●末尾ルコ かつて語ったブリー・ラーソン『ルーム』１

ブリー・ラーソンの主演映画「ルーム」。
このような作品が映画作りの基本であってほしい。
そんな嬉しい一本でした。
力のある映画。
もちろん低予算。
１９７０年代に公開されても不思議はないテイストがある。
数人の限られた登場人物でストーリーが進行する。
だから実に分かりやすい。
それでいながら、演出上様々な工夫があるので約２時間の上映時間、まったく退屈するところがない。

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●末尾ルコ かつて語ったドイツ映画 ５

などというのもずいぶん昔の話なのですが、ドイツ映画、ニュージャーマンシネマ当時のカリスマ性はないけれど、最近でもなかなかにおもしろい作品がある。
そんなドイツ映画界で、日本でも紹介されている作品への出演率が高いのが「ガーディアン」で「ヘレナ」を演じ、素晴らしいアクションシーンの中にいたハンナー・ヘルツシュプルングHannah Herzsprung。
美貌もキレのよいハンナー・ヘルツシュプルングの、日本でも鑑賞可能な主な作品は次の通りです。


「4分間のピアニスト」
「バーダー・マインホフ 理想の果てに」
「愛を読むひと」
「HELL」
「ルートヴィヒ」
「ピエロがお前を嘲笑う」

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極限の愛、日常の愛、その言葉 ２０２０年１２月８日

とくにこの１２月
つまり２０２０年の１２月は
どうしても特別であるべきなので

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●我が母（お母ちゃん）、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記＆退院後日誌４２２日目～美貌と知性、中条あやみの現在地、『閻魔堂沙羅の推理奇譚』は残念だが、『セトウツミ』出演経験は大きい。『水上のフライト』はどうか？

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

１１月３０日（日）手術後６１１日目　退院後４２１日目

中条あやみという若手女優の、その美貌、上品さやそこはかとないエレガンスのわたしはファンなのですが、その「綺麗過ぎる」ほどの容姿は女優としてやっていく上で下手をしたらマイナスになりかねない点注意が必要です。

中条あやみのフィルモグラフィを振り返ってみますと、

『セトウツミ』（2016年）
『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』（2017年）
『覆面系ノイズ』（2017年）
『3D彼女 リアルガール』（2018年）
『ニセコイ』（2018年）
『雪の華』（2019年）
『水上のフライト』（2020年）

新作『水上のフライト』は未見ですが、『セトウツミ』に出ているのはキャリアとしては大きいです。
しかも女優キャリア初期に。
『セトウツミ』は現在日本映画界トップ監督の一人である大森立嗣の作品でして、菅田将暉と池松壮亮演じる高校生二人が放課後に「喋るだけ」という実験的な作品でもあり、しかしどなたでも十分に愉しめる内容。
このような作品に中条あやみがキャリア初期に出演している。
つまり現在の第一級の監督の演出を体感し、その中でこれまた現在日本映画界のトップ若手俳優の二人、菅田将暉と池松壮亮が伸び伸びと演じている・・・この中に出演者として名前を連ねているのだから、（ああ、映画ってこういうものなのだ）と肌で理解できたに違いありません。
その後は主演級で主に「胸キュン映画」に出演していますが、『ニセコイ』なんかは馬鹿馬鹿し過ぎておもしろかった。
ただ『3D彼女 リアルガール』は途中まで割とおもしろかったけれど、終盤がどうしようもなかったし、『雪の華』はせっかくフィンランドまでロケしに行ったのに、あんなストーリーでは・・・という残念なクオリティ。
もったいなかったですねえ、中条あやみでフィンランド、いい監督、いいストーリーであれば美しい映画ができたはずなんですが。

で、中条あやみ当人としてもキャリアの分岐点としたいと考えているであろう『水上のフライト』がどう評価されるかは注目していきたいところです。

そう言えばNHK『閻魔堂沙羅の推理奇譚』という３０分枠のドラマにも出演していますが、これも中条あやみ主演でもったいない内容です。
「閻魔大王の娘」役とか、わざわざそんなのじゃなく、普通の人間が出てくるドラマでいいんですけどね。

この枠は『いいね!光源氏くん』がとてもおもしろかったんだけれど、ももいろクローバーZの高城れにと森崎ウィンが主演したドラマもわざわざ妙な設定にしてつまらなかった。

『閻魔堂沙羅の推理奇譚』も３０分枠で毎回新しい事件とか、そういうの面倒くさくて話を追う気になれない。
「シンプルかつおもしろい」という、テレビドラマはそれでいいと思うんですけどね。

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