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君への本当の愛の短い言葉 新変奏曲 2010年8月27日 [愛の景色]

君と絶対会えない一日。
「巨大な欠落」のある世界にぼくは住み、次に君に会う日という「恵み」を胸に生きている。

タグ:アート 言葉
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● ルコ美醜悪学 展開-行為 7 [ルコ美醜悪学]

「人の批判はその相手がいるときにやれ」という人間がいるが、社会生活の中でそれは常に可能だろうか。
もちろんその方が「正々堂々」としているし、批判する限りは「いざというとき」には本人に対して堂々とぶつける覚悟は必要だろう。
しかし社会で生活している上で、いつも「いざというとき」であるとは限らない。
「相手がいるとき」にしか批判してはいけないという言い方は、現実的でないことの押しつけのように思える。
もちろんどんなときでも「批判」と「悪口」を混同してはならないが。

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ネオアンガージュマン 「字幕・吹き替え問題」 では、吹き替え版にはどのようなデメリットがあるか? [ネオアンガージュマン]

では、吹き替え版にはどのようなデメリットがあるだろうか?
メリットと違い、デメリットに関しては感じ方に個人差はあると思う。
だからここはあくまで「わたしの感じるデメリット」ということにしておく。
けれど「わたしの感じるデメリット」は多くの外国映画ファンが感じるデメリットであると確信している。
吹替え版で観ると確かに字幕を追う必要はなくなるので、ある程度スクリーンに集中できるだろう。
と、いうのが一般的な見方だと思うが、実はわたしはそう思っていない。
ほとんどの場合でスクリーンに映っている俳優と声優の声に異和感があるので、逆にスクリーンに集中できない、というよりも映画自体に集中できなくなる。
そもそも日本で活躍している「声優」というのはかなり限られた人たちなので、吹替え版を何本か観ていれば、「あの俳優も、この俳優も、その俳優も同じ声優の声だった」などという事態が生じても不思議はない。
こうなると映画館へ「何を観に行っているのだろう」という気分になってもおかしくないではないか。
実は以前パリジャンのフェノンと話をしたときに、フランスでは吹替え版に使われる声優は、現実の俳優の声に「非常に似た声優」が選ばれるのだと言っていた。
ただフェノンはここ数年ずっと日本にいるし、もともとパリでも字幕で映画を観る方なので、
はっきりと確認はとっていない。
少なくとも日本の吹替え版では、「俳優にそっくりの声の声優」にするという努力は払われていないだろう。
だからスクリーンに映っている俳優とは程遠いイメージの声であるケースはざらにある。
また少なからず日本で知名度の高い俳優が吹替え版の声優を務めることもあるが、そうなるとその「日本人俳優の顔」が常に脳裏にチラつく。
これではとても映画に集中できない。

つづく


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やや平板だった綾瀬はるか「ホタルノヒカリ2」第8話。「みぽりんのえくぼ」不思議なキャリアを歩む広末涼子。吉高由里子のフランス映画出演を切望する。 [吉高由里子]

綾瀬はるか「ホタルノヒカリ2」第8話は、最終回へ向けての着陸態勢を整えるためだろうか、ストーリーの調整に入ったような内容で、いつも楽しみにしているクレイジーさは控え目だった。
藤木直人(部長)との結婚へと至るか、それとも向井理の方へ走るかという興味を視聴者に与えながら、果たして最終回で結論を出すのか、それとも噂されているように「映画」につなげるのか。

土曜日に「みぽりんのえくぼ」が放送される広末涼子だが、考えれば面白いキャリアを歩んでいる女優だ。
初期から振り返っていると長くなるのでここではしないが、映画「おくりびと」で本場アカデミー賞の壇上へ上がってから「一流」の風格ができてしまった。
しかし「おくりびと」の中の広末涼子はそれ以前と何ら変わったところはなく、映画自体は本木雅弘を中心としたスタッフ・キャストの執念によって成立したものだった。
確かに「死」を扱った内容の作品の中で、広末涼子の「明るさ・軽さ」が効果を発揮してはいたが。

吉高由里子にも近い将来米アカデミー賞の会場に出席できるようになってほしいと思うが、それよりもやはりカンヌ映画祭だろう。
優れた日本映画出演によりカンヌへ出席するのもいいが、何らかの形でフランス映画へ出演してほしい。
吉高由里子には絶対にフランス映画のクオリティが合っている。

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「デイ・オブ・ザ・デッド」スティーヴ・マイナー監督 [末尾ルコ(アルベール)の成長する小さな映画批評]

「デイ・オブ・ザ・デッド」スティーヴ・マイナー監督

ゾンビ物にまったく思い入れがなく、ゆえにジョージ・A・ロメロの作品にもとりたてて思い入れがないものだから、ゾンビが速く動くからといって腹を立てたりはしないのだが・・。それにしてもこの作品のゾンビ、スピーディ過ぎるのである(笑)。それにしてもこれだけゾンビの動きが速いと敢えて「笑い」を狙っているのかとも思うが、映画全体に漂う雰囲気には、そのような高邁な(笑)意志は感じられない。「アメリカン・ビューティー」のミーナ・スヴァーリが無理のあり過ぎる「伍長」役で出ているが、「ケロロ軍曹」の中で「伍長」と言えばギロロである。

2点
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ヤン・フス。高い志を持つ宗教家とは? [生と死のためのアート]

チェコに関する本を読んでいて、ヤン・フスという人物を思い出した。
ヤン・フスは1369年生まれの宗教改革者だ。
日本で宗教とい言えば、怪しげな「カルト」、あるいは脂ぎった顔でスポーツカーを乗り回す坊さんを思い浮かべる人も多いだろう。
一応宗教者でいながら贅沢三昧、スポーツカーを乗り回す坊さんを少なからず見かけるように、既成の宗教がまったく機能しないことが「カルト」を生む一因となっているのだが、それはまた別の話。
どうも「宗教」というと「胡散臭い」と見られることが多い日本だが、世界の歴史の中には志しの極めた高い宗教者も無数にいた(そして今もいる)ことを忘れてはならない。
もちろんヤン・フスもその一人だ。

つづく

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