●末尾ルコ かつて語った『ルートヴィヒ』２

で、ルキノ・ヴィスコンティはイタリア人。
ドイツ人自身の手による映画「ルードウィヒ」も近年作られていて、監督がピーター・ゼアー、マリー・ノエル。
これはこれでなかなかおもしろい。
敢えてヴィスコンティ作品で描かれているシーンを外したようなプランも興味深く、何よりもチロル地方ロケによるドイツロマン主義的シーンの数々が心地よかった。

タグ：映画 アート

極限の愛、日常の愛、その言葉 ２０２０年１２月１７日

僕しだいか
世情しだいか
パリの街空の
赤い風船のように

タグ：アート

●我が母（お母ちゃん）、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記＆退院後日誌４３１日目～母（お母ちゃん）もケアマネさんも大好きなヴィヴィアン・リーの『美女ありき』久々鑑賞。～年齢なんて、しゃちほこばって気にしなくていいですよ。

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

１２月９日（火）手術後６２０日目　退院後４３０日目

『美女ありき』を観たんです。
そう、ヴィヴィアン・リーとローレンス・オリヴィエの『美女ありき』。
これまた久々の鑑賞。
母（お母ちゃん）がヴィヴィアン・リー大好きだし、ケアマネさんも大好きで、二人の共通話題にもなりますからね。

ケアマネさんは、年齢など聴いてないけれど、２０歳くらいの長男さんがいるような方です。
とても若々しい。
すっと細身のプロポーションで、比較的背も高い。
そんな若いケアマネさんがヴィヴィアン・リーが大好きで、出演映画のＢＤ（ＤＶＤ？）もいくつか持っているって、いいですね～。

原則的なお話ですが、どんな分野にしても「現在だけ」に興味を持つよりも、過去からどのような経緯を辿っているかをいつでも俯瞰できるくらいの興味は持っていた方がいいです。

ちなみに米国などでは履歴書にさえ年齢を書く必要がないことが普通であります。
確かにわたしも人様の年齢、まったく気にならないわけではない。
ただ、やたら年齢にこだわる人っていますよね。
そういうのはどうもいただけない。
要するに、年齢を大きな基準にする必要はないし、価値判断とする必要もないという考えです。
よく１０代の人が２５歳くらいの人に、「ババアとか、ジジイ」とか言いますね。
あ、「よく」というほどの頻度ではないか（笑）。
頻度はさて置き、若い人たちの年齢に対する歪んだ思い込みは、妙に年齢を気にする人の多い日本の大人社会の反映だという一面はあると思います。

まあそれで『美女ありき』なんですが、タイトルが『美女ありき』ですからスゴいですよね。
ナポレオンのフランスとトラファルガーの海戦を戦ったネルソン提督とハミルトン夫人の不倫の恋がテーマとなっています。
もちろんネルソン提督がローレンス・オリヴィエで、ハミルトン夫人がヴィヴィアン・リー。
この二人は実生活も夫婦となりましたが、わたし舞台臭の強いローレンス・オリヴィエにはいままでさほど魅力を感じてなかったのですが（映画の中でのことです）、ケアマネさんは「素的でしたよ～！」と言う。
「だって、ヴィヴィアン・リーが選んだ人ですもの！」と目を輝かせて（笑）。
（ああ、そういうポイント・オブ・ヴューもあるのか・・・）とまた驚かされました。
わたしの大好きなポール・ニューマンに関してはいまだその魅力が「分からん」と言ってるケアマネさんなのに（笑）。

ただ、『美女ありき』のローレンス・オリヴィエ、確かにこの作品のなかではカッコいい。
大英帝国の軍服がよく似合ってるんです、しかもモノクロだし。
いや、モノクロだからよかったというのはある。
カラー映画で同時代の大英帝国軍人が出てくる映画も何本となく観てますが、カラーだと特にカッコよく見えないんです。

・・・


１２月に入ってからの高知県の新型コロナ感染者が多く、一昨日は３６人、昨日は２８人だ。
昨日で人口比全国で患者数５位となってしまったが、今のところ同じ四国内の香川や徳島は増えるにしても微増であって、感染者０の日もあるし、高知と同様に人口の少ない島根や鳥取も少ない感染者数を維持している。
冬は始まったばかりでこれからどうなるかまだまだ分からないが、母（お母ちゃん）を自宅介護しながら高知で暮らしているわたしとしては実に気が重い状況だ。
浜田知事は１２月に入ってからも発信が少ないが、もっと積極的に県民に呼びかけるべきだろう。
県が設定している判断指標は既に「非常事態」のラインを超えている数字もある。

タグ：アート ●我が母（お母ちゃん）、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記＆退院後日誌４３１日目～母（お母ちゃん）もケアマネさんも大好きなヴィヴィアン・リーの『美女ありき』久々鑑賞。～年齢なんて、しゃちほこばって気にしなくていいですよ。