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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年12月28日 [愛の景色]

その前の日に突然思い立ち
君に書いた
何のために


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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌445日目~ジャック・ニコルソンという偉大な俳優のキャリアにおけるマイク・ニコルズ監督の『ウルフ』という珍妙なホラー映画。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

12月23日(火)手術後634日目 退院後444日目

ジャック・ニコルソンと言えば、是会映画史上でも屈指の大俳優の一人。
わたしも子どもの頃からとにかく(とてつもなくすげえ俳優!)という認識でした。
もちろんあのあまりにも強烈な容貌とアクですから、あまり好きではないという方々が少なからずいても不思議ではありません。
けれど客観的に見れば、映画史上でも上位に来る偉大な俳優の一人です。
なにせ『カッコーの巣の上で』が凄かった。
日本公開当時はまだわたし、一人で映画館へ行くような年齢ではなかったけれど、映画雑誌で『カッコーの巣の上で』の写真や評判を見て、(いやあ、こりゃすげえなあ。いつか観たいなあ、早く観たいなあ!)と、観ないうちから舌なめずりしているような映画だった。
ずいぶん後になって、リバイバル公開で映画館で観ることができたんですけどね。
そりゃあ期待通り、期待以上の凄い映画でしたわ。

ジャック・ニコルソンは他にももちろん多く好きな出演作があって、『イージー・ライダー』はそれほど好きではないけれど、まあ語るべきことは無限にある、永遠の問題作ですわなあ。
『ファイブ。イージー・ピーセス』もいい、『さらば冬のかもめ』も印象的、『チャイナタウン』はハードボイルド映画として歴史的傑作ですわ。
『ラスト・タイクーン』も好きなんだなあ。
なにせロバート・デ・ニーロと奇跡の共演。
「奇跡」って、こういう時に使う言葉です。
皆様大好きな『シャイニング』はわたしはさほどでもないけれど、それよりも『郵便配達は二度ベルを鳴らす』や『レッズ』の方が好き。
『愛と追憶の日々』もけっこういいんだよね。
そして『バットマン』のジョーカーね。
ヒース・レジャーもホアキン・フェニックスも凄いけれど、なにせニコルソンのジョーカーは偉大です。
『ア・フュー・グッドメン』や『恋愛小説家』なんかもいいんだよね・・・と、(なぜに突然ジャック・ニコルソンの話?)と訝りたくもなるけれど、偉大な俳優のお話はいつしてもいい、いや、すべきだ!
というのは真理ではあるけれど、此度は実は、『ウルフ』という映画を久々に観たからなのですな、ジャック・ニコルソン主演、そしてヒロインはミシェル・ファイファー。

これは珍品と言いたくもなる珍味なホラー映画(?)。

監督が『卒業』や『バージニア・ウルフ』なんかこわくない』のマイク・ニコルズだから余計に珍味感が盛り上がる。
特撮よりもニコルソンの演技によって「狼男への変身」を表現したかのごとき『ウルフ』、それでいてまるっきり怖くないところがあとあとまで心に残り切るんです、きっと。

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●末尾ルコ かつて語った『シリアルキラー No.1』5 [「言葉」による革命]

出演俳優たちもとても魅力的だ。

「アラン・ドロンの再来」と日本の女性誌などで呼ばれるラファエル・ペルソナ。
そして長きに渡ってフランス映画界のミューズの一人として君臨するナタリー・バイ。
さらに大きな役ではないが、既に主演級の若手スター女優として認識されているクリスタ・テレが登場するのも嬉しい。

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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年12月27日 [愛の景色]

だから
というわけではないが
ぼくは君に
書いた


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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌444日目~歯(歯茎)痛でネガティヴな感情?「日常の不調」の対処法。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

12月22日(月)手術後633日目 退院後443日目

12月初旬、母(お母ちゃん)が「前歯のあたりが痛い」と言うんです。
食べる時とか歯を磨くときとかに。
上前歯二本は前からちょっと揺れていると本人も気にしていて、確かに揺れています。
ただ、月にほぼ一回歯科医受診をしているのですが、3か月前くらいですか、前歯の揺れについて尋ねたら、「まあすぐに抜けたりはしないでしょう」という話でした。
でもそれで安心、とはいきませんよね、実際揺れているのだから。
要するに上前歯の正面2本、その内でも向かって左の方が揺れがやや大きく不安定な状態のように見えますが、「痛み」の原因は肉眼ではよく分かりません。
11月終盤に歯科医で診てもらったばかりだから、虫歯はあり得ない。
その歯を支えている歯茎に炎症が起こっている可能性が高いと思いますが、見ただけではよく分からないんです。
歯を使う時以外は特に痛まないようなので、数日間様子を見て、それで症状が軽減しなかったら歯科医受診も考えるということにしましたが、日常生活を送っていく上での体のあちこちの不具合、どうにかしてあげたいものです、できるだけ早く。

そうですね、心身の不具合、不調には、「すぐさま命に係るもの」と「それほどでもないもの」がありまして、前者は心臓や脳血管などの不調、疾病ですよね、
そして後者は例えば、歯痛、体のあちこちの筋肉痛、あるいは膝関節痛や、わたしが最近なってしまった外耳炎のような症状、はたまた風邪や腹下しなど無数にありますが、こうした症状は普通は命に係らない場合が多い。
けれど甘く見ていたらまずいことになりかねないし、特に高齢の人の場合はどんな症状でも甘く見るわけにはいかない。
だから母(お母ちゃん)が何らかの症状を訴える都度、わたしかなり緊迫します。
かと言って、どんな症状に対しても「すぐさま病院」というわけにもいかない。
特にコロナ禍の現在、軽々に受診するわけにはいきませんから。
もちろん日常生活に差し障りがあるレベルの不調であれば、すぐに病院ですけれど、そこまでいかない不調の場合、いろいろと判断が難しくなってくることもある。

そしてですね、普段は人一倍明るくてふざけるのも大好きな母(お母ちゃん)ですが、ちょっとでも不調があると、どうしても一時的にネガティヴな感情になり、ネガティヴな言動が出る。
もちろんその時々の不調だけが原因ではなく、年齢が上がっていく不安や自分だけでは自由に行動できないストレスなども鬱積はしているでしょう。
そうしたことすべて、母(お母ちゃん)の心をどう支えていくか・・・これがわたしに与えられた大きなテーマとなっています。

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●末尾ルコ かつて語った『シリアルキラー No.1』4 [「言葉」による革命]

これまでにも書いているけれど、passionという単語には「受難」という意味が含まれており、日本語の「情熱」では表現しきれない。
「シリアルキラーNo.1」は「受難」と呼んでも過言ではない人間の姿も描かれている。

この事件の大きな特徴は、連続殺人が始まってから容疑者逮捕までの間にDNA鑑定が普及したという点であり、映画の中でも犯人の特定に四苦八苦する警察の捜査だが、DNA鑑定を採用することで劇的な進捗を見る様子が描かれている。


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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年12月26日 [愛の景色]

それは本当に
すぐには君と気づかなかったほどの
美しさ

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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌443日目~「心を揺さぶられた」日本映画、松本穂香主演『わたしは光をにぎっている』、桜井日奈子主演『殺さない彼と死なない彼女』。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

12月21日(日)手術後632日目 退院後442日目

映画を観ていて、観た心の中にいろんな段階が生じますよね。
(あ~、おもしろかった!)
(うん、まずまず愉しめた)
(つまらねえじゃねえか、ちえっ!)
(こりゃあケッサクだ!)↑カタカナの「ケッサク」です。
うん、いろいろありますわ。
ただですね、
「本当に心の底まで届いた」
「心を揺さぶられた」
あるいは
「魂を揺さぶられた」とまで言えるのであれば、映画に限らず「最上の作品」と捉えてよろしいかと思いますが。
映画であれば「魂を揺さぶられた作品」の主演者とか、もちろん監督もですが、まさしく「生涯尊敬し、応援し続けたい人」となります。
だからわたしにとって、ロバート・デ・ニーロやロミー・シュナイダーらは特別な存在なのですが、でもそうそう「魂を揺さぶられた」とまで言える映画体験などできるはずもない。
もちろん「魂を揺さぶられる」のとお涙頂戴映画で泣くのとは真逆と言ってもいいことです。
お涙頂戴映画っていうのは「安易に泣かそうとする」+「安易に泣きたい、泣いてしまう」という作り手と受け手の関係で、要するに「厳しさ」がないんです。
「魂を揺さぶられる映画(作品)」というのは根底に「厳しさ」があるんですよね。
そしてそうした作品を享受し理解し感銘を受けるためには、受け手(鑑賞者)の側も努力が必要なのです。
つまり、常日頃感性や知性を磨き、知識をも増やす努力をし続ける。
鑑賞の際は十分な集中力を発揮する。
昨今、「自分が理解できない作品」に対して、「こんな映画作るのが悪い」とか「評論家の言うことはアテにならない」とか、「作品のせい」にしちゃう人が多いんです。
もちろん評論家の意見を鵜呑みにする必要はないけれど、少なくとも彼らは膨大な作品を鑑賞しそれらを言語化するべき努力し続けているのです、真摯な評論家であれば。
だから少なくとも映画について語りたいのであれば、ある程度以上の評論には目を通し、それらを目安としてみるくらいはしてみるべきでしょう。
映画評論界の頂である淀川長治は、

「芸術とは格闘が必要だ」

という意味の言葉を残しています。

で、わたしいつもお話ししているように、ミーハー心も手伝って、いつだって若手女優に大きな興味があります。
「魂を揺さぶられた」とまではさすがに行かないかもしれないけれど、少なくとも「心を揺さぶられた」・・・これだけでも毎日映画鑑賞をしていてそうそうある体験ではないのです。
今の若手女優が主演で「心を揺さぶられた」映画2本。

松本穂香主演『わたしは光をにぎっている』
桜井日奈子主演『殺さない彼と死なない彼女』

この2作については今後しょっちゅうお話ししていきたいですが、(日本映画を観続けていてよかった)と心から思える作品です。

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●末尾ルコ 語った『シリアルキラー No.1』3 [「言葉」による革命]

「シリアルキラーNo.1」はかなり陰鬱に、しかし内部に高い熱を持ったまま、緊張感と映画的快感が持続しながら展開する。

タッチはデヴィッド・フィンチャー監督の「ゾディアック」に似ている。
静かなる興奮、静かなる情熱(パッション)。


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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年12月25日 [愛の景色]

何とエレガントに
座っていたことか


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