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●末尾ルコ かつて語った『十二の恋の物語』2 [「言葉」による革命]

レー。
シンプルなストーリーラインの、いわば童話の原型のようなもので個人的には「入る時間と入らない時間」がある。
読みやすければ「入る」というわけではないのですね。
ところが2016年5月はじめのある日、マリー・ド・フランスの「十二の恋の物語」がするする入ってきたんです。
寝ようかなという時間になっても、(続きが読みたい)と思うまでに。
だから本はなかなか捨てられないんですね。

タグ:アート 読書
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極限の愛、日常の愛、その言葉 2020年12月15日 [愛の景色]

女騎士のシルエット

僕は君と今
とても関係あって
きっといずれ

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●我が母(お母ちゃん)、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌429日目~11月のケアマネさん家庭訪問、まずは「永瀬正敏っていいですね~」から。 [「言葉」による革命]

末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画と芸術の話題」

12月7日(日)手術後618日目 退院後428日目

11月24日、今回ケアマネさんと話題にしたのはいろいろですが、まず「永瀬正敏っていいですね~」という件。
そう、永瀬正敏、いいですよ。
前からずっといいけれど、数年前からさらにさらにいい。
ところが最近『毎日かあさん』という映画を観た。
これは2011年公開作だから「数年前」っちゅうわけじゃあないっすね。
ほぼ10年前の映画です。
原作は高知出身の西原理恵子で、わたしは初期のパンクなサイバラ作品は好きだったけれど、ペーソスの含まれた作品が中心となってからは読まなくなった。
いかに実体験を基にしているといっても、西原理恵子の漫画にわたしはそれを求めてなかったので。
でも世の中はそういうのの方がウケるんだよね。
だからわたしは『毎日かあさん』も最近まで観てなかった。
この度観たのはテレビが大きくなった・・・という理由もあります。
何度も書きますが、そして長年小さい画面のテレビで観てきたわたしだからこそ書きますが、映画はできるだけ大きな画面で観るべきです。
印象はまったく違う。
それは絵画を本物を観るか、画集で観るかくらいの差はあります。
画集で鑑賞することにも十分な価値はあるとしても、本物を観るのとはまったく違うでしょう。

そして永瀬正敏ですが、『毎日かあさん』でも見事な演技です。
特に後半、病が進行してくて衰えて始めてからの表情や雰囲気が凄い。
日本はテレビドラマはもちろん、映画でも「病に苛まれる人間」や「死にゆく人間」、あるいは「死者」の描写がヌルいことが多い。
そうして厳しい状況と直面することを好まない人たちが多いこともあるだろうし、もちろん作品内容によってはそこまでのリアルな描写は必要ない場合もある。
しかし「不治の病」ものはいまだ多く作られているけれど、健康そのものの頬っぺたのまま「わたし、もうダメ」とか言われてもな、という映画も少なからずあります。

永瀬正敏は『最初の晩餐』という最近の映画でも「死に直面する人間」を演じていますが、これまた見事のひとこと。
さすが「映画俳優」の道を貫き通す屈指の俳優です。

ところで俳優・・・だけではないですが、最近のテレビCM、抱き合わせで複数の有名人を出して、しかも滑稽な真似をさせるものが多いですね。
俳優によってはたのしんでやっているCMもあるでしょう。
しかしわたしがいつも感じるのは、昨今の企業、俳優やミュージシャンらに対するリスペクトに欠けているなということです。
この件については今後いろいろ書いていきます。

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