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「若者のフルーツ離れ」は当然なのか? [「言葉」による革命]

「若者のフルーツ離れ」は当然なのか?

末尾ルコ「社会批評で知性と感性を鍛えるレッスン」

『若者のフルーツ離れ 「面倒」「汚れる」に現れた救世主とは?〈週刊朝日〉』という記事を見かけたが、国産の多くのフルーツに関していえば、「当然」だという気がする。
なにせ高い。
サクランボ、桃、スイカ、さらにマンゴーやメロンと、(いったい何の値段だ?)と憤慨したくなるものも多い。
品質の良いものを育てるご苦労は分かるにしても、価格の時点で「高級品」並みであれば、消費者が限られるのも当然だ。

といった価格の問題とは別に、多くのフルーツは食べるために切ったり剥いだりと、一定時間必要だという点もある。
そんな余裕ある時間の使い方が風流を生むのだけれど、現代社会、風流からはどんどん遠ざかっていますわなあ。

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〈「言葉」による革命〉・・・●映画『この国の空』にエロスは薄く、それは「もんぺ」と関係あるのか?by末尾ルコ2017年7月1日 [「言葉」による革命]

●映画『この国の空』にエロスは薄く、それは「もんぺ」と関係あるのか?by末尾ルコ

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

荒井晴彦監督の『この国の空』は、谷崎潤一郎賞を受賞した原作小説を基に、二階堂ふみと長谷川博己の共演で「戦時下の許されぬ恋」を描いた作品だ。
となれば、極めて期待してしまうわけだけれど、残念ながらいささか期待外れだった。
官能的でないのである。
戦時下。
終戦間際。
若い娘。
近所に住む年上の、妻子ある、しかし妻子は疎開先にいて一人住まいの男の家に出入りし、その世話をしている内に心を通わせ始め、体も求め始める。
エロティシズム溢れる映画になってほしかったところだけれど、なってない。
なぜだろう。
やや平板な演出のせいか、あるいは「もんぺ」のせい?
そう、『この国の空』の中に登場する女性たちは概ね「もんぺ」を着用している。
「もんぺ」。
エロティシズムにとってフェティシズムは極めて大きなメンタリティーであり、言うまでもなく「服装」は恋愛感情並びに性愛感情にとって非常に重要なファクターである。
もちろん現実の男女がそのにおれば、「もんぺ」だろうが何だろうが気持ちが盛り上がることもあるだろう。
ただ、「映画を鑑賞する身」となれば、「もんぺ」着用の主人公でエロティックなシーンを撮るとすれば、相応の演出が必要になるのだと思うし、『この国の空』では必ずしも成功してなかったということだ。


●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!

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宣伝です!「末尾ルコ ご高齢のあなたの毎日を煌めかせる〈ご高齢、ワクワク会話〉講座」 [「言葉」による革命]

「末尾ルコ ご高齢のあなたの毎日を煌めかせる〈ご高齢、ワクワク会話〉講座」

※1名様3000円、2~4名様2000円、5~6名様1500円。(各お一人分の参加料です)
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●山田姉妹、『新・BS日本のうた』で、ザ・ピーナッツの『レモンのキッス』をキュートに美唱! [「言葉」による革命]

●山田姉妹、『新・BS日本のうた』で、ザ・ピーナッツの『レモンのキッス』をキュートに美唱!

末尾ルコ「音楽の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

山田姉妹が6月25日放送の『新・BS日本のうた』で、ザ・ピーナッツの『レモンのキッス』を歌った。
わたしにとってのザ・ピーナッツ歌と言えば、映画『モスラ』であって、しかしこの怪獣映画をリアルタイムで観たわけではなく、リアルタイムでは『ガメラ対大魔獣ジャイガー』とか観てたなあ。
しかし『ガメラ対大魔獣ジャイガー』というと1970年であって、俺はかなりのジャリ(=キッズ)だったぞ。
というような話ではなくて、『新・BS日本のうた』で山田姉妹によって歌唱された『レモンのキッス』という曲をわたしは知らなくて、調べてみるともともとはナンシー・シナトラによって歌われていたという。
ナンシー・シナトラはフランク・シナトラの娘だけれど、なかなか多くのヒット曲に恵まれた米国のアイドル的存在だったというが、わたしにとってもっともなじみ深い一曲が、『007は二度死ぬ』のテーマ曲「You Only Live Twice」であり、この歌なんか、ぜひ山田姉妹の歌声で聴きたいのである。

『レモンのキッス』もナンシー・シナトラとザ・ピーナッツの歌も聴き比べてみたが、この両者の時点でかなりテイストが違っている。
シナトラはあくまで軽くポップな歌い方だけれど、ザ・ピーナッツは例の臈長けた、極めて強い磁力の歌唱で見事に「自分たちの歌」にしている。
で、山田姉妹の歌唱はどうだったかと言えば、とても頑張ってチャーミングに歌っていたけれど、まだこなれてない感は当然あった。
しかしそれはデビュー間もない二人にとって致し方ないことであり、何と言っても、最強の武器である「声楽エリート」の圧倒的クオリティを生かしながら、今後ポップスをどう歌いこなしていくか大注目だ。

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ詩D「猫、ビタミン」篇。2017年7月1日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ詩D「猫、ビタミン」篇。

「猫、ビタミン」

高知市薊野にある


ボードレールをたっぷりと
湿度の高い日に
野菜も高い
高い野菜は
ビタミン不足を促しかねず
ボードレールがビタミン豊富
だったとは考えられず
ああ、
夏の空
夏の空

高知市薊野にある


・・・・・・・

ぼくの素敵なネコは
いつもビタミンたっぷりと
行ってほしいところさ!

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです)

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