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●わたしの「生涯ベスト映画」の一本『離愁』の「完璧に美しい男と女」であるところのジャン=ルイ・トランティニャンとロミー・シュナイダー。 [「言葉」による革命]

●わたしの「生涯ベスト映画」の一本『離愁』の「完璧に美しい男と女」であるところのジャン=ルイ・トランティニャンとロミー・シュナイダー。

末尾ルコ「映画の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

「汽車」の中に乗っているのは、いや、かなり多くの人たちが乗っているのであるけれど、なにせナチスの迫害を逃れるべくすし詰めの「汽車」に乗っている人たちだから、しかし何よりも誰よりもジャン=ルイ・トランティニャンとロミー・シュナイダー。

ジャン=ルイ・トランティニャン
ロミー・シュナイダー

あ、これは映画『離愁』の話なのだけれど、「完璧に美しい男と女」の恋愛映画など映画史上でも滅多にあるものではないが、この作品がその一本である。

「完璧に美しい男と女」とは、もちろん「見た目」だけのことを言っているのではないのですよ。

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ「あなたの生涯ベストは何ですか?」2017年7月4日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ「あなたの生涯ベストは何ですか?」

末尾ルコ「言葉の戦士」講座

週に一回は、生涯ベスト10(あるいは20,30くらいまで)」を考えましょう。
それは知的遊戯ともなるし、人生をじっくり生きる上で大切な時間にもなります。
どんな人生であれ、

「戦い続け」
「味わい尽くす」べきです。

「話題」としても最適!

で、常に振り返っていただきたいのが、

生涯映画ベスト~
生涯本ベスト~
生涯音楽ベスト~

なんですが、
他にもいろいろと「生涯ベスト」、考えると素敵なものがあります。
例えば、
「好きな観戦スポーツの生涯ベスト試合10」。

野球が好きであれば、野球。
格闘技が好きであれば、格闘技。
テニスが好きであれば、テニス。

と、

これは決して「過去を懐かしむ」メンタリティではなく、「今」と「明日」を創造するための行為です。

あなたの「~生涯ベスト」は何ですか?

「言葉の戦士」として。

●原稿依頼などは、気軽にサイドバーのアドレスへご連絡を!


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●かなり多くあるわたしの「生涯ベスト映画」の一本『離愁』に関するフラグメント。 [「言葉」による革命]

●かなり多くあるわたしの「生涯ベスト映画」の一本『離愁』に関するフラグメント。

末尾ルコ「映画の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

愛する映画に関しては、いくらでも語らねば。
映画だけでなく、「愛する対象」すべてについて、あらゆる方法で語らねば。
あなたが折に触れ語る映画をどんどん増やし、本当に折に触れ、語るようにしましょう。

もちろんわたしは率先して語ります。
いっぱい語るべき映画、語るべき「愛する対象」があるからです。

映画『離愁』。
絶品の映画です。
しかし作品の総合評価として「絶品」という意見はまずない。
批評とは何だろう。
批評は必要なのだけど。

『離愁』のフランス語原題は『LE TRAIN』。
「汽車」。
もちろん「レ・トレイン」とは読まず、概ね「ル・トラン」と読む。
「汽車」の中に乗っているのは、誰だろう。

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●「不幸な歌が大好き」市川由紀乃と「精神的危機」の話から、日本人の「お涙頂戴」指向と「一杯のかけそば」ブーム。 [「言葉」による革命]

●「不幸な歌が大好き[ハート]」市川由紀乃と「精神的危機」の話から、日本人の「お涙頂戴」指向と「一杯のかけそば」ブーム。

末尾ルコ「音楽と社会批評の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

市川由紀乃の趣味が「妄想」であることは、市川由紀乃本人がテレビ放送の中でも何度となく言っており、しかも6月27日放送の『うたコン』では、「不幸な歌が大好き[ハート]」なんていうテロップが出ていた。
おもしろい人だ。
しかしこの、どこか開き直ったような、突っ切ったようないささかパンクな感覚は、市川由紀乃がかつて「長期休養」などの精神的危機を経験しているからこそ出ているものなのだと、とてもよく理解できる。
わたしもかつては深刻で、あまりに深刻で、しかもとても長い精神の危機に見舞われたことがあり、その泥沼の中にいる時は耐えがたい苦痛だったが、今となっては、「その時期があったからこそ」今の自分が存在するのだと確信している。
「耐え難い苦しみ」を経てしか見えてこない景色というものが存在するのだ。

ところで多くの日本人には伝統的に「お涙頂戴が好き」という傾向があり、もちろん映画でも小説でも「涙を誘う」作品でクオリティの高いものは多く存在するけれど、現在はあまりに安易な「お涙頂戴」が作られ過ぎており、それを好きな人たちとの悪しき相乗効果で、日本人の感性レベルの低下そして弛緩が止めどなく進んでいる状態なのだと、わたしは捉えている。
例えば近年の日本映画の予告編。
極めて高い確率で、登場人物が号泣するシーンが挿入される。
「号泣シーン」なんていうのは、よほどしっかりした脚本でなければ、俳優としては「恥ずかしい」と感じるべきなのだが。

そう言えば、1989年には「一杯のかけそば」大ブームというのがあって、それはちょっと今からは信じ難いほどのブームだったのだが、「作者を含め、いろいろなことがおかしい」と指摘されるようになって、一気にブームは終息した。
「一杯のかけそば」大ブームは、昭和に起こった、「一大お涙頂戴事件」とも言えるものだったが、考えてみれば、本当に物語がよければ、作者がどうであろうが、物語自体は残るはずなのだが。

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〈「言葉」による革命〉・・・●末尾ルコ詩D「猫、勝利」篇。2017年7月4日 [「言葉」による革命]

●末尾ルコ詩D「猫、勝利」篇。

「猫、勝利」

高知市薊野にある


『ヒトラーに抵抗した人々』に書かれていた
シュタウフェンベルク
ゾフィー・ショル
そして
ゲオルグ・エルザー
たちが
敗者だと
誰に言えるだろう

勝利とは何か?
敗北とは何か?

高知市薊野にある


・・・・・・

ぼくの素敵なネコは
ぼくの世界で
最高の勝者だ!

(毎日、「末尾ルコ詩D」を書いてみましょう!わたしの創ったものを写すのではなく、ご自分で創ってみるのです)

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