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●「母連れ狼」末尾ルコ(アルベール)、うたちゃん(母)との日々~個人的には『鉄道員』より『Railways 愛を伝えられない大人たちへ』が好きです~オカルトハードボイルドとしての『エンゼル・ハート』。 [「言葉」による革命]


わたしはアートでロックでハードボイルドでポップでジェントルな末尾ルコと名乗り、しかし地元ではふつうアルベールなのですが、「初恋のヒヨコ」でもあります。原則いつも母(うたちゃん)と行動を共にし、車いすを押しておるそのイメージから「母連れ狼」とも名乗ります。
そう、最高の介護を超えるべく。

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★映画は最高の「会話」の題材となる。
そして人間、「会話ある人生」と「会話無い人生」とはまったく違う。
 
このテーマ、わたしの宿願と言っていいですが、深め、広げ、各方面にアピールしていきます。

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毎日ですね、誰かと、映画か音楽か本(読書)に関する会話を試みてください。
つまりわたしが言うところの「3種の神器」に関する会話ですね。
映画か音楽か本(読書)、そのうちのどれか、あるいはそれらすべてなら言うことない。
芸術は基本「独りで鑑賞」するものですが、それを「自分の中」に留めず、「外へ出す」ことで新たな、そして時に大きな展開が生まれます。

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『Railways 愛を伝えられない大人たちへ』なんて、10~20代の頃だとわたしの場合、「そんなヌルい映画、観るわけねえだろ!」となったわけだが、今はこういうのもしっかり愉しめちゃう大人の美ヒヨコなんだよねえ。
同じく鉄道を扱った映画としては、『鉄道員(ぽっぽや)』より『Railways 愛を伝えられない大人たちへ』の方が好きです。
『鉄道員』は高倉健は圧倒的に美しいのだけれど、ストーリーや演出などわたしの好みには程遠かった。

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アラン・パーカー監督の『エンゼル・ハート』は、わたしが初鑑賞の際に(うわっ、こりゃ怖い!)と心底ビビった映画の一つである。
残虐シーンもあるにはあるが、スプラッターホラーのように連発されるわけでもなく、登場人物の絶叫シーンが乱打されるわけでもない。
しかしタイムズスクエアの雑踏の中、振り向こうとする男は誰なのか?
あのアパートメントの一室はなぜ赤く煌々と灯りがついているのか?
あの黒人夫人は誰の血を拭いているのか?
ハードボイルドノワールのぞくぞくする展開に身を委ねる快感と、そして何と言っても、ロバート・デ・ニーロ、美貌最盛期のミッキー・ローク、さらにシャーロット・ランプリングの共演こそ映画ファンにとって最高の愉悦である。

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