な事象の「解釈」は余程の質と「心」を伴わなければ、「本質」を愚弄することさえあると思うから。



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愛の思索、その言葉 2010年12月17日 [愛の景色]

あの人が小走りで横切る姿が映画のワンシーンのようだったと、ぼくはここへ記しておこう。
タグ: アート 言葉
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日本語 [恋 Part1] [言葉 文 固有名詞]

「恋」とは何ですか?
「鯉」ですか?
「恋」です。
魚の一種で、よくお城の堀などで泳いでいるのを見かけます。
それは「鯉」ですね。わたしが聞いているのは「恋」のことです。
「来い」ですか?
「恋」です。
「来い」とは、相手を呼ぶときに使う命令形の言葉です。
それは「来い」ですね。わたしが聞いているのは「恋」のことです。
「濃い」ですか?
「恋」です。
「濃い」とは「薄い」の反対ですね、例えば「この醤油は濃い」という風に使う。
あなたはアホですか。
ひどいなあ。

(今回、固有名詞は使われておりません)

● このカテゴリーでは「固有名詞」を使い、日本語(ときにフランス語、英語)で短い文章を作ってみます。
ごく簡単な文章でも、それは「無から有」を生む行為です。
さらに「固有名詞」と絡めると、独特の効果が生じることがあります。
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「フリーター、家を買う」第9話、「家族」か「仕事」か。第23回日刊スポーツ映画大賞主演女優賞は深津絵里。「婚前特急」イベント、2011年「映画女優」吉高由里子復活! [吉高由里子]

「フリーター、家を買う」第9話に、二宮和也が母親の状態を心配して二次面接を受けなかったシーンがある。
あのシーンの「母親の状態」の緊急性に関しては何とも言えないが、「仕事」よりも「家族の生命」を取るという価値観を示したという点は悪くないと思う。
日本ではずっと仕事のために「親の死に目」にも会えなかったことが美談として語られる文化が続いて来たが、もちろん仕事の内容にもよるけれど、人間性という観点から見れば、仕事よりも「家族の生命」をとるのが当然だろう。
まあ、家族を愛していないのなら話は別であるが。

ちょっと前の話しになるが、第23回日刊スポーツ映画大賞でも主演女優賞は「悪人」の深津絵里が受賞していた。
何度も書くが、深津絵里にはまったく文句がない。
しかしこれから他の映画賞まで「キャタピラー」の寺島しのぶをスルーするようであれば、それはもう日本の文化度が問われることになる。
ずっと以前から問われ続けているわけだけれど。

吉高由里子主演映画「婚前特急」のイベントなどが行われているが、想像よりも大きな規模で公開されそうだ。
「GANTZ」が2部作だから、2011年は春先までに吉高由里子出演作が3本公開されることになる。

「映画女優」吉高由里子が帰ってくる!

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● ルコ美醜悪学 ligne et line リーニュとライン [ルコ美醜悪学]

芸術をなめるな!
敢えてこう言うのは、日本社会はずっと芸術をなめて来たから。


(「ligne et line リーニュとライン」はわたし自身常に心に置いておきたい「短い言葉」です。その時々、同じ言葉が繰り返し現れる場合ももちろんあります)

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クリスマスは「ノエルNoël」!ミリアム・ウルド-ブラムMyriam Ould-Brahamの「くるみ割り人形」と猟奇性 [愛とバレエ]

ご存知のように、クリスマスはフランス語「ノエルNoël」という。
あまりに有名なチャイコフスキー「くるみ割り人形」は、ノエルNoëlに起こった不思議な出来事を描いた作品だ。
もともとドイツロマン主義のE.T.A.ホフマンによる童話に基づくストーリー。
クリスマスに家族で楽しめるバレエとして定着しているが、なにせ「砂男」のE.T.A.ホフマンだけに、猟奇的にしようと思えばいくらでもできる内容だ。
そんな「猟奇趣味」に最も応えてくれる「くるみ割り人形」を見せてくれるのが、やはり世界最高峰パリ・オペラ座バレエ団。
猟奇性においても他の追随を許さぬ気迫が頼もしい。笑

そんなパリ・オペラ座バレエ団「くるみ割り人形」の猟奇性をより高めるために、主人公クララはできる限り「可憐」に踊ることのできるバレリーナでなければならない。
映像として残っているものでは若かりし日のエリザベット・モーランが素晴らしかったけれど、彼女に増してクララに相応しいのがミリアム・ウルド-ブラム Myriam Ould-Brahamだ。

と、予想通りの結論に達したところで、この文章は終わるとしよう。笑
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