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戦慄と美のヴァンパイヤ映画「ぼくのエリ 200歳の少女」。 [生と死のためのアート]

「吸血鬼」カール・テオドア・ドライヤー監督
「ノスフェラトゥ」ウェルナー・ヘルツォーク監督
「インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイヤ」ニール・ジョーダン監督
「ナディア」マイケル・アルメレイダ監督
「アンダーワールド」レン・ワイズマン監督
「アンダーワールド エボリューション」レン・ワイズマン監督

上の6作をわが愛するヴァンパイヤ映画として挙げ、それに関連したことをいろいろ書いている今日この頃なのだが・・、凄いヴァンパイヤ映画を観てしまった。
もちろんスウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」だ。
ヴァンパイヤ映画に何を求めるか、あるいは「映画」に何を求めるかという根源的な問いかけまで想起させられるほど映画的魅力に溢れた傑作だ。
「ぼくのエリ 200歳の少女」には詩があり、絵画があり、愛があり、哀しみがあり、孤独があり、永遠があり、そして恐怖と死、何よりも映画がある。
そして「美」と「恐怖」が完璧に同調した最高のクライマックス。
「戦慄」という言葉は「ぼくのエリ 200歳の少女」のクライマックスのためにある。

というわけで、「ぼくのエリ 200歳の少女」はわが愛するヴァンパイア映画の中でも特筆すべき位置を占めることになる。




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孤独なカキの物語 カキティーヌの部屋 1 [小説・孤独なカキの物語]

マジョラムが濃厚に香る部屋。
ヴィクトリア様式とロココ様式をバランスよく取り入れたピピ杏・サウスウッドがデザインした置時計は午後三時三十四分を指している。
カキティーヌはターンテーブルに乗ったチェーン・バーキングの「コワコワ娘」を耳に入れながら
「アンニュイな午後ネ・・」
と呟いた。

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● ルコ美醜悪学 総論 7 [ルコ美醜悪学]

あるいは何かを選択するとき、「本当にこれは必要なのか」と自分に問うてみる。
国民全員がこれをやると、経済界は困るかもしれないが。(笑)


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吉高由里子「美丘」第4話、やはり物足りない脇役陣。   (しめやかに)145万アクセス突破、ありがとうございます。 [吉高由里子]

語るべきことの多い吉高由里子「美丘」だが、弱いのはやはり吉高由里子と林遣都以外の出演陣だ。
主演2人以外の部分で膨らみが出てこない分、ドラマ全体としては貧弱な印象になってしまっている。
脇役陣である程度膨らみを持った存在感を出しているのは、吉高由里子の主治医を演じる谷原章介くらいか。
例えば吉高由里子の両親役である真矢みきと寺脇康文の2人は、脚本の問題もあるだろうが、いかにも通り一辺の演技で魅力に欠ける。
真矢みきに宝塚芝居の名残を見てしまうのはやや先入観かもしれないが、表情の作り方やセリフの発声法などにどうしても「それ」を感じてしまうのだ。
つまり「映像」として提示され、観る者に「感じさせる」スタイルになっていない。
かなり大袈裟な「表情」や「セリフ回し」で説明し切ってしまおうというスタイルだ。
キャリアの中身が違うので比較すべきではないかもしれないが、「1リットルの涙」の薬師丸ひろ子がほとんど無表情に近い演技ながら、「娘」に対する愛情を深く感じさせたのとはずいぶん違っている。
 
ではここでしめやかに・・。
昨日145万アクセスを突破しておりました。
いつも読んでくださってありがとうございます。
これからもよろしくお願いします(^_-)-☆

                               RUKO
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「エトワール・ガラ2010」オーチャードホール。文化村通。井の頭通。センター街。 [愛とバレエ]

2010年7月28日水曜日。
やはりわたしはオーチャードホールにいた。
しかし到着したのは午後六時五十分ほど。
開演が七時だから、決して余裕のある到着ではない。
少なくとも開演二十分前には会場に到着しておくべきだろう。
なぜそんなことになったのか?
JR渋谷駅で降りたわたしは予定通りハチ公の前を通り過ぎたのだが、そのまま文化村通へ入ればよかったものを、いつの間にか井の頭通へ迷い込んでいたのだ。
なぜかって?
そんなことが本人に分かるくらいなら、迷い込みはしないさ。
さらにわたしは数分間センター街でうろうろした。
(案外バレエへは簡単に辿りつかないものなのだな)
などと心で苦々しく呟きながら・・。

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君への本当の愛の短い言葉 新変奏曲M 2010年8月4日 [愛の景色]

君がスッと立ったときに感じられるちょっとした筋肉の強さが好きだ。

タグ:アート 言葉
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