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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~デ・ニーロ『キング・オブ・コメディ』、シャロン・テートに武術指導するブルース・リー~モノクロならではの恐怖、『悪魔のような女』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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毎日ですね、誰かと、映画か音楽か本(読書)に関する会話を試みてください。
つまりわたしが言うところの「3種の神器」に関する会話ですね。
映画か音楽か本(読書)、そのうちのどれか、あるいはそれらすべてなら言うことない。
芸術は基本「独りで鑑賞」するものですが、それを「自分の中」に留めず、「外へ出す」ことで新たな、そして時に大きな展開が生まれます。

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翌日ぼくはデ・ニーロの『キング・オブ・コメディ』を観た、マーティン・スコセッシ監督の、もちろんうたちゃん(母)と一緒に。
一秒も目を離せないデ・ニーロの畳み掛けるパフォーマンス、もちろん鑑賞者に眼を逸らす暇を与えないスコセッシ演出。

ブルース・リーがシャロン・テイトに武術の指導。
欧米でのアジア人蔑視、有色人蔑視が今より遥かに、普通に激しかった時代。
ブルース・リーは米国を、世界を相手に戦い、死んだ。

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アンリ・ジョルジュ・クルーゾーの『悪魔のような女』は1955年公開の映画であって、それは当然わたしが生まれるよりもずっと前なのだが、この恐るべき恐怖スリラーを映画館で鑑賞できなくて、ひょっとしてわたしはラッキーだったのかもしれない。
わたしが『悪魔のような女』を初鑑賞したのは恐らくレンタルビデオでだけれど、怖かった、心底震え上がった・・・という意味では、わたしの映画鑑賞史の中でも屈指である。
シモーヌ・シニョレとヴェラ・クルーゾーの2人が素晴らしいことは言うまでもないが、モノクロ画面に宿る美と恐怖を極限まで高め上げたクルーゾー監督は凄過ぎる。
映画館で観ていたら、いったいわたしはどうなっていたのか・・・。

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