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●「母連れ狼の」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~テーブルを譲ってくれたスタバの女性二人連れ~「ふるさとは遠きにありて思ふもの」の作者は。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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毎日ですね、誰かと、映画か音楽か本(読書)に関する会話を試みてください。
つまりわたしが言うところの「3種の神器」に関する会話ですね。
映画か音楽か本(読書)、そのうちのどれか、あるいはそれらすべてなら言うことない。
芸術は基本「独りで鑑賞」するものですが、それを「自分の中」に留めず、「外へ出す」ことで新たな、そして時に大きな展開が生まれます。

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日本。
今の日本。
ファミマの身障者など用の駐車スペースのど真ん中に原付を駐車させ、ぼくが「そこへ原付置かれちゃ困りますがねえ!」と声をかけても何も言わず去って行った人品卑しからぬとは言い難い女もおれば、翌日、スタバ某店舗、この夏場は夕方お客さんが多いんだけど、この日もそうだった。
空いてる席は少なく、取り敢えず小さなテーブル席に荷物を置いた。
そしてレジの女性、その時はHといつも通りのホットなギャグ満載会話をしていたら、大きなテーブル席に座っていた若い女性二人連れが小さなテーブルに移動。
その大きなテーブルには車椅子マークがついていて、もちろん普段は一般客も利用していいんだけれど、うたちゃん(母)とぼくの姿を見てさっと席を譲ってくれたんだ。
件の原付女のような人間もおれば、この二人のような素敵な行動ができる人たちもいる。

ぼくは店を出るまでに二回、お二人に重ね重ねのお礼を言った。

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室生犀星はまず詩人としてのイメージが強いく、最も人口に膾炙している詩は次の作品だろう。
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ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食かたゐとなるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや
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とは言え、本当に人口に膾炙しているのは、

「ふるさとは遠きにありて思ふもの」の部分であり、それより後を諳んじている日本人は多くないはずだ。
わたしは常に「詩集」を手元に置いておくこと、つまり「座右の詩集」を持つことを推奨しているが、このような詩は短く、理解しやすく、しかも美しい。
ぜひご家族で、友達同士で、あるいは恋人とともに、諳んじてみましょう。

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