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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~サム・ペキンパー『コンボイ』は「宣戦布告」した~フィリップ・マーロウに最も相応しいのはポール・ニューマン? [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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毎日ですね、誰かと、映画か音楽か本(読書)に関する会話を試みてください。
つまりわたしが言うところの「3種の神器」に関する会話ですね。
映画か音楽か本(読書)、そのうちのどれか、あるいはそれらすべてなら言うことない。
芸術は基本「独りで鑑賞」するものですが、それを「自分の中」に留めず、「外へ出す」ことで新たな、そして時に大きな展開が生まれます。

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サム・ペキンパー監督の『コンボイ』は、公開当時のTVスポットをよく覚えているけれど、日本では大ヒット狙いの大作扱いだった。
そしてある程度はヒットしたようだ。
『コンボイ』のような汗臭い映画がヒットする時代は「いい時代」と言える。
TVスポットのキメコピーは、

「宣戦布告、コンボイ!」だった。

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ハードボイルド小説史上最高の私立探偵と言えば、おそらくレイモンド・チャンドラーが造形したフィリップ・マーロウを挙げる声が多いだろう。
しかし今まで映画でマーロウを演じたロバート・ミッチャムやエリオット・グールドなどは必ずしも満足いくイメージではなかった。
では誰がマーロウを演じればいいのか、よかったのかと言えば、この7月に映画『評決』を久々に鑑賞し、(このポール・ニューマンに違いない!)と感じたわけだ。

シドニー・ルメット監督の『評決』は、ほぼ人生を投げた生活をしていた弁護士が、医療ミスで植物人間となった女性の姿に心を動かされ、「大きな権威による不正」と戦う決意をする。
だからと言って、演出にも演技にも大仰なところは何もない。
そしてシャーロット・ランプリングの存在も、ハードボイルドな雰囲気をよりコクのあるものにしている。

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